メールマガジン バックナンバー

53号 2013年5月20日

行動を習慣にする、2つのポイント

■おはようございます。紀藤です。

先週は暑い日続きでしたが、
今日は週の頭から少し肌寒い一日ですね。
霧雨がふり、梅雨のにおいを感じます。

■さて、先週「習慣化」について、
『7つの習慣 habitizer』という行動支援ツールの
お話をさせて頂きました。

本日も引き続き、習慣化のコツについて
お話したいと思います。


■前回、『7つの習慣 habitizer』では、

1、アクションプランを立てること
2、振り返りを行うこと
3、フィードバックをもらうこと

上記3つを繰り返すシステムにより、

自分自身で「内省」をする習慣をつけ、

他者からのフィードバックで新たな気付きを得る

そして、次のアクションプランに生かす

というサイクルを繰り返すことで、
「同じ失敗をしない」ことを定着させ、習慣化を促す仕組みがある、
とお伝えいたしました。

そういった全体図に加えて、
掲げた目標(アクションプラン)を実行する上で、
行動習慣には2つのポイントがある、と言われています。


■まず、一つ目は

1、頭で考えることは行動ではない

ということ。

「意識する」「心がける」のようなあいまいな言葉は、
頭で考える言葉で、行動実践が明確化できません。

例えば、

×「部内の信頼を得るよう、第一印象が良くなるよう心がける」

〇「部内の信頼を得るため、毎朝30分前に出勤し全員に声をかける」

というように、具体的に何をするか、まで
言葉に落とし込まなければ実行は難しくなります。


■そして2つ目は、

2、タイミングとアウトプットで見える化する

とこと。

まず、タイミングのキーワードは、

『ついでに』。

これは、「毎回」「毎日」という言葉を、
「お風呂に入る前に」「通勤電車の中で」など、
元々習慣になっていることに追加していくことで、
持っている習慣がトリガーとなり、習慣化しやすくなるというテクニック。

次に、アウトプットのキーワードは、

『他者への見える化』。

これも、自分の意志に頼りすぎない工夫の一つですが、
「周りの人が見ている」ということで、勝手にやめられなくなります。
そして、覚悟もある程度問われます。

私が日々お送りしているメールもその一つですね。
大変だなあ、と思う時もありますが、「誰かに見られている」という感覚が、
毎日続ける力になっています。


■行動を習慣化できないときに、

「私は意志が弱いんだ・・・」

と自分に責任を求めてしまうと、
真面目な性格であればあるほど、自信をなくしてしまいます。

新しいことにチャレンジしようとしているのに、
「自信喪失」でその気持ちが消えてしまうのは、
非常にもったいないもの。

ぜひ、「やってみよう」という気持ちを、
仕組みを使って、形にし、成果につなげる、
ということも、習慣化の一つの「スキル」だと言えそうですね。


皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 私たちの人格は、繰り返される習慣の結果として育成されるものである。
習慣によって無意識のうちに生活パターンが決められ、人格が育成され、
そして生活そのものが効果的あるいは非効果的なものになってしまう。

          スティーブン・R・コヴィー

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