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3033号 2022年6月11日

敬意と感謝をもって「巨人の肩」に乗る

(本日のお話 1545文字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、
午前はケース作成のためのインタビュー実施。
午後から対面でのコーチング研修。

夕方、帰宅後8キロのランニングからの、
大学院の授業でした。

30-40分なんとか走ると、
頭がスッキリしてよいですね。



さて、本日のお話です。

先日大学院の授業で、
「最近の出来事を振り返る」
というコーナーがありました。

その中で、
「最近忙しくて、完全に消化不良である・・・」
という声が口々に漏れてきたのですが、

その話に共感を覚えるとともに
「アウトプットの心構え」について
思いを馳せるきっかけになりました。

本日はそんなちょっとした私の内省を言葉にしつつ、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは

【敬意と感謝をもって「巨人の肩」に乗る】

それでは、どうぞ。

■大学院の授業を受けていると、
びっくりするくらい、
得るものが多い毎日を過ごします。

※毎度ですが、人と組織づくりの専門家を目指す皆さま、
「立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース」は
心よりオススメでございます。
↓↓
https://ldc.rikkyo.ac.jp/

■さて、大学院に入って、
もう1年ちょっと経とうとしていますが、
一晩の感想は、

「こんなに多くの宝物のような知識が、
すでに存在していたのだ」

と知ることです。

世の中の研究者たちは、
私たちが何となく気になっていることを、

科学的なアプローチで解き明かそうと
日夜努力をしているようです。

それが、1950年代だったり、
1970年代だったり、ずっと前からあるものも含め、

「巨人達の知恵」

の偉大さに、ただただ圧倒されるばかりです。

■そのようなもう古の存在のような、
「超巨人達」の話については、

”堂々とパクる(=拝借する)”

ことができます。

おそらくそういった過去のものは、
著作権が切れているような感覚がするのか、

あるいは共有物として
人類の財産として共通認識が生まれるのかは
わかりませんが、

「皆のもの」という感じがするからかもしれません。

■しかし、身近な人だと、
ちょっと違ってきます。

例えば、企業研修のプログラムを考えるときに
これまで大学院の授業で学んできたことで

「この学びはぜひ、
おすそ分けさせていただきたい、、、!」

と思うことも多々あります。

ただ、それは身近すぎるため
(=時間的に、関係的に)
著作権に触れるような使い方をしていなにせよ、

そのアイデアや考えている知見を拝借するのは、
抵抗感を覚えるのが常です。

■ただ、一定のモヤモヤを抱えつつ、
最近は割り切るようになってきました。

それは

「他者の知見を、最大限敬意を持ちつつ
フル活用させいただく」

ということです。

つまり、
自分で考えたものではないと明示し、

引用元を明らかにした上で、
ガシガシ紹介させていただく、

ということ。

■これは実は、ちょっと抵抗感を感じることです。

なぜなら先人の功績であり、
いわば自分は「巨人の肩に乗っているだけ」です。

新しいことを生み出しているわけではありません。
なので、味方によっては恥ずかしさも感じるかもしれない。

■ただ思うのが

1,素晴らしい知識を自分では生み出せない、と認めつつ、
2,その内容をお借りする
3,できる限りわかりやすく流通させる

というパイプ役になることも、
実は大いに価値なのでなかろうか、、、

と最近思うようになってきました。

■物事を0→1で新しく生み出すのは、
時間もかかり、そして消化不良にもなります。

ただ、もし相手が許してくれそうならば、

「誰かの知恵を拝借させていただく」
(乱暴に言えば、TPP(徹底的にパクる))

ことで、自らをスピード感を持って
アップデートさせることもできると思うし、

それによって周りにも
プラスの影響を与えられるのでは、

などと思った(言い聞かせている)のでした。

■先人の知恵を活用させていただき、
自分なりの言葉や解釈を載せて、伝えていく事。

そんなことを

(敬意と感謝を持って)
『巨人の肩に乗る』

というキーワードとともに、
改めて大事にしたい、などと思った次第です。

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<本日の名言>

独創力とは、
思慮深い模倣以外の何ものでもない。

ヴォルテール(フランスの作家/1694-1778)
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