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1602号 2018年7月6日

「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、”埋もれた金鉱脈”である

(本日のお話 2158字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに夜は、オークラホテルにて、
個人的な学びの場である『サムライ塾』の仲間と会合でした。


その仲間の一人であり、
青山学院大学 山岳部監督の村上さんという方が
いるのですが、隊長として学生を率いて

『ヒマラヤの人類前人未踏峰の登頂』

に、この秋、挑戦します。

6960メートルの崖のような山であり、
人類で誰も登ったことがない山「ホワイトウェーブ」を、
文字通り命がけで登る、
というのが彼の今回のミッション。

とんでもない挑戦です。

※詳しい内容はこちら。プレスになっています↓
http://pressports.com/2018/04/17/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E9%83%A8%E3%81%8C%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%89%8D%E4%BA%BA%E6%9C%AA%E8%B8%8F%E5%B3%B0%E3%80%8C/

(渡航費の寄付金を受付ていますので、
「挑戦」を応援したいという方がいれば、ぜひ)


そんな仲間を含めて、

「まだ、誰もやったことがないこと」

に、ビジネスでも、ヒマラヤ登頂でも、
分野は違えども挑戦している仲間がたくさんいて、
本当に刺激を受けます。

私も、頑張ります!



さて、本日のお話です。

昨日のアポイントの話。
「実行」をテーマにディスカッションをしている時に、

『本来やるべきことができない』

という話になりました。

このお話を通じて、
(特に仕事において)

”抑えておきたい思考習慣”

として、強く思うことがありましたので、
その内容について、皆様とご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、”埋もれた金鉱脈”である】。


それでは、どうぞ。


■皆様は、「手帳」など使って、
日々の計画立てなどされていますでしょうか。

(きっと読者の皆様は、そのあたり、
 しっかりやられている方が多い気がします)

いずれにせよ、

時間管理とか、
タスク・マネジメントとか
週間計画とか、

いろんな言葉で注目で言い表されるように、


”毎日、何をするのか?”

”1日1日、どのように時間を作るのか?”


は、現代の(特にビジネスパーソン)において、
大変重要な「問い」であるように思います。


■そんな中、昨日のお客様とのディスカッションで、
こんなお話が出てきました。


「皆、”本来やるべき仕事”をわかっているけど、

 つまり、”これをしたらより良くなる”とわかっているけど、

 結局それが出来ていない、というのが現状なんですよね」


、、、そんなご相談でした。


”本来やるべき”と思っていること、というのは、
多くの場合、「7つの習慣」風に言えば、

【第二領域】(=緊急ではないが、重要なこと)

に分類されるものです。



皆様も、ぜひ考えて頂きたいのですが、

『これをやれば、今より、もっと良くなるだろう』

と感じること、深く考えてみると、
結構出てくると思うのです。



例えば、私の例で言えば、


・大型案件の提案書を、
 業界分析を綿密にした上で提出する、とか、

・メルマガの会員が増える仕組みをつくる、とか、

・今後のより綿密な売上計画を立てる、とか、

・自社プログラムの汎用的な企画書をつくる、とか

・経費・会計周りを手がかからない体制をつくる、とか

・これまで開催した人事系イベントに参加頂いた方と、
 ネットワークを作る

、、、

などなど。


どれもこれも、

『これをやれば、今より、もっと良くなるだろう』

と思うことです。



■、、、しかし、全部は出来ない。


なぜならば、

”「やるべき日常の業務」が降り掛かってくる”

から。


・メールに返信する。

・見積もりを作る。

・電話対応をする。

・緊急の案件に仕事を中断される。

・アポイントが思った以上に長引いた。

・一つの案件をやる内に、別の案件が追加された。

・トラブル対応が起こった、、、


みたいな話ですね。

この襲いかかってくる”タスクの洪水”を
打ち返すだけで「十分仕事をした」気がするのです。



しかし、恐ろしいのが、
このような「日常の業務」を繰り返すのは、

乱暴に言ってしまえば、


”ハツカネズミが回し車の上を走り続ける”


という表現が、まさにふさわしい、

『現状維持の活動』

でしかないわけです。




そして、「仕事」というものの定義を、

「こなす」ではなく「生み出す」、
「受ける」ではなく「発信する」、
「今よりも、より良くしていく」

と考えるのであれば。


すなわち、

『現状維持の活動』のみに振り回されている状況で、
”本来やるべきこと”を全くできず、
”ハツカネズミ状態”になっているのであれば。


それは厳しいようですが、


【仕事をしていない】


とさえ、言わざるを得ないのでは、、、

とも思うわけです。


■人は感情の生き物です。


「本来やるべし」と思っていても、
やりきることは、なかなか難しいもの。

ですから、皆できなくて、
「タイムマネジメント系」の本が、
売れるのでしょう。



『本来やるべきこと』

の前に、多くの人が壁の前で、
立ち尽くしているものからこそ、

『本来やるべきこと』をやる思考習慣、行動習慣
を手に入れた先には、必ずや

「金塊のごとき結果」

が待っている、とも思います。



■「仕事」とは、

”現状維持の活動”ではなく、
「本来やるべきと思うこと」をやること。

それは、なんとなく思っていることかもしれない。

でも、それこそが、現状をより良く、
前に進めてくれるものです。


だからこそ、


【「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、埋もれた金鉱脈である】


と、強く思う次第です。


ちなみに、

”手帳に「第二領域」(本来やるべきこと)に「★印」をつける”とか、
”別枠に記入する”

などすると、
「本来やるべき仕事」がわかりやすくなって、
とてもおすすめです。


最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

本日も、皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

貧者は昨日のために今日働き、
富者は明日のために今日働く。

二宮尊徳

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