メールマガジン バックナンバー

2749号 2021年8月31日

自分の最近のメルマガに対して、反省をすること

(本日のお話 1314字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は、

『大学院おすそ分け勉強会』

の最終回でした。

改めてご参加頂きました皆さま、
誠にありがとうございました!



さて、本日のお話です。

今日は、全くの私事ながら、

「自分のメルマガに対する
(あえての)自己批判」

というテーマで、
気付きと学びを皆さまにご共有させて
いただければと思います。

タイトルは、

【自分の最近のメルマガに対して、反省をすること】

それでは、どうぞ。

■メルマガを日々配信していると、

「毎日継続していてすごいですね」
「意志をどうやって維持しているのか」

等々、
言っていただくことが
しばしばございます。

「粛々と続ける」行為は
簡単なようで意外と難しく、

それが出来ただけで
一定の評価をいただける、

ということかと思います。

(本当に、いつもお読み頂ける皆様、
ありがとうございます)

■とはいいつつ、
実は自分の中では、

「モヤモヤと思うこと」

も、しばしばあります。

それが、

『自分の言葉で語っているかどうか』

という点です。

■私の特に最近のメルマガは、

大学院で学んだ、あるいは
どこかの本で読んだ内容を

”おすそわけ”

させていただいているわけです。

しかしあえて批判的に言えば、

「キャッチーな話を
表面的に共有している」

とも言えます。

もちろん、

自分の学びのためには
アウトプットそのものが
プラスに働きます。

自分の言葉で学びをアウトプットし、
外部に記録すれば(メルマガサイトなど)
自分の記憶も拡張されます。

■しかし、見方を変えれば

”手軽に誰かの話を、
そのまま流用した言葉”

とは、一方空虚なものです。

例えば、具体的に言うと、

大学院の先生が

時間を捻出し
たくさんの本を読み、

その中から珠玉の言葉を見つけて
スライドとしてまとめた話。

それを、メルマガで紹介する。

、、、たしかに、
自分で語っている風だし、

ぱっと見、印象深いメルマガに
なります。

■しかし、
本当にそれでいいのか、、、

「なんとなく後ろめたい気持ち」

があるのです。

「内的な葛藤を言葉にして、
脳に汗を書いて書き記した文章」

とか、

「自分の荒削りな言葉でも、
感情が乗っている言葉」

は、”自分のモノ”として

自分でも納得がいき、
誰かにも届きやすい、

とも思うのです。

■イイハナシは
引用や流用が簡単です。

(私を含め)多くの人は、

・理論的で説得力があり、
・役に立つ有用な情報を
・効率亭に手に入れること

を求めがちなこともあるかもしれません。

一方、難解な本を何冊も読んで、
その中から「これぞ!」という
カケラを見つけるのは実に難しい。

そこまで骨を折って
言葉を紡ぐことも望みませんし、
時間もないかも知れません。

■イイハナシの流用も、時にはよいです。

アウトプットとして
実に学びになります。

ただ、その一方どこかでは

「自分の思考や発見を、
自らの言葉で編み上げる」

ことを目指し続け、

いつかは自分で言葉を操り、
誰かを動かすために自分の言葉で語る、

ことはとても重要な要素であろう、

と思います。

■整理されていなくて、

読むに耐えないものも
あるのかもしれません。

それでも

”自分の感情が乗っている文章”

で、自分でも納得がいき、
胸を張って語れることを、
少しずつ紡いでいきたいものだ、

そんなことを思った次第です。

、、、最近、

「論文系メルマガ」が増えてきた中で
反省も含めて振り返ってみた、の巻

でした。

とことん、

『自分の言葉で語ること』

大事だな、と思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

長い間、海岸を見失うだけの覚悟がなければ、
新大陸を発見しすることは出来ない。

アンドレ・ジッド(フランスの小説家/1869-1951)

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