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318号 2014年6月24日

美しく、無駄のないフォーム 

■おはようございます。紀藤です。

昨晩は、ランナー仲間のYさんと共に皇居ラン。

Yさんは50歳ながらも、
その走りはどんどん進化し続け、
私には到底敵わない領域に到達しています(汗)

そんな彼から「走る」ことについて、
教えを乞うておりました。


■彼曰く、速く、
42キロ走るためのポイントは、

『いかに省エネで走るか』

を考え続けるに尽きるとのこと。

走ったことがある方はお分かりかもしれませんが、
フルマラソンを走るのは、
当然ながら「持続力」がポイントになります。

足の運び
手の振り方、
重心の移動
着地の仕方・・・

あらゆる細かいことにおいて、
1%ずつでも改善を加えて続け、
その動きに無駄がないような、
「シンプルかつ、究極のフォーム」を作ること。

これが年を重ねても、
成長をし続けるポイントである、
そのような話をしていました。


■この話を聞いていて、私は、

”これは何も「マラソン」に限った話ではない”

と強く感じました。

私たちの1日は誰でも24時間です。
そして、よほどのタフネスでもないかぎり、
持ちうるエネルギー量、集中できる時間なども
ある程度決まっているのではないでしょうか。

体力に任せて、「うりゃー!」と駆け抜けられる年齢
というのは限られていますし、

だからこそ、

「自分の限られたエネルギーを、いかに上手に使うか」

すなわち

「良いフォームを身に付けて、省エネをするのか」

が、仕事においても、
重要なポイントになるのではないでしょうか。


■「省エネをする」、というのは
もちろん手を抜くことではありません。

「エネルギーのロスをなくすこと」です。

エネルギーのロスをなくすためには、
「フォームを整えること」が大切です。

「フォーム」とは何も考えなくても、
それに従う事で、自然とエネルギーのロスを減らせる
「型」のようなイメージ。


■では、具体的にどんなことがあるのか。
これは細かいことですが、
あらゆることに適用できるのではないでしょうか。

例えば、
・メール、アプリなどの活用を仕組化する (=システムを使いこなして、省エネ)
もそうですし、
・短時間でメールが打てるよう、タイピングの練習をする (=スキルの向上をして、省エネ)  
もそう。
・集中する時間を設ける習慣を作る (=集中力のリズムをコントロールして、省エネ)
というのも、例として挙げられるでしょう。


■繰り返しになりますが、
限られた時間、エネルギーの中で、
最大の成果を出し続けるためには、

【フォーム(=仕組み、習慣)】

をまず整えて、それに従うことで、
無駄なエネルギーを使わなくてすむリズムを作ること、

が大切です。

■そして「フォームを作る」ためには、
すなわち、仕組化、習慣化するためには、

・身に付けるための練習や、
・ソフトのインストールのための時間、
・情報収集の時間

など多くの「準備」が必要になります。

準備には時間がかかります。

しかし、やることが多い日常で、
いかに自分の限られたエネルギー、時間を最大限に活用して、
走り続けるかを考えた場合、
とても大切なことが「フォームを整える時間」ではないか、と思うのです。


■「7つの習慣」の、
【第三の習慣 重要事項を優先する】において、

【第二領域】=「緊急ではないが、重要なことに時間を使うこと」

が長期・継続的な成果のために大切と言います。

「フォームをつくる活動」は、
まさしく「第二領域」ではないでしょうか。

自分は無駄のあるフォームで、
がむしゃらに走っていないか、
改めて考えようと思ったランニング・タイムでした。

【本日の名言】 1日を大切にせよ。
その差が人生の差につながる。

             ルネ・デカルト

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