深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる
								(本日のお話 1995字/読了時間3分)
 
 
 ■おはようございます。紀藤です。
 
 昨日はお世話になっている
 7つの習慣の社内ファシリテーターの方とランチでした。
 (U様、ありがとうございました!)
 
 その他、社内の月末に伴う
 事務作業や提案書作成など。
 
 夜は、8ヶ月に渡って続いた
 システムコーチングのほぼ毎週の
 オンラインの勉強会の最終日でした。
 
 一つの季節が終わりを告げて、
 寂しさを感じております。。。
 
 同時に、自分の中で
 新しいスタートにもなり、
 気合を入れていこうと思っています。
 
 終わりの季節は、
 始まりの季節です。
 
 
 *
 
 
 さて、本日のお話です。
 
 
 先程、
 
 「システムコーチング」の
 オンラインの勉強会の最終日
 
 であった、とお伝えしました。
 
 
 今日はその8ヶ月のプロセスの最終日の
 学びと気付きについて、
 皆さまにご共有させていただければ思います。
 
 
 それでは早速まいりましょう。
 
 
 タイトルは、
 
 
 
 【深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる】
 
 
 それでは、どうぞ。
 
 
 
 ■「システムコーチング」という
 技法があります。
 
 
 これは
 
 ”チームや組織などの関係を
 コーチングする手法”
 
 です。
 
 
 しばしば、
 問題の根本原因になっている事が多いものが
 ”関係性の問題”というもの。
 
 
 ”関係性の問題”とは、例えば、
 
 「結局、提案をしても◯◯さんは、
 受け入れてくれないんだろうな」
 
 「あのときの一言に深く傷ついた。
 それ以来、本音を言う気にはなれない」
 
 「あの人のあの仕事の進め方は
 本当に理解できない。腹が立ってしまう」
 
 
 みたいな、
 
 ”私とあなたの間に存在する関係性”
 
 の問題です。
 
 
 
 ■それは個人の捉え方を変えて
 アプローチをすることもできますが、
 シンプルに、
 
 
 「当事者同士でその問題を
 目の前において語り合う」
 
 
 ほうが、効果的だったりするのです。
 
 
 ただ、そういった関係性の問題は
 当然ながら怖いし、抵抗感があるもの。
 
 だから、
 
 「システムコーチング」という技法を使って、
 建設的な方法で本音のガチ対話を促す
 
 というイメージです。
 
 
 
 ■、、、と、
 
 システムコーチングの説明が
 長くなってしまいましたが、
 
 そんなシステムコーチングを
 15名の仲間たちと学んできた8ヶ月。
 
 それが昨日、終わりを告げました。
 
 
 そして最後、締めくくりとして
 色々な人の想いを聞く機会があったのですが、
 その時に思ったこと。
 
 
 それは、
 
 
 『人の心の2%すら、見えていなかった』
 
 
 ということでした。
 
 
 
 
 ■8ヶ月という期間、
 
 時間とお金と、
 今までやったことがない
 チャレンジをします。
 
 同時に、その8ヶ月間は
 そのチャレンジだけではなく、
 
 ・コロナによる世の中の変化
 ・それに伴う仕事の変化
 ・家庭環境の変化
 ・体調の変化
 
 など実に多くの変化がありました。
 
 
 その中で、15名の仲間の
 一人ひとりにも当然、
 変化があったわけです。
 
 
 
 ■ただ、8ヶ月の旅路を
 それぞれの想いを聞いて、
 私が率直に思ったことが、
 
 
 「そんな風に思っていたのか…」
 
 
 という驚きと、人の深さでした。
 
 
 例えるならば、
 
 
 ・いつも強くいる人が、
 実はとても繊細で迷い続けていた
 
 ・楽しそうに笑っている背景で
 実は何度もやめようと思ったことがあった
 
 ・口には出さなかったけど
 強い情熱と本気さを持っていた
 
 ・誰かに対して口には出さない
 想いや感謝があった
 
 
 というようなイメージ。
 
 
 
 ■ただそれは、
 
 ただ口に出していないだけで
 確かにそれはそれぞれの内面に、
 存在していたわけです。
 
 しかし、その内面とは
 
 
 ・周りから”見えづらい”
 
 ・状況を考えて敢えて”言わない”
 
 ・言葉にするのに勇気がいる、
 あるいは感情を言葉にできなくて”言えない”
 
 
 などの理由から、
 知ることがなかったというだけ。
 
 
 でも、その人の中に
 「その思いが確かに存在している」
 ということは、紛れもない事実なのです。
 
 
 
 ■そして、この体験から
 思ったことがあります。
 
 それは、
 
 
 
 ”自分は『人の心の2%すら見えていない』と自覚する大切さ”
 
 
 
 です。
 
 その人の内側には、
 たくさんのものがあるのです。
 
 
 ・これまで歩んできた経験
 
 ・そこで出会ってきた人たち
 
 ・辛い経験、嬉しい経験
 
 ・やり遂げた経験
 
 ・その人の周りにいる家族
 
 ・自分の価値観、考え方
 
 、、、
 
 
 言葉にできること
 言葉にできないこと、
 
 意識していること
 意識していないこと含め、
 
 色々な要素でその人ができていて
 かつ、内面には様々な出来事が
 渦巻いていると知る。
 
 
 
 ■「人とはそういう存在である」
 
 そのことを知り、
 相手と接することは
 相手の存在への尊重になる、
 
 と感じます。
 
 そして、そのスタンスは
 きっと相手に伝わるだろうし、
 
 ゆえに、
 
 
 【深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる】
 
 
 のだと思ったのでした。
 
 
 こういった”見えない部分”に
 触れようとするのは、
 お互いに勇気が必要でしょう。
 
 
 でも、そこに触れ合ったとき
 深い気づきと関係と絆が生まれるだろう、
 
 と思った次第です。
 
 
 私もそういう人でありたいな、と思います。
 
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
 
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 <本日の名言>
 
 絶えず警戒し続けることの必要が、
 ついには恋し合う人達を疲労させてしまう。
 
 アルフレッド・ド・ヴィニー(フランスの劇作家・詩人/1797-1863)
 
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