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319号 2014年6月25日

厳しい現実を受け入れること 

■おはようございます。紀藤です。

ワールドカップの一幕が終わりました。

必死で攻める姿勢、
前半ゴールを決めたときには興奮してしまいましたが、
最終的には、残念な結果となりました。

サッカーのことは、
私は詳しくわかりませんが、
一視聴者として、印象に残ったことがあります。


■それは敗退直後のインタビュー。
本田選手を始め、多くの選手が
今回のゲームについて答えていました。

『無念だけれど、自分の責任。
 だから受け入れるしかない。
 現実を受け止めるところから始めるしかない。』

選手自身が断腸の思いであったことは、
想像に難くありません。

そんな中、結果はどうであれ、
戦略が悪かった、
相性が悪かった、
誰かのせいでなく、
最終的には、
「全て自分の責任」と潔く認める。

当たり前のことかもしれませんが、
私はとても美しいと感じます。


■今、世の中を騒がせている政治家、
あまり気持ちよくないニュースの中には、

「彼のあの姿勢がダメだ」
「トップの考えが悪い」
「環境がよくなればいいのに」

と、多くの場合、
責任を外部に求めているように見えます。

一概に一括りに
比較できることではありませんが、
基本的な心持ち・姿勢として、

「人のせいにしない」
「責任を引き受ける」

ということは簡単そうで、
実は難しいことなのではないでしょうか。

【厳しい現実を受け入れる】

ということは
自分自身が120%全力で、
真剣にやったからこそ
できることなのではないかとも思います。


■「7つの習慣」では、

”自分が影響できる【影響の輪】にまず集中すること”

がより高い成果を目指すための行動の一つ、

と言いますが、
選手たちの行動を見ながら
そのような言葉を思い浮かびました。


■おそらく専門家から見たら、
課題とすべきこと、取り組むことなどは
たくさんあるかと思いますが、

「結果がすべて」とはいう
スポーツの世界において、
10年後の未来から見たら、
それも一つのプロセスだった、
と言えるように、
日本のサッカーも、私たち自身も
進歩していきたいものだな、と思う次第です。

【本日の名言】 苦悩を突き抜けて
歓喜へ至れ。

            ベートーヴェン

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