メールマガジン バックナンバー

2675号 2021年6月17日

課題締め切りを過ぎてしまった悲しみを、ディープリフレクションしてみた

(本日のお話 3733字/読了時間5分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日、色々と対応をしているうちに
大学院の課題を期限内に出しそこねてしまいました。

その過程の中で、自分自身を振り返りつつ
反省と気づきがありましたので、
そのお話をご共有させていただければと思います。

タイトルは、

【課題締め切りを過ぎてしまった悲しみを、ディープリフレクションしてみた】

それでは、どうぞ。

■現在大学院に通っておりますが、
何かしら課題があります。

そして、昨日の6/16の23:59までの
提出の課題があったのですが、

結論、提出期限内に
出すことができませんでした。

(悲しい&腹立たしい&
お恥ずかしい…汗)

合理的に言えば、

「イレギュラーな出来事がある上での
計画ができていなかった」

というのが、オトナな答えです。

■これは否定のしようもなく、

「ちゃんと計画してやっとけよ」

と自分で自分に
ツッコミをいれたいところ。

実際そんな自分に
腹立たしさも感じました。

他方、
自分の中でその合理的な答えを
言い聞かせようとしても、

心のなかで釈然としない
”何か”があったのでした。

そして課題を提出した深夜でも、
胸の内にある”モヤっと”の原因を探し、

枕に頭を乗せつつ、
その原因を探し続けていたのでした。

(そうしたら朝になっていました)

■頭の中で、1日を振り返ります。

『行動』として、

・予定外の対応が多くあった1日であった。

・夜の大学院の打ち合わせが、
予想以上に長引いた

、、、と思い出します。

そして『思考』、

・大学院でのチームの打ち合わせを
これまで長引く傾向があったものの、
早く終わらせたい、と思っていたな、

考えていたことを
振り返りました。

■次に、そのときの
『感情』を振り返りました。

特に、大学院の打ち合わせで
予定時間を過ぎて伸びていく中での、

自分の中の心の声に
焦点を当ててみました。

すると、2つの心の声があったことに
気が付きました。

1つは、
「課題がやばいな(焦り)」
という個人の思いがあったこと。

2つ目が、
「チームを優先するのが本筋だろう(義務感)」
という、そうあるべき思い。

しかし、結果
「課題がやばいな」という個人の声、

そして見方によっては
心の中の素直な子供の声を

自分は黙殺していたな、、、
ことに振り返り、気づいたのでした。

”皆の課題を優先すべきだ”という
大人な自分の声が勝った。

結果、空気を乱さないためにも

「自分はどうしても
この後2時間は課題をやりたいのだ」

「決まっていた予定時刻を過ぎているから、
終わらせられないか(抜けさせてもらえないか)」

というもうひとりの

自分の素直な声を出さずに、
黙殺をした。

■おそらくその中にある

自分の『本心の願い』としては、

”自分通りにミーティングを進めて
課題もやり遂げたかったという思いを、
表明し相談すること”

という行為そのものだったのだ、、、
と気づいたのでした。

考えてみれば、相談はできたのに、

”自分が大切にしたいことを
きちんと口に出せなかった”

という事実が、

もうひとりの自分
(おそらく子供な自分)が

「自分の声を聞いてもらえなかった」

と泣き声を上げている、、、

それが短時間に澱のように溜まって、
モヤモヤ感を生み出していたのだろう、、、

そんなことに気づいた、

というお話です。

■さて、こんな私の

モヤモヤ感を伝えてしまいましたが、
ここからの学びをお伝えしたいのです。

おそらく、誰しも
「もやっ」とする気持ち悪さ、
感じることはあるはずです。

その気持ち悪さから逃れたくて、

自分を責めたり、他人を責めたり、
あるいは考えないふりをしますが、

そんな中で、
気持ちをスッキリさせるために
効果的な方法です。

それが、

「自分に何が起こっていたのか?」

を切り分けて考えるための

【ディープリフレクション】

と呼ばれる「振り返りの型」です。

これは大学院で学んだ手法で、
私も好きでしばしば使っています。

大学院の課題の提出に失敗し、
大学院のプロジェクトでモヤっとし

その悩みを
大学院で学んだことで
解消しようとする。

なんともストーリー仕立てになっていて
立教大学大学院、実にニクいです。

たくさんのことを与えてくれて
実にありがたい限り。

■さて、ちなみに、

【ディープリフレクション】

ですが、振り返りのための
一つの「型」とお伝えしました。

基本形は「氷山モデル」と呼ばれ、
以下のような問になります。

1)Doing(何をやっていたのか?)

2)Thinking(何を考えていたのか?)

3)Feeling(何を感じていたのか?)

4)Wanting(本心では何を望んでいたのか?)

出来事→思考→感情→願いと、
深海を潜るように深ぼるのです。

そうやって、

”自分の思考や気持ち”を、
深く内省をしていく。

更には

”相手の思考や気持ち”も
深堀り想像する。

そうすると
気づけなかった視点が見えてくる、
というスグレモノ。

■ちなみに、

具体的な質問は
以下「8つの質問」になります。

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<ディープリフレクションの8つの問い>

{対自分}

1,あのとき、私は、何をしたんだろう?(Doing)

2,あのとき、私は、何を考えていたんだろう?(Thinking)

3,あのとき、私は、どのような感情をもっていたんだろう?(Feeling)

4,あのとき、私は、本心では何を望んでいたんだろう?(Wanting)

{対他者}

5,あのとき、相手は、何をしたんだろう?(Doing)

6,あのとき、相手は、何を考えていたんだろう?(Thinking)

7,あのとき、相手は、どのような感情をもっていたんだろう?(Feeling)

8,あのとき、相手は、本心では何を望んでいたんだろう?(Wanting)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■このことに、

真剣に答えていくと、
効果は2つあると感じています。

1つ目が、

「自分でも気づいていなかった
感情や願い」

に気づけて、スッキリする。

2つ目が、

「他者の中にあったかもしれない
感情や願い」

にも想像ができて、
葛藤する状況に、納得や
折り合いがついたりする。

まあ、相手目線から見たら
そうだよね、、、

と思えると納得できるのです。

シンプルですが、
実に深い問いが「8つの問い」です。

■先述の私の、

大学院のモヤっとした課題に
当てはめてみると、こうなります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{対自分}

1,Doing(あのとき、私は、何をしたんだろう?)

自分はそろそろ時間もあれだし、、、と
ぼやっと発言をしたが、結果的に、
23時まで参加をした

2,Thinking(あのとき、私は、何を考えていたんだろう?)

確かにチームとして大事なのはわかるけど
早く終わらせて課題に取り掛かりたい

3,Feeling(あのとき、私は、どのような感情をもっていたんだろう?)

課題への焦り。集中できない。
でも、大人として抜けることもできない、
そういう状況での葛藤。

4,Wanting(あのとき、私は、本心では何を望んでいたんだろう?)

自分はどうしても2時間欲しいので
抜けさせてほしい、と本心を表明したかった
(子供の心の声を優先させたかった)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というのが気付きになります。

いいか悪いかは別として、
そういう思いがあった

という自覚ができたことそのものが、
気づきになりますし、

「次回同じようなことがあったら
率直に相談しよう」

という本質的な学びに繋がるのです。

■同時に”相手”目線でみると
また違った気づきもあるのです。

引き続き、先述の例です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{対他者}

1,Doing(あのとき、相手(皆)は、何をしたんだろう?)

皆23時まで参加をしていた
話をたくさんする人もいれば、
考えてから話をする人もいた。

2,Thinking(あのとき、相手(皆)は、何を考えていたんだろう?)

この時間でなんとか終わらせないと
先に進まないから、絶対終わらせよう、
と思っていた(のかも)しれない。

3,Feeling(あのとき、相手(皆)は、どのような感情をもっていたんだろう?)

真剣に語り合って前に進めていることを
喜ばしいと思っていた(のかも)しれない

4,Wanting(あのとき、相手(皆)は、本心では何を望んでいたんだろう?)

自分がこうと思う意見を
受け入れてほしいと思っていた(のかも)しれない

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

という想像ができます。。

結局相手のことは
相手しかわかりません。

しかし、相手の視点を想像すると、

「自分とは違う思考や感情や
願いがあったのだろう」

という気付きになります。

そうすると、

「まあ、そうなるのも
仕方ないよね」

と納得できます。

自分の見方だけが全てではない、
と冷静になることができます。

■モヤモヤ感や、
スッキリしない感じとは、

”何がモヤモヤの原因か
よくわからない”

とか

”相手と自分の視点の違いを
想像できない”

ことが起因しているものです。

しかし、

『ディープリフレクション』

という、一つの振り返りの「型」を知り、
それを使ってみること。

そうすると、

自分で気づかなかった視点が得られ
モヤモヤ感が晴れる

そんな効果を体感することが
できるでしょう。

■リフレクションも
向き不向き、好き嫌いがあります。

しかしながら、

「振り返り」は非常に強力な
学びのツールであることは
間違いありません。

、、、ということで、
皆さまもよろしければぜひ
活用してみてくださいね。

私はこのメルマガを書きながら、

もやっとの原因がわかって
スッキリいたしました(笑)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

==========================
<本日の名言>

理解できない人のことを
愚か者とみなしてしまうことが
人間にはよくある。

カール・グスタフ・ユング(スイスの精神科医/1875-1961)

==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す