7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(10) 〜「魔のトライアングル」に要注意!(時間管理のマトリクス/応用編)〜
(本日のお話 2654字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
日曜日はシステムコーチングを妻と受講。
その後、午後からは久しぶりに
ららぽーと豊洲にお出かけでした。
*
さて、1点ご案内です。
友人の人事の方が「名著を学ぶ会」を開催しています。
その中で今回は『7つの習慣を読み解く勉強会』ということで
私がゲストスピーカーとして携わらせていただくことになりました。
無料のイベントですので
「7つの習慣の全体図を知りたい!」
という方がいれば是非お越し下さいませ。
↓↓
【6/30(火)20:00~22:00 「7つの習慣勉強会(無料)」】
https://7habits-study-group.peatix.com/view?fbclid=IwAR0_ZsKd6OnorEFu-G_UTXDM9JuX3MKpmjO_waxDFg0bE6WtzT62Y6B_Mf4
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さて、本日のお話です。
先日
『7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣コーナー』にて
「第3の習慣 最優先事項を優先する 〜時間管理のマトリクス〜」
のお話をさせていただきました。
今日も引き続き、
「時間管理のマトリクス(応用編)」
をお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは
【7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(10) 〜「魔のトライアングル」に要注意!(時間管理のマトリクス/応用編)〜】
それではどうぞ。
■「紀藤ちゃん、『魔のトライアングル』って知ってる?」
、、、
私がフランクリンコヴィーに入社した時に当時、
営業の先輩からこんな質問を受けました。
それは「第3の習慣 最優先事項を優先する」の
『時間のマトリクス』に関して話をしていたときの話でs。
(ちなみに、おさらいですが、
「時間管理のマトリクス」とは、
我々の時間は「緊急」と「重要」の二つの軸で分けた
四象限に分類することができる、という話でした。
その四象限とは、
第1領域(Q1)=緊急かつ重要なこと
第2領域(Q2)=緊急ではないが重要なこと
第3領域(Q3)=緊急だが重要ではないこと
第4領域(Q4)=緊急でも重要でもないこと
とし我々の人生を逓増させ、
成功に導いてくれるものは
『第2領域』であるというお話でした。
覚えてますよね??)
■さて、話を戻して、
当時の先輩が語った
『魔のトライアングル』なる話、
以下のような形で続けられました。
「『魔のトライアングル』って、
多くのサラリーマンが嵌りがちな
ある時間の使い方なんだけどね。
例えば、働く多くのサラリーマンって、
月曜日が始まると、会社から上司から顧客から
あらゆる方向からタスクが飛んでくるよね。
会議やクレーム対応、日報。
意味があるかわからない上司の要望。
使うかどうかも分からない会議の資料。
いつもの上司の飲み会の誘い、とか。
いろんな緊急事項が、
どんどん飛んでくる。
そして月曜日から金曜日までそれを打ち返す、
打ち返す、打ち返す、打ち返す、、、
そうやって平日が過ぎていく」
先輩は、そうやって
「時間管理のマトリクス」の図に
こんなふうに線を書き入れました。
↓↓
<よくあるサラリーマンの平日のパターンの図>
https://gyazo.com/0dd069d8ee979d31437b2cb554c05a7e
■そして続けます。
「そうすると土日はどうなると思う?
…
週末は、
”第4領域(緊急でも重要でもないこと)”に、
逃げ込むんだよ。
猛烈なる第1と第3領域の緊急領域の
往復ビンタを繰り返すとめちゃくちゃ疲れるよね。
そうすると週末に、
勉強だとか読書だとか
とてもじゃないけどやる気にならない。
ぼんやりと昼前まで惰眠
ぼんやりテレビを見る
ぼんやりネットを見る。。。
もちろん、週末のどちらかで
タイムマネジメント勉強したり
仕組みづくりに当てたりすれば
平日はもっと楽になるかもしれない。
…けど、それをしない。
すると月曜日始まるとどうなるか
また第1と第3領域の猛烈なる
緊急事項の往復ビンタ運動が繰り返され
そして土日は"第4領域"に逃げ込む。」
そして先輩は図に更にこのように書き込みました
↓↓
https://gyazo.com/de8e739ca5837ad0601f17a0040e656b
「、、、こういうのを
『魔のトライアングル』って言うんだよ」
ああ、、、たしかに。
そう深く納得した記憶があります。
■さて、この「魔のトライアングル」。
恐ろしいのが
”本人はものすごく仕事やった気がするけど
実は、同じ事しか繰り返していない”
ということなのです。
それは言い換えれば、
”今持っているスキルを繰り返し使うだけで
自分の能力は伸びていない”
とも言えます。
■入社10年で身につけた能力を
何度も繰り返し繰り返し使っているだけ。
それはすなわち、
自分が未来に向けて伸びていっていない
市場価値も高まっていない、
世の中は進化発展するので、
自分が成長していないので
相対的に自分は陳腐化している
もっと激しい言葉で言えば
長い時間かけて無自覚に”詰み”状態になっている
とも言えるかもしれません。
(不安にさせるようですが、、、
実際、淘汰される時は一気に淘汰される
と私は思っています)
■その他にも、色々な
「時間の使い方」のパターンがあります
例えば
“何かの締め切りがある重要なプロジェクトに向かって
猛烈に前に進んでいく、ガンガン挑戦していく”
という「第一領域」軸足パターン。
正直疲れますが
これは知識もスキルも能力も
高まっていくでしょう。
これは、
・「Q1Q1Q1→Q2」という
『勤勉に働くビジネスパーソン』
であり、成果も期待できます。
■一方、それと混同しがちなのか
先程の「魔のトライアングル」パターン。
あるいは、
・通知が来たから反射的にメールを打ち返す、
なんとなく呼ばれたから会議に参加する。
本当に重要なこと第1領域があるのに
大変だし億劫だからつい先送りにする。
ストレスがかからないさほど重要じゃない第3領域ばかり、
現実逃避のごとくやってしまう。
そしていよいよどうしようもなくなってから第1領域をやる…
というパターン。
つまり、
・「Q3Q3Q3→Q4追い込まれてようやくQ1」という
『現実逃避しがちなダメリーマン』
のパターンもあるでしょう。
■そして、
・やるべき第1領域をまず片付け
それが終わったら即座に第1領域にいく。
積み上がることやシステムづくりに
ひたすら時間を投資していく
というかなり余裕があり
将来の可能性もありそうな
・「Q1→Q2Q2Q2Q2」という
『人生が複利で積み上がる優秀ビジネスパーソン』
のパターンもあるでしょう。
■そんな風に、
そして「時間の使い方」の類型として
・「Q1Q3Q1Q3→Q4」という
『魔のピラミッド・消耗系ビジネスパーソン』
・「Q1Q1Q1→Q2」という
『勤勉に働く優秀ビジネスパーソン』
・「Q3Q3Q3→Q4追い込まれてようやくQ1」という
『現実逃避しがちなダメリーマン』
・Q1→Q2Q2Q2Q2、という
『人生が複利で積み上がる超優秀ビジネスパーソン』
と分類できるかと考えています。
■「魔のトライアングル」を始め
時間管理のマトリクスで有効なのは
このように自分の時間の使い方を
客観的に見つめることができることです。
自分が類型化された
どのパターンに当てはまるのか
あるいはどうすれば
うまくいくパターンに
持っていくことができるのか。
それらを言語化できると
”自分を意図的にそちら側に
寄せること”
ができるようになります。
自分の時間の使い方に対して
自覚的になることです。
それがまず、自分の人生そのものである
時間の使い方を見直す第一歩目となるはずです。
、、、ということで、
上記の類型化されたパターンは
『7つの習慣』の書籍で直接言われている話ではありませんが
応用版「時間管理のマトリクス」のお話でした。
自分の時間の使い方は、
どのようなパターンか考えてみること、
とても重要なことではないでしょうか?
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<今日のまとめ>
・「第3の習慣 最優先事項を優先する」には、
”時間管理のマトリクス”がある。
・その中で書籍に書かれているわけではないが
「魔のトライアングル」と密かに呼ばれている
消耗型の時間の使い方がある
・その他にも、優秀なビジネスパーソンの時間の使い方
あるいは仕組み化する超優秀なビジネスパーソンの時間の使い方
などある程度類型することができる
・それらのパターンを知り、自分自身の時間の使い方に
自覚的になることで、より成果を出すことが
できるようになるだろう
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<本日の名言>
私たちは緊急なものに対しては、すぐ反応しがちである。
しかし、緊急性のない重要な事柄を行うには、
より高い率先力と主体性が必要になる。
スティーブン・R・コヴィー
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