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1402号 2017年12月16日

「時間の砂時計」の一粒一粒を、
”ただの砂つぶ”から「砂金」へと変えることが、充実感をもたらす”

(本日のお話 2320文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、2つの研修の実施。

営業研修の二日目と、
ある製薬会社の営業部門のリーダーシップ研修1日目でした。

皆様リアクションもよく、
大変嬉しい限りなのですが、
結局、最後は「やるかどうか」。

研修で学んだことを”実践”してこそ、
成果に繋げられるもの。
ぜひ、現場での皆様の勝負を期待しております。

そして、今日は二日目。

朝から研修に立ち会っております。



さて、本日のお話です。

今週に入って、今まで溜まっていた仕事を含め、
仕事の仕方を見直しはじめています。


今日はその話について、
行っている取り組みの共有とともに、
思うところをお伝えできればと思います。


タイトルは、



【「自分の時間の砂時計」の一粒一粒を、
 ”ただの砂つぶ”ではなく「砂金」へと変えることが、
 真の充実感をもたらす】。


それでは、どうぞ。

■もう、これでもかというくらい、
最近よくよく耳にする大事な言葉で、

「時間は有限」

という言葉があります。


私たちは1日24時間、
一般的に働く時間を8時間と考えて、
できることは、かなり限られています。


そして我々は、その中で

「自分が力を発揮できること」、
「やっていて充実している」
「世の中に貢献できる」

これらのことを、出来るだけ満たすこと。

それこそが、自分にとっても、
そして社会にとっても有益であるのだろう、と思います。


真面目な話、私達個人個人は
”社会の資源”のようなもの。

「自分の強み」を活かさず、押さえつけ、
能力を窒息させてしまうことは、罪ですらある、

そう最近、よくよく思います。


人は、「自分の強み」を活かし、
世に貢献してなんぼだと思うのです。


■例えば、私の貢献を考えてみると、

私が今与えられている職種名は
「クライアントパートナー(営業)」です。

その呼び名はなんでもよいのですが、
私が提供している価値というのは、企業や個人への

「学びの機会」
「成長の機会」

です。

だから、それを実現するために、
私自身がこだわる行動として

・人と会い、人を繋げる
・自分が誰よりたくさん学ぶ
・人にインサイト(洞察、新しい選択肢)を与える

ことが、

”私が成すべき、重要なアクション”

である、と思っています。


そしてこれらは、恐らく私が、
”世の平均値”よりも高く価値を発揮できるところであり、

こういった自分が得意な行動に

”出来るだけの多くの時間を費やすこと”

は自分の喜びであると共に、
世に対する貢献でもある、

と思うのです。


■そして、そのような

「”自分だから”できること」
「”自分だから”価値を与えられること」

にフォーカスをしていった時、

”1分あたりの価値”

は高まります。


そして、そのプロセスは、


『「自分の時間の砂時計」の一粒一粒が、
 ただの”砂つぶ”ではなく「砂金」へと変わっていく』


ようなものである、と思うのです。


■今の世の中は、やることが多く、
会社であれば、やらなければならないこと、
やれと求められることも、たくさんあります。


でも思うのです。

恐らく、それらを全部やることは、
もう無理な時代になりつつあると感じるのです。

(情報が多すぎ、やることが多すぎる、
 それで疲弊をしている人も多くなっている)


これからは、
全部をやる時代ではなく、

「人が、重要なことだけを選択する時代」

です。


例えるなら、物凄く過剰な丁寧なメールを作ったり、
返す必要がなさそうなよくわからないメールを、
何百件も一生懸命返信したりすることは、

”大切な「砂時計の時間」を「ただの砂つぶ化」している”

ことに等しいとすら思えます。


本当に必要な、
”自分が価値を付与できる活動”に、
時間と意識をフォーカスしたとき、
私達の心は喜び、そして世に与える価値も最大化するのでしょう。


1分という「時間の砂つぶ」を「砂金」へと変えられるような、

”自分だけができる行動”

を、日々考え、選択すること。


そのための時間を削減するために、


・スケジュールの管理方法をデジタルに変える

・会議の議事録の仕組みをメモでOKとする

・メールは「お疲れ様です」という文言は、
 そもそも入れないルールにする

・CCは無駄に多用しない

・発言しない会議は参加しない

・クラウドを利用して、資料を探す時間を削減する


やらなくても良い
”砂つぶの仕事”を削減する「仕組み」を作り、

自分だけが価値を付与出来る仕事に、
フォーカスをすることが重要なのでしょう。

または、誰かの力を使い、
苦手なことを補ってもらうという方法も、あるかもしれません。


もちろん、制約の中で、
出来ること、出来ないことあります。
でも、工夫をし続ける事が大事です。



そうやって、

【「自分の時間の砂時計」の一粒一粒を、
 ”ただの砂つぶ”ではなく「砂金」へと変えること】

は、私たちに充実感をもたらす、

そう思う次第です。

【本日の名言】 この道より我生かす道なし。
この道を行く。

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