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4373号 2026年2月14日

人材系で独立して、丸8年たったリアルを書いてみた

(本日のお話 1805字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日、金曜日は「MBTI®を活用したチームビルディング」のワークショップ実施でした。

ある会社の人事の約20名に実施させていただきましたが、
人々の「当たり前」の違いが見えて、たいへん興味深い時間でした。

皆さま、楽しみながらも、自己理解・他者理解を深めていただけたようにみえて、
ありがたく思った次第です。

(MBTI®を活用したワークショップも、絶賛募集中なので、
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいませ)

その他、朝から10kmのランニングでした。



さて、本日のお話です。

完全に個人的な話ですが、
先日息子5歳と妻が同時に発熱&嘔吐などを発症しました。

最初に息子。
その後、妻という形で連鎖する形でダウン。
胃腸炎らしいです。

さて、そうした体調不良を見るたびに、「独立業者の不安」が頭をかすめます。

ふと思えば、人材系で独立して丸8年経ちました。
それなりの悩みや葛藤はありつつ、何とかやってきております。

ということで「独立して8年経った今、思うこと」というテーマで、横で熱と胃腸炎に苦しむ息子と妻を横目に、つらつらと書いてみたいと思います。

それでは、どうぞ!

■「起業」というささやかな営み

「起業」とか言うと、聞こえは格好良いかもしれません。
しかし、何か社会に大きなインパクトを与えるために、新しいサービスを立ち上げるスタートアップとは違い、実は多くの「起業」は半径5mの人たちに、価値を提供する営みであることも少なくありません。

大きくスケールする影響力。
そんな新しいビジネスを持つ「起業」に、人は圧倒され、憧れ、魅了されるような印象があるかもしれません(私はそんな風に感じてしまうタチ)。

しかし、実際のところ、ささやかな起業は少なくない。

起業は「生業(なりわい)を起こす」とかきますが、まさに「生業(なりわい)=暮らしを立てるための仕事」を作る印象で、
組織から離れてみたくなった、自分でやってみたくなった、自由度を大切にしたくなったなどで起業し、その後コツコツとやっているパターンも少なくありません。

■8年たった起業のリアル(人材系)

ちなみに、同時期に起業した人も、何人かいました。
同じように人材系の会社を興しています。

上場を目指し、社会への強烈なインパクトを伸ばすようなビジョンを掲げた人もいました。
同じ8年でも、50名、100名と社員数を増やしていき、売上も10億を超えて、華々しい活躍をしています。
絶賛上場に向けて邁進中。

上場とは言わないものの、「事業」として成長させていく人もいました。
コツコツと事業を育てていき、仕組み化し、借り入れもしていき、数億のビジネスになり、10名位になっている会社の社長も何人かいます。
方、私の周りの人材開発・組織開発で起業した多くの人々は、私のように1名(+仲間)で淡々とやっているパターンが多いです。

細く、楽しく、長く。SDGsですね。
使い方間違ってますが。

ちなみに、やや下世話な話かもしれませんが、人材系の起業の売上についても、私の知る限りの印象を書かせていただきます。

クライアントと直接契約をせずに仕事をする場合、数百万~1000万円の間くらい(ここが一番幅がある印象)、
自分で案件をとっていくようになると1000~3000万円くらい、
プロダクトやブランド力・顧客資産が増えてきて3000~5000万円くらいになり、
更に洗練させて仕組み化やレバレッジを効かせると猛者は1億円などの売上になる印象があります(猛者はかなり少数)。

■人材系・組織系の起業者の「宿命」

そして、色々横道にそれてしまいましたが、一番言いたかったのがここです。

まず、人づくり・組織づくりで仕事をしていく場合、クライアント先への介入(研修登壇、コンサルなど)が、収入源になる場合も多いです。
私がまさにそうですが、弊社も様々な業界の経営幹部・管理職・中堅・新入社員を対象に、強みの活用(ストレングス・ファインダー)、
チームビルディング(MBTI®やレゴ®などを活用)・1on1・マネジメント・理念浸透、あるいは、より細かくはジョブクラフティング・プロアクティブ行動などのテーマで、研修を実施させていただいています。

これ自体は大変だけれども、楽しくできます。
ただ「宿命」があります。

1つ目が『体調の徹底管理』です。

多くの人のスケジュールを押さえた研修に、穴を開けるわけにはいかないのです。
そうすると冒頭の私の話のように「家族が風邪をひいたときに戦慄する」のです。

絶対に、うつされてはいけない。
特にインフルエンザなどは超危険。

体調管理、手洗い・うがい、そして風邪をそもそもひかない、ウイルスに負けない身体づくりが「宿命」になります。
おかげさまで、私は8年間の登壇で一度も風邪などでリスケなどをしたことはありません…!(ドヤ顔)

また仕事が「学び」に関わるものなので、
2つ目の「宿命」として『学び続けること』が挙げられます。

様々な人やプロジェクトに関わりながら、様々な経験(学び)をさせていただける。
これが、楽しく、何よりもこの上なく自由で幸せと感じれば、天国のようです。

最近は大学の兼任講師など教育にも関わることができて、ありがたい限り。
研修費用は自分で出しますが、あらゆる学びは「仕入れ」ですので、経費になります。
これも嬉しいところ。

■「組織に戻れない」という不安

最後に書いておきたいのが、「もう、組織に戻れない」という不安があります。

起業してから「自分のアイデアを思ったように、好きなように行う」ことで成果を出すことが、当たり前となりました。
そう考えた時に、特に稟議やルールが多い組織には、全く戻れるイメージがつきません。

一方、何かしらの組織に属していなければ、世の中は高速ベルトコンベアのように動き続けているので、あっという間に取り残されてしまいます。
なので、大学院や大学の兼任講師、仲間との繋がりが超貴重です。
(立教大学&大学院、ありがとうございます…!)

ゆえに、自分自身がバタバタと手足を動かして、自分でプレッシャーをかけて、自らの市場価値を創出していかなければならない……、そうした「焦り」を毎日感じます。
そんなことを感じる起業9年目。

妻と息子が同時ダウンをすることで、今日の予定をキャンセルする中で、ふと思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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