メールマガジン バックナンバー

2447号 2020年11月2日

承認の技術 〜「認めること」のバリエーションを増やし、メンバーを活気づける方法(前編)〜

(本日のお話 2056字/読了時間4分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から友人の
ご夫婦に対してシステムコーチングの実施。

その後、午後からはカフェで
読書をして、そのままメルマガ執筆。

夜からは、研修開発のミーティングでした。


こうやって、日々自分が好きなことを
できていることは実にありがたいこと。

「今だからこそできること」に
時間を猛烈に注がせてもらえる環境に
改めて感謝の想いが湧いてきます。

というより、飲み会より
研修を実施したり考えている方が、
ずっと楽しいです。

よい週末でした。





さて、本日のお話です。

少し前から「コーチングの技術」を
テーマに皆様にメルマガをお届けしております。

今日も引き続き、

コーチングについて
皆様にお伝えしたいと思います。


本日取り上げたいコーチングのスキルは

『承認』

です。


タイトルは、


【 承認の技術 〜「認めること」のバリエーションを増やし、メンバーを活気づける方法(前編)〜 】


それでは、早速まいりましょう!



■コーチングの代表的な技術に


『承認』


という技術があります。


これは、「ほめる」とは
若干ニュアンスが異なります。

もうちょっと広い意味を持つ、
という印象でしょうか。



■ちなみに英語で、「承認」は

”acknowledgement(アクナレッジメント)”

です。

辞書で調べてみると、

”1)承認、認容;自認、白状、世に認められること;好評
2)受け取りの通知、領収書、礼状、
3)感謝のしるし(ことば)、答礼、返しの挨拶、謝辞”

と書かれています。

色々な意味がありますが、
ざっくりくくると広く

「認めること」
(感謝の色も少し含む)

というニュアンスでしょうか。



■では、「認める」には、

・どんなバリエーションがあって、
・どのような効果があるのでしょうか?


この違いを『承認』の技術では
より細分化して見て行きたいと思うのです。

(”わかることは、わけること”といいますので!)



■では、早速考えてみたいのですが、

例えば、皆さまが「営業」の仕事をしていると
想像してみてください。

そして、営業で賞をとった。

そんなとき、以下のような

”「認める」言葉”を周りからもらった時、
皆さんはどのような感情になるでしょうか?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

周りの空気と雰囲気に
意見を合わせるA課長のコメント

「いやあ、MVPやったじゃないか!
やればできるな!」


教育担当の営業の先輩Bさん
「おめでとう。本当に成長したね。
あんなに説得力があるプレゼンが
できるようになって実に素晴らしいね」


実家の母親
「すごいじゃない。
でも、私は、あなたが元気で頑張ってくれているなら
それだけで十分幸せよ」


営業同行を一緒に行く後輩のCくんとDくん
「MVPおめでとうございます!
先輩がなんとか目標達成しようと挑戦する姿から
僕たちチームメンバーは、いつも勇気をもらっていました」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

、、、


いかがでしょうか?

皆様は、どのような
気持ちになりますでしょうか。

人に合わせてその場限りの課長から
「やればできると思っていた」と言われたときと、

教育担当のBさん、
後輩のCくん、あるいは母親からの
「それぞれのの承認の言葉」によって、

それぞれの「認める言葉」によって
自分が受け取る印象が違っていることを
感じるのではないかと思います。

もちろん、

どれが一番嬉しい、などは
人によって違うでしょうし、
それが一番良い、という話でもありません。

ただ、「認め方」で受ける印象が
違ってくるということを認識いただきたいのです。



■そんな「認めること」のバリエーションですが、

コーチングでは

”「3つの承認」がある”

とされています。

簡単に解説すると、以下の通り。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<コーチングの3つの承認>

「結果の承認」

成果・成果に対して認めることです。
いわゆる「褒めること」です。

例:「すごいね!」「さすが!」「できるね」


「変化の承認」

変化のプロセスを認めることです。

例:〜ができるようになったね。
今回、よく頑張ったね。


「存在の承認」

相手の存在そのものを認めることです。

例:「おはよう!」「いつもありがとう」
(相手の存在を認知している)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

、、、いかがでしょうか。

そして、上記の営業で褒められた事例も、
この「3つの承認」に分類ができるはずです。



■そして、これらの

「3つの承認」

をもらうことによって
相手もメッセージを受け取り、
何かしら影響を受けるのです。



■例えば、いつも

「結果を出したときだけ
”承認”される(結果承認)」

であれば、どんなメッセージが伝わるか。

可能性として、

・結果を出せば価値がある
・結果を出さなければ価値がない

というメッセージになるかもしれません。


あるいは、

「頑張って成長した時に
いつも”承認”される(変化承認)」

を積極的に承認されるとしたら、

・新しいことを身につけることがいいこと
・成長することそれ自体が素晴らしい

というメッセージになる可能性が高そうです。

それは、日々の成長への
インセンティブとなるでしょう。



またあるいは、

「会社に来た時に、目を見て挨拶をして、
嬉しそうな顔で「おはよう!」といってくれる(存在承認)」

という、”その人の存在そのもの”を
日々積極的に承認されていたらどうなるか。

その人は、

・自分はここ(職場)にいて良いのだ
・自分がいることで役に立てているのだ

という根源的な「所属の欲求」が
満たされるかと思います。

それは、日々の活力、
流行の言葉でいえば「心理的安全性」にも
繋がり得るかと思われます。


■つまり、「承認」とは、

・いくつかのバリエーションがあり
・それぞれで影響、効果が違う

という特徴を持つのです。



■ゆえに、

「すごいな!」
「やればできるじゃないか!」

という承認だけではなく

結果承認/変化承認/存在承認と
バリエーションを持って
「承認」のストロークを打ち続けることで、

・信頼関係の向上
・職場の安心感の向上
・成長への動機づけ
・結果を出すことの強い欲求

等、様々な影響をもたらすことができる、
とも言えるでしょう。


ということで、
皆さま様は、普段どのタイプの承認を
よく使っていますか?

そして、まだまだ伸ばせそうな承認には、
どのようなものがありそうでしょうか?

ぜひ自分の「承認の癖」について
考えてみてくださいね。


「承認」をどう表現するかの
「Iメッセージ/Youメッセージ」

については、後半として
明日に続けたいと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

やさしkことばで相手を征服できないような人は、
きついことばでも征服できない。

アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家/1860-1904)

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