メールマガジン バックナンバー

4170号 2025年7月26日

書くことは、走ることに似ている

(本日のお話 2251字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

先日は早朝から21kmのランニング。
その後、1件のアポイントと執筆。

午後から、外部人事パートナーとして関わらせていただいている会社様への
コーチング&コンサルティング4件でした。



さて、本日のお話です。

今日は土曜日とのことで、この1週間の出来事からの学びや気づきについて記載してみたいと思います。個人的なお話ですが、よろしければお付き合いいただければ幸いです。

■沖縄は雨、書くのはむずかしい

今週は、沖縄でのリモートワークWeekでした。大学の春学期の授業が終わること、対面研修がない時期にしていたことなどで、2ヶ月ぶりの沖縄です。残念なのh、びっくりするくらい雨であることくらいです(汗)

そんなことが功を奏して(?)か、家にこもって「強み」に関する書籍の執筆活動に、時間を使うことができた1週間でした。

実際に「読んでいて面白く、伝わる」ような文章を書くために、どうすればいいのだろうか……と、ウンウン頭を悩ませながら、ときにChatGPTと相談しながら執筆していた時間は、「論文のまとめをnoteに書く」とは別の難しさがありました。
改めて、面白い文章を書くのは本当に大変なんだな…とつくづく思いました。

自分が面白いと思っても、それを他人が面白いと思うわけではなく、かといって、生成AIに聞いたような一般的すぎる内容をそのまま記述してしまうと、「尖り」や「ざらつき」のような、個性のある言葉での表現ができなくなってしまいます。

きっと、読んでいて伝わる文章というのは、詩のようなリズムや音など、そんなこともイメージして作ることが必要なのだろう。そんなことを考えながら「ものを書く」ということに向き合った時間でした。

まだ執筆としては全体の5%くらいですが、書き始めたからこそ見えてくる世界があるという意味で、良い体験をさせてもらっていると感じます。

■新しい習慣づくりのポイントは、これまでの習慣に付け加えること

執筆自体は、もう数ヶ月前から「やろうやろう」と思いながら、ずっとできていないことでした。その理由は単純で、どうしても時間が捻出できないということでした。

そこでやり方を変えて、私が毎日の習慣にしている「メルマガ(note)」の内容を変えて、原稿の下書きのようなイメージで投稿するようにしてみました。

すなわち、既存のこれまでやってきた習慣というものに付け加える(厳密にはちょっと変える)ことで、自分が取り組みたい新しい習慣にうまく変えていくというアプローチです。

これがいい感じにハマりました。そして、日々「書籍の下書き的なものを書く」ということが、ひとつの習慣になりつつあります。

若干のネタバレ感もありますが、まあ下書き的なものですし、ボツになるものも多々あるでしょう。そしてどんどん推敲していく予定ですので、変に出し惜しみする必要もないのでしょう。最後に、磨かれたものを出すための、すべてはステップに過ぎません。

既存の習慣に付け加えるというシンプルなことの大切さに、改めて気づいたのでした。

■アイデアを思いつくために、走ってみる

話は全然変わりますが、私の大学院関連の知人が、凄まじいペースでランニングの能力を伸ばしています。Garminというアプリのコネクション機能で、誰がどれくらい走っているのかがわかるのですが、そこで追い込みまくっているのが見えるのです。

私は、長らくマラソンの自己ベストを更新することができていません。マラソンの記録は、ある時期に集中的に追い込まなければ自分の能力を上げることができないということは、以前から気づいていました。

しかしながら、ランニング仲間が諸々の事情で減っているということもあり、「自分を追い込み、記録を更新する」ことをいつからか保留にしていました。フルマラソンのタイムも3時間半を切るくらいのところでずっと停滞しており、「自分はこのまま伸びないのかな」とも思っていました。

しかし、近くの人がすごい勢いで自己ベストを達成していくのを見ると、やはり刺激を受けている自分がいます。まさに「代理経験」というやつかもしれません。

ゆえに「できるだけたくさん走ろう」という気持ちになってきており、これは数年以来の感覚です。いつも毎年5月にある野辺山ウルトラマラソン100キロを走って、それで満足するという感じでしたが、「自分自身のタイムをもっと追い込んでやっていこう。そんな自分に出会ってみたい」と、久方ぶりに思うようになりました。

・・・と、ランニングの話ですが、実は「走ると良いアイデアが浮かぶ」のが不思議なのです。自分の中で、走る前に事前に「問い」を立てておき、走るリズムと呼吸に集中すると、ふとその問いの答えが降りてくることがあります。

それを思いついたときに、捕まえるかのように音声入力でメモをスマホに入れておく。そうすると、原稿執筆もできて、なおかつ運動もできて、一石二鳥になると感じています。

こうした習慣も組み合わせていくと、より自分にとって望ましい結果を効率的に作ることができます。

■まとめ:書くことは走ることに似ている

チャレンジしようとすると、自分の能力の至らなさ、自分の弱さということに、よく向き合うことになります。ランニングも特に「心肺を追い込む」ことに関して、自分はいかに弱いのか、すぐ諦めてしまうのか、ということを突きつけられています。

そして、同じようなことを、書きながらも感じます。書きながら、己の能力の未熟さや至らなさと、粘りきれない自分が立ち現れるような気がしています。まさに、走ることと書くことは、似ている気がします。

いずれも含めて、ちょっとずつ自分がバージョンアップできるように、来週も頑張りたいと思っている次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。

<noteの記事はこちら>

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