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2179号 2020年2月7日

カナダ日記 vol7 ~最終回:やっぱり一歩踏み出す勇気が大事~

(本日のお話 3256字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨晩、カナダから日本に戻ってまいりました。

合計5日間の旅路でしたが、
振り返って、あらためて刺激的で、
楽しい時間だったと感じています。



本日は、
これまでのまとめとして、

・カナダと日本を比較して感じたこと
・英語を学ぶことについて
・全体を通じて学んだこと

について、私の短い旅路からですが、
感じたことを皆さまにご共有できればと思います。


タイトルは、


【 カナダ日記 vol7 ~最終回:やっぱり一歩踏み出す勇気が大事~ 】


それでは、どうぞ。



■まず今回旅をした「カナダ」という国。

改めてまとめると、


・新しい国(建国は1867年)

・移民・難民に対して非常にオープンで有名。

・ゆえに国民も多国籍
 料理も、あらゆる料理が混ざっており、
 違いに対して非常に寛容。

・人口は3000万人。
 国民性は非常にフレンドリー


という国でした。



■もう少し細かい話だと、

・完全なるカード社会

→電車代もコンビニも、全部カード。
 まるでSUICAのようにタッチしてカードを使います。
 200円でもカード決済します。
(そもそも今私が日本で使っている
 VISAクレジットカードがタッチで使えると知らなかった!)


・移民国家。最大の都市 トロントは多様性の宝庫。

→3年住めば、カナダ国籍もらえます。
 ゆえに、他の国からカナダは来やすい。
 毎年20万人移民を受け入れていますが、
 国家的な戦略のようにも思えます


・カナダ料理だけではなく、あらゆる国の料理がある

→日本食、イタリアン、フレンチ、中華だけでなく、
 アフガニスタン料理、トルコ料理、ドイツ料理、
 なんでもあります。それは200以上の移民が集まっているゆえの、
 特徴なのでしょう。
 
 
という特徴も感じました。



■日本との違いを考えてみると、

日本が
「単一民族でフレンドリー」に対して、

カナダは
「200以上の民族でフレンドリー」

みたいなイメージでしょうか。


安全・安心な国の雰囲気は近いものの、
「単民族」か「多民族」かという視点では、
フレンドリーへのアプローチは異なるようです。



■そして、同時に、

”カナダと比較して、
「日本の良さ」ってなんだろう?”

と考えもしました。


「出身はどこ?」という話に、
必ずというほどなるのですが、その際に

「日本から来ました」

というと、皆、へーっとなります。

月並みですが、

・サムライ
・相撲、
・アニメ、
・京都

など歴史ある文化とともに、
独自の価値観を歩んできた国は、
日本特有のもの。

長い歴史を持つ日本に、
改めて誇らしく思いました。


■また、日本人は、
真面目で、時間を守って、
責任感があって、でもシャイな国民性。

これもまた

「日本人が、自分自身で理解していない強みの一つ」

ではなかろうか、と思いました。

(もちろん、その資質が
 暴走してマイナスに働くこともあるので、
 注意が必要でもありますが)



■そして、もう一つ感じた大きな事。

それは

「英語を学ぶ意義」

についてです。


実は私、内心どこかで、

「もう英語なんて、
 学ぶ意味ないんじゃないか?」

と思っていました。

散々、英語塾にお金を突っ込んでおいて
こんな事を言うのもなんですが、
ここ近年で、劇的な進化を遂げる「テクノロジー」のため、
英語学習に疑問を持っている自分もいました。


■一生懸命、毎週の英語塾のため、
経済雑誌『The Economist』の翻訳をしても、

この半年で「Google翻訳」のほうが、
自分の翻訳より、早くてわかりやすい状態に
なっていました。

「あれ、Google翻訳でよくね?」

と、認めたくないけど、
思っている自分がいました。


翻訳アプリに勝てないのに、
英語を学び続ける理由は、
どこにあるのだろうか?

と思っていました。



■しかし、今回のカナダに行って感じたのは、


『やっぱり英語は(いくら下手でも)
 自分の口で言う事が大事』


ということです。

なぜか?

その理由は大きく3つあります。

以下、私なりの解釈ですが、
ご紹介させていただきます。



■まず1つ目。


【1)人のコミュニケーションは「総合力」である】


から。


英語は、もちろん自分の思いを
相手に伝える大切なスキルの一つです。

でも、人は「言葉だけ」で動くわけではありません。

目線、体の傾き、声のトーン、、、

あらゆるところからメッセージを汲み取り、
そして、そこに言葉が重なり、
人は心動かされ、伝わるもの。

これは、どの世界に言っても同じ。

情報をやりとりするだけでなく、
きちんと「伝える」ためには、


”言葉と、しぐさと、声のトーンと、言葉を
 全部が合わさった「総合力」”


こそがコミュニケーションであろう、
と思いました。

そもそも、集団で話をしているとき、
自分だけ翻訳アプリ、なんてちょっと寒いです。。。

コミュニケーションは「ライブ感」が大事。




■そして、2つ目。


【2)英語を学ぶのは文化を学ぶこと】


だから。


最初に言葉ありき、と聖書では語られましたが、
「言葉」は思考に影響を与えます。

英語は「I(私は)」という
主語が常にあるので、自然と自分の意見が
明確になる言語だと思います。

また単語一つ一つの背景に、
日本語とは違ったニュアンスがあるもので、
その背景を知ることで、文化を感じることが出来ます。


例えば、

『我慢する』

という日本語。

英語にすると、色々な表現になります。

・stand (暑さ・痛みなど短期的なことに)我慢する

・endure (不景気など長い苦難に)我慢する

・torelate (愚かな行為に)我慢する
 
・be patient with (改善が見られなくてイライラすることを)我慢する

・control myself (自制が出来ないという意味)我慢でする

というように。
(、、、と、英語塾で習いました)

この思考を学ぶことは
「文化を理解する」ことにも繋がる、
と感じています。



■そして、最後3つ目。


【3)「英語を学んだ努力」自体が価値を持つ】


と思うから。

カナダで出会った、
イラン人のマズダックくんが言っていました。

「自分は、フランス語、スペイン語、
 英語、ペルシア語を話すことができる。
 ただ、構造が似ていたから学びやすかった。

 でも、日本語は英語と構成がぜんぜん違うから、
 学ぶの大変だよね。勉強するの大変だったと思う」

と。

その言葉には、尊重と尊敬が感じられました。
(マズダックくんがいい人だった、
 というのもあるでしょうが)


ネイティブの人は普通に話せますが、
第二言語としてマスターした人も、
カナダにはたくさんいます。

「英語を学んで身につけた」というのは、
「努力の証明」であり、人の共感、
尊重を集めることにつながるものである、
と感じました。



上記、3つを含めて、
「やっぱり英語は学ぶ価値がある!」

と思ったのでした。



■最後に、まとめ。
上記に始まる多くの気づきを、
カナダで得ることができましたが、
その中でももっと多く得た大きなことは、


【一歩踏み出して、やってみることで、世界が開けたこと】


これが、一番得たものの中で、
すごく大きいものだった、

ということです。



■カナダへも実際行ってみると、
なんとかなりました。

というよりも、ほとんどすべてのことは、
「やってみれば何とかなる」のでしょう。

しかし、行く前は、
「どうしよう、どうしよう」
と内心思っていました。

飛び込めたのは、一縷の

「一歩踏み出す勇気」

のおかげだと思います。


それさえあれば、

実際、現地は皆いい人であるとわかったし、

理解してくれようとするし、
ジェスチャーも含め伝わるし、
出来ないことにも慣れるし、

「なんとかなる」

のです。

そして、行ってみると大きな確率で
「パラダイム」が変わります。


■「パラダイム(ものの見方)」が変わると、
考え方、行動も変わります。

少なくとも私は、

「英語をもっと真剣に取り組む理由」

が生まれ、英語勉強が楽しみにになりました。


何年かけてもスイッチが入り切らなかったのが、
数日間で見つける事ができたように思います。

「英語って勉強じゃなくて、
 ツールであり、言葉なんだ」

としみじみ思いました。

海外の友達もできたので、
もっとヒアリングができるようになりたいし、
より深い話ができるよう、ボキャブラリーも増やしたいと思いました。

これからは、英語を、
もっと楽しめる気がします。



■自分の世界から一歩外に出ることは、

「パラダイムを変える賭けに出る」

ようなものです。

パラダイムが変わると、世界の見方が変わり、
自分の可能性も広がっていくはず。

そしてそのためには、一歩踏み出す、


『Courage(勇気)』


こそがやっぱり大事なのだろう、
と思っております。

長文のカナダシリーズ、
お読みいただき、誠にありがとうございました!
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<本日の名言>
挑戦した後の失敗より、
何もしないことを恐れろ。

本田宗一郎(ホンダの創業者/1906-1991)

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