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2485号 2020年12月10日

「目標を紙に書くと叶う」という話を、”社会構成主義”の観点から考える

(本日のお話 2032字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は某IT企業の方を対象にした
『7つの習慣』の研修の実施。

また2件のアポイント。
夜はキックボクシングジムの参加と
10キロのランニングでした。



さて早速ですが、本日のお話です。

先日より大学院受験に向けて
本を読み進めておりますが、

その中で新たな概念などにも出会い、
大変学びになっております。

今日はそのお話と絡めつつ、

”言葉にすることの大切さ”

について、皆さまに
ご共有させていただければと思います。


タイトルは、


【「目標を紙に書くと叶う」という話を、社会構成主義の観点から考える】


それではどうぞ。



■目標を紙に書きましょう。

ビジョンを描きましょう。

、、、


色々なセミナーやら、
自己啓発的な考えから
伝えられているこの考え方。

「目標を紙に書きましょう!!」

など熱く語られると
ちょっと怪しさを感じる人も
いるかもしれませんが、
個人的には、ほんとうにお勧め。



■私(紀藤)ごとですが、
毎年の恒例として

「次の1年、どうなっていたら
理想的だろうか?」

というのを、必ず紙に書くようにしていますが、
書いたものは何故か現実になる可能性が高いのです。

不思議なんですけどね、、、



■書き始めるときは、
ちょっと面倒くさいです。

しかし

「毎年のビジョンを書く」
(こうなったらいいなという像を、
思い描いて言葉にすること)

ことをすると

書き始めは妄想で
「こうなれたらいいな」くらいだった内容で
ワード文書に書いた5ページくらいのうち、

「平均6割くらい」

は1年たつと、
実現されていたりするのが
これまでの私の実感。



■あまりに荒唐無稽なものは
さすがに難しいかもしれませんが、
ちょっと背伸びをして

「いけるかな、いけないかな?
でもこうなったらいいなあ、、、」

くらいのレベル感のものは
割と実現される。

”言葉にすることで
書いた現実が力を持ち、
引き寄せられていく”

みたいな力が働くようで
1年間粛々と活動していると
その願いも現実の形になるものだなあ、

と思っております。


■ちなみに、私(紀藤)が
2019年12月4日に立てた目標の一部は
以下のようなものでした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<2020年 紀藤の目標>


◯{経済}売上目標 ◯千万円

・具体的な数字はちょっと伏せさせて頂きますが、
コロナ化の修正目標の中で無事達成することができました。


◯{仕事}アシスタントを2名採用する

・とても素晴らしい方2名が仲間に加わっていただき
カレッジの幅を広げることができるようになりました。
ありがたや、ありがたや。


◯{キャリア}コーチングのレベルアップ

・国際コーチング連盟認定の資格を取ることができ
かつ次のレベルまでも後少し。
システムコーチングも学び実績を作りました。
カナダへもいったし。


◯{健康}胸筋が大きくなる

・どうでもいいですが、書いておいたら
図らずもコロナで在宅が増えて腕立てをする機会が増えました。
胸筋が大分ふえました。(お腹の肉も増えましたが、、、汗)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

というような一例。

大したものではありませんが、
上記のもの以外も好き勝手書いてみて、
実際に実現された割合は「60%」くらい。

でも、書くのはタダだし、
それで実現されるのであれば
安いものです。

やって損はない、と思うわけです。



■、、、と

「目標を紙に書く」

ことについて思いを
語らせていただきましたが、


それをちょっと理屈っぽく、
考えてみたいなと思ったのです。

先日読んだ本の中から、
こんな言葉を知りました。


それは、

『社会構成主義』

という言葉です。



■なんだか漢字続きで
億劫に感じるかもしれませんが
実に面白い考えなのです。

平たく言えば、


『言葉が現実を作る(word create world)』


という話です。

もう少し補足すると、

”人々にとっての現実は
その場で語られる言葉によって構成される”

という考え方です。



■例えば、ある職場で

「うちは風通しの悪い職場です」

と言ったとします。

「風通しの悪い職場」と
言葉で語られることで、

”風通しが悪い”という感覚が
人々の認識の中に、存在する現実として
知覚され、立ち現れてきます。


本当は”風通しが良い面”も
あるかもしれない。

でも、「風通しが悪い」と語られることで
そこにスポットがあたり、言葉に引力が発生し、
それによって、ますます現実になる、という話。

それが

『社会構成主義』

という考え方。
(だそうです)



■この話を、先述の

「目標の話」

に半ば無理やりこじつけると、

”自分はこうなる”
”こうなってゆく”

という1年後の目標を、
言葉にして書くことで

ふわっとした想いが実態を持ち、
触れられる感覚が発生します。

目標を言葉にすると、
書いた本人が「知覚」するのです。


そして1年間の間、知覚することで
書いたものに引っ張られていく。

「言葉により世界が作られる」

こんなメカニズムが発生するのでは、
と思ったのです。


■ということで
「目標を紙に書こう」という
よく言われる話(いわれるのかな?)を

「社会構成主義」という
最近学んだ言葉に(強引に)当てはめて
考えてみました。

(素人の思いつきですので、
専門家の皆さま御容赦ください)

1年は短いようで長く、
意外と拡げてみると
あれやこれやできるもの。

2020年も年末。

何となく今日のお話が引っ掛かった方は、
以下項目に当てはめて目標を書いてみると
上手に整理できるかと思います。


※ちなみに、人生を構成する8カテゴリーとして
「人生の輪」などと言われる8項目です。

目標設定の際に以下項目を参照いただくと
もれなく考えられるかと。

ーーー<人生の輪>ーーー
・仕事・キャリア
・お金/経済
・健康
・家族・パートナー
・人間関係
・学び・自己啓発
・遊び・余暇
・物理的環境
ーーーーーーーーーーーー
書いてみるのは、タダでございます。
よろしければ、ぜひ!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>

悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見出す。
楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見出す。

ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家・作家/1874-1965)

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