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1585号 2018年6月19日

「相手も自分と同じように考えているはず」という”勝手な思い込み”に注意する

(本日のお話 2453文字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、2件のアポイント。

また、前職でお世話になった元上司の方へ、
起業の挨拶に遅ればせながらまいりましたが、
改めて気が引き締まる思いでした。

日々、やると決めたことをやりきって、
先延ばしにせず、邁進していきたい、

と思った次第。

また夜は「サムライ塾」の仲間と、
品川にて会食など。
これもまた、楽しい時間でした。



さて早速ですが、本日のお話です。

昨日読んでいた雑誌(日経ビジネス)に、

”怒りがこみ上げてきた時のコントロールの仕方”

について、あるインタビューの中で、
書かれていたのですが、
その話がとても納得できるものでした。

本日はそのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「相手も自分と同じように考えているはず」という”勝手な思い込み”に注意する】。


それでは、どうぞ。


■「怒り」とは、非常に厄介な感情です。

大事な感情でもありますが、

「腹が立つ」
「あいつ、許せん!」

と激昂してしまうと、

己にセーブがかけられず、
良からぬ方向に転がり落ちてしまう人も、
少なくない量、存在するように思います。

(私も、めったに怒ることはありませんが、
 たまーに、イラッとくることはあります)


そんな中、雑誌のある記事の内容が、
とても共感、納得したのでした。

ちなみに、その記事とは、
『日経ビジネス 2018.6.18号』の、
経営教室「反骨のリーダー」というインタビュー記事です。

話者はLIXILグループの社長兼CEOの瀬戸氏。

彼が、こんなことを語っていました。


(以下、引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、思い通りにならず怒りがこみ上げてきた時、
 どうしたら感情をコントロールできますか。

A,(前略)

 「怒り」というのは何であるかを考えたんです。
 結論から言うと、基本的に人は、自分の思い通りに物事が
 進まないから怒るんですよね。でもその期待というのは、
 僕と相手では違うわけです。

 例えば、誰かと卓球のダブルスをやろうとした時、
 僕は世界一を目指すんだから朝6時から夜中まで練習する事を
 考えていたとしましょう。

 そんなときに、相手が朝の10時台に「ちわっす」とか
 言いながら現れたら頭に来るわけです。「お前何やってんだよ」とね。
 でも相手にとっては、「別に何が悪いんですか」という話ですよ。

 こうしたすれ違いは

 『相手も自分と同じように考えているはずだ』

 という期待を、勝手に抱いているから起きるのです。
  
 (中略)

 怒りというのは、相手の行動が間違っているのではなくて、
 おおむね自分の期待が間違っているから湧いてくる場合が多いんです。

 世の中の怒りのほとんどが、そんなものです。
 それがわかったら、あんまり怒らなくなります。


引用:『日経ビジネス 2018.6.18号』経営教室「反骨のリーダー」より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■怒りとは、

『思い通りにならないから、腹が立つ』

ことであり、

『人に対して腹が立つのは「相手も自分と同じように考えているはずだ」
 という勝手な思い込みが引き起こす』
 
ことがほとんどである。


この話を聞いた時に、
確かにそうだよな、と思ったのです。



■「これくらいやってくれて当然だろう」

「普通、こういうことは
 気を回してやってくれるはずだ」

「営業数字を考えた時に、
 なんで、こういうことをするかな、、、」

と、イライラしたとします。

でも、多くの場合、

”相手の「普通」とか「当たり前」は違う”

ものであり、何も言わず、
「自分の普通」通り動くことなど、
期待できるはずもないもの。

それが、たとえ、

・身近な家族、妻、夫

・いつも働いているチームメンバー

・長い付き合いの上司/部下

であっても、
やっぱりそういうことは起こると思うのです。


と、いうことで、


【「相手も自分と同じように考えているはずだ」という”勝手な思い込み”に注意する】


こと、大切にしてまいりましょう。

相手と自分は、どこまでいっても、
やっぱり違うものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

理解できない人のことを
愚か者と見なしてしまうことが、
人間にはよくある。

カール・グスタフ・ユング

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