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2055号 2019年10月6日

今週の一冊『 THE TEAM(ザ・チーム) -5つの法則-』

(本日のお話 1358字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、企業向け『目標達成ワークショップ』の研修実施でした。
秋晴れの中、ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

皆様に1歩踏み出す予兆を感じていただたように思えて、
私もとても嬉しい1日でした。



さて、早速ですが本日のお話です。

毎週に日曜日は、お勧めの本をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『THE TEAM(ザ・チーム) -5つの法則-』麻野 耕司 (著)



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です。


■多様性、1on1、ビジョン。

心理的安全性、モチベーション、エンゲージメント。

、、、

「良いチームを作るには?」について、
数多くのキーワードがどこそこで語られています。

それぞれの書籍を読むと、
どれも納得が行くものであり、

「確かに、これはやったほうがいいよなあ」

と思えるものがほとんどです。


■しかしそんな「チーム作り」について
1つ1つの本を読むと納得できても、

”この本”と”あの本”で
言っていることが逆だったり、

あるいは、

”あれもこれも必要と言われすぎて、
どれを優先すべきかわからなくなる”

ということもあり、
なんとも難しいのも事実。


■例えば、一つの本では、

「対話が重要だ。心理的安全性のために、
 メンバーひとりひとりと深く繋がるべし」

とかいっているのに、別の本では、

「この環境で、意思決定のスピードが遅くなることは致命的。
 チームの上下の役割をはっきりさせること。
 仲良くする必要などない」

という意見もあったりします。

そして、それはそれで、
読むと一面では正しい。

なので、読むほど悩ましいのです。

結局答えは、

「何が正しいかは、”状況”による」

という、なんとも曖昧な答えになり、
なんだかスッキリしないのです。

これを、スッキリさせたい。
統合させたいのです。


■そんな中、今回ご紹介する、

『THE TEAM(ザ・チーム) -5つの法則-』

は、組織改革のコンサルタントとして有名な、
リンクアンドモチベーションの麻野氏が、

上述したような混沌とするチーム作りについて

『5つの法則』

として大変わかりやすく、
解き明かした一冊になっています。


■私がオススメのポイントは
大きく以下の2つです。

『1,感覚的なりがちなチームづくりについて、
  論理だって「法則化」していること』。

もう補足すると

”チームのタイプ、どんな状況に対して、
 どんなことをすることが良いのか”
(任せるか、断固するか等)

などを「判断できる基準」を与えてくれています。

すると、先ほどお伝えした、

”この本とあの本、ウチのチームは
どっち理論をやったらいいの?”

という疑問が解消されるかと思います。


■そしてもう一つは、

『2,自身の体験&学術的理論のコラボ』

でしょう。

多くの本で、
著者の体験だけでも、
汎用性がなく真似ができないし、

かといって、

机上の空論だけでも、
そこにリアルさと説得力がない。

しかし、2つが揃うと、
納得度が非常に高まります。

やってみようかな、という気になります。
しかも長くなくて、シンプルに学術的理論が、
巻末にまとまっているのも読みやすいです。


■最近のトレンドですが、
有名な編集者の幻冬舎の箕輪氏の本は30~1時間で読めます。

それ自体は賛否両論ありますが、
いい悪いはおいておいても、時間がない方で、
要点を掴みつつ、チーム作りを考えたい、
という方に、特におすすめの一冊でございます。

よろしければ、ぜひ。

以下、Amazonの書籍紹介より、引用いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●偉大なチームに必要なのは「リーダー」ではなく『法則』だ

「個」の重要性が叫ばれている今。
そこからさらなる成長・脱却を遂げるためには、
個と個をつなぐ「チームワーク」が重要だ。

しかし、私たちは正しいチームづくりを教わったことがあっただろうか――。

本書は経営コンサルタントとして
数多くの組織変革に関わってきた著者が、

Aim(目標設定)、
Boarding(人員選定)、
Communication(意思疎通)、
Decision(意思決定)、
Engagement(共感創造)

という 5つの法則をもとに、
成功するチームとはなにかを科学的に解明した、
チームづくりの決定版だ!


「『THE TEAM』というタイトルには、
 チームの法則の決定版を届けたいという思いと共に、
 読んでいただいたすべての読者の方が「あなたのチーム」をつくれますようにという願いを込めました。
  今こそ「チームの法則」によって、ドラマや映画の中では当たり前のように起こる
 「チームの軌跡」を自らのチームで起こせるようになることを祈っています。 」

(本文「はじめに」より)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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<今週の一冊>

『THE TEAM(ザ・チーム) -5つの法則-』麻野 耕司 (著)



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