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2327号 2020年7月4日

7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(13) 〜「Win-Win」ってよく聞くけど、そもそもなんだ?〜

(本日のお話 3614字/読了時間6分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は4件のアポイント。
ならびに1件のミーティングでした。



さて、本日のお話です。

今日は、毎週土曜日(&不定期)でお届けしております、

『7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣』

のコーナー。


本日はいよいよ人間関係における成功、
「公的成功」のパートに入ってまいります。

それでは早速、はりきって参りましょう。


タイトルは、


【7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(13) 〜「Win-Win」ってよく聞くけど、そもそもなんだ?〜】


それでは、どうぞ。




■はい、来ましたね。

「Win-Win」。


もう既に、日常でもよく使われている、
聞き慣れた用語です。


しかしながら、

”双方いいカンジの結果を求めよう”

というふわっとしたニュアンスで
使われているものの、

この言葉が意味することを
正しく定義できる方も
実は少ないのではないでしょうか。



■そうです、

この「Win-Win」という言葉、
何を隠そう出どころは「7つの習慣」

なのです。
(たぶん)

※他の著名な書籍や歴史上の人物で
「Win-Win」と語られたところを見たことがないので
たぶんそうではないかという紀藤の予測です。
もし別のルーツがあれば、ぜひ教えて下さいー。




■さてこの「Win-Win」について
「7つの習慣」の考えに基づいて、
少し丁寧に説明させていただきます。


このWin-Winという言葉。

前の「Win」は「私のWin」、
後の「Win」は「あなたのWin」を表します。

つまり、

『第4の習慣 Win-Winを考える』

とは、

”私のWinとあなたのWin、
and発想で、どちらも取りに行くことを考えよう”

といっているのです。

ポイントはまず、

”実現する”ではなく、
「考える」というところ。

「第4の習慣 Win-Winを考える」とは、
姿勢・スタンスの習慣なのです。

コヴィー博士曰く、

「Win-Winとはテクニックではない。
 人間関係の総合的な哲学である」

とのこと。

まずは、姿勢から、ですね。



■さて、このWin-Winにまつわる
人間関係のあり方で代表的な分け方には、
基本的な4つのパターンがあります。

(厳密に言うと、6つですが、
 ここでは基本の4つだけ紹介します)


それは以下の通り。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・Win-Win 自分も勝ち、相手も勝つ、

・Win-Lose 自分が勝ち、相手は負ける

・Lose-Win 自分が負けて、相手が勝つ

・Lose-Lose 自分も負けて、相手も負ける

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

望ましいのはWin-Win(どっちも勝つ)
ことであるのは明白。



■しかし、ついやってしまいがちな
”よろしくないパターン”は、

「Win-Lose」
=自分が利益のために、相手には泣いてもらう。

というもの。

いわゆるジャイアンみたいな
感じでしょうか。

これは、長い目で見ると、
関係が続かないのです。

一時的ならいいけど、
ずっとやっているといずれ相手は離れていきます。



■そして、もう一つ、
和を重んじる日本人が
よくやってしまいがちなパターン。


「LoseーWin」
= 自分が泣いて、相手の要望を優先させる


というやつです。

これ一見、良い人に見られるし
場も収まるので、使いやすい。

しかし、これも長続きしないのです。



■特に一見優しそうな人ほど、
この「Lose-Win」を多用する傾向が強いと、
私は思っています。


「私は大丈夫だから!
 あなたがしたいようにすればいいから」

「うん、わかった。今回はそれでいいよ」


、、、そうやって、
相手の意見、要望を優先する。


■奥ゆかしくてよい?

いや、そうではないのです。
ポイントは、

”腹の底では納得していない” 
または,
”実は我慢している”

という状態であること。

コレが問題なのです。



、、、角を立てたくない。
自分の意見に自信がない。
争いたくない。

その恐れにも似た感情を隠すように、
自分が「本当はこうしたい」という本心を犠牲にする。

「私が我慢すればWin-Winになるんだ。
 自分も納得してるし(モヤモヤ)」

と、間違ったWin-Winの考え方で
自分自身を言い聞かせたりする。

言ってしまえば、

”Win-Winだ、と無理やり
自分に言い聞かせようとした
「LoseーWin」の状態”

を習慣的に繰り返す。



■すると、どうなるか?

コヴィー博士はこう言います。

(以下、著書より引用です)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Lose-Winは、Win-Loseよりたちが悪い。
Lose-Winには基準というものがないからだ。

Lose-Winを考える人は、相手に対して主張せず、
何も期待せず、何の見通しも持たずに、
ただ相手を喜ばせたり、なだめたりすることしか考えない。
人に受け入れられ、好かれることに自分の強みを求める。
自分の気持ちや信念をはっきりと言う勇気がなく、
相手の我の強さにすぐ萎縮してしまう。

(中略)

しかし、問題は、Lose-Winのタイプの人は
さまざまな感情を胸の奥底に押し隠していることである。

口に出さないからといって、
負けて悔しい感情が消えてなくなるわけではない。

ずっとくすぶり続け、時間が立ってから
もっとひどいかたちで表に出てくる。

※『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 P364より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ここまで)


とのこと。

ちなみに、もっとひどい形とは、

循環器・神経系の心身症、
慢性的な失望、幻滅、
過度な怒りなど感情の爆発、、、etc

と言っております。。。



■しかし、
「いい人に見られたい」ゆえに
ビジネスでもプライベートでも
Lose-Winを実によくやってしまいがち。

、、、 なので要注意なのです。


またこの状態を深堀りすると
相手に合わせる、好かれるLose-Winになる理由は、

「自分の軸がないから」
(第1〜3の習慣ができていないから)

と結局、土台部分に戻っていきます。

(だから、7つの習慣は
 全部繋がっているんですね)



■さて、そんなことを踏まえた上で
「Win-Winを考える」ために
大切なポイントがあります。


「第4の習慣 Win-Winを考える」とは別名、


『勇気と思いやりのバランス』


の習慣である、

とも言われています。

■では「勇気」とは、何でしょうか?

勇気とは、

”自分の気持ちや信念を、はっきりと言えること”

を意味します。


他方、「思いやり」とはなにか?

それは、

”相手の考え方や感情に配慮をすること”

を意味します。



■つまり、Win-Winを考えるとは

『相手の考え方や感情に配慮しながらも、
 自分の気持ちや信念を言えること』

すなわち、

言える強さと、配慮する優しさのどちらも併せ持つ、
そんな人格を備える事が大事である、

というのです。



■自分の信念を大切に、
Noとはっきり言える強さがある。

同時に、相手の考えや感情を
最大限配慮することもできる。

私か、相手か、のどちらか一方という、
「orの発想」ではなく

私も相手も、という
「andの発想」で考える。

それがWin-Winであり、
”強さと優しさ”の両方を持ち合わせるのが
人間関係の成功の肝になるのです。



■そして、このことと
先述の「Win-Win」をめぐる4つのパラダイムを
照らし合わせてみると、


「勇気」が高く、
「思いやり」も高ければ、『Win-Win』となり

「勇気」が高いが、
「思いやり」が低ければ、『Win-Lose』となる。

「勇気」が低く、
「思いやり」が高ければ、『Lose-Win』となり、

「勇気」が低く、
「思いやり」も低ければ、『Lose-Lose』となります。


図にすると、こんなイメージ。
↓↓
https://gyazo.com/e55894bd5f0d22eac93aed5fb025caa7



■そして、皆さまが、
より良い人間関係を築く上で、
こんな事を考えていただきたいのです。


まず、 仕事やプライベートで関わりが深い方を
思い浮かべてみてください。


上司、
部下、
同僚
夫/妻、
親友、
お客様、、、、


色々できますね。

では次に、上記でご紹介した
「勇気と思いやりのバランス」の図の、
どこに位置するのか、考えてみてください。

この図です。
↓↓
https://gyazo.com/e55894bd5f0d22eac93aed5fb025caa7


いかがでしょう?


「上司」には、
「いつも自分はLose-Winだ」、とか、

「夫/妻」には、
「いつも自分はWin-Loseだ(あるいはLose-Winだ)」など、

対人関係によって傾向があることが
見えてくるのではないでしょうか。



■そして、皆さまの大切な関係を
より良いものにするためには、

『勇気と思いやりのバランス』

を考えるのです。

勇気を持つか、思いやりを持つか。
そう、意識し行動することが
人間関係の成功の重要な要素の一つである、

といえるでしょう。



■皆さまは

「Win-Win」を考えることができていますか?


そして、仕事やプライベートで
「勇気と思いやりのバランス」どれくらい、
考える事ができていますでしょうか?


自分が普段、
軸足を置いている場所に自覚的になり、
そしてより望ましい関係を目指していくこと、

人間関係において、
とても大切なことですね。


■ということで、本日はここまで。


次回は、Win-Winを実現するための

『第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される』

に入ってまいります。

ぜひ、お楽しみに!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<今日のまとめ>

・「第4の習慣 Win-Winを考える」とは、
 私のWin、そしてあなたのWinどちら考えること。

・Win-Winを考えることが大切なのはわかるが、
 ついやってしまうのが、Win-Lose、Lose-Winなど。
 しかし、どちらも長続きしない。

・特にLose-Winは無意識にやりがちだが、たちが悪い。
 我慢をした結果、それは病気や感情の爆発につながる。

・「Win-Winを考える」とは別名
 『勇気と思いやりのバランス』を取る習慣である。

・「勇気」とは、自分の信念や考えを言う強さ。
 「思いやり」とは、相手の考えや感情を配慮する優しさ。
 このどちらも取ることで、Win-Winを考えることができる。

・相手によって、その状態は違ってくる。
 どこに自分がいるのかに自覚的になること。

・そして、勇気と思いやりのバランスをとろうと心がける。
 それが人間関係の成功の第一歩になるのであろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

仮にあなたの現在が
過去の受け身な生き方の結果であるとしても、
未来まであきらめることはないのだ。

スティーブン・R・コヴィー

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