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1762号 2018年12月14日

時代を先取りし、サバイバルし続けるためには、「自分が知らないだけで、知っている人は知り、やっている人はやっている」 という事実を忘れないこと

(本日のお話 1685字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

並びに夜からは、

『異業種交流会 ~経済環境分析を試みる~』

の開催でした。

講師は、友人である「小宮コンサルタンツ シニアコンサルタント 藤本正雄氏」
に行っていただきましたが、目からウロコのお話ばかりで、私自身大変勉強になりました。

お金のことも、
そして、不動産のことも、
色々学び、試したいなあ、、、

そう、しみじみ思った夜でした。

(ご参加いただきました皆さま、
 改めて、ありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

昨日の「経済環境分析」のイベントにて、
私自身聞いて考えながら、思うことがありました。

今日はそのお話について、感じたこと、
そして学んだことを、皆さまにご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【時代を先取りし、サバイバルし続けるためには、
「自分が知らないだけで、知っている人は知り、やっている人はやっている」
 という事実を忘れないこと】。


それでは、どうぞ。


■世の中には、
本当に知らない事が多いものです。

「経済環境分析」

という、全く考えたこともない分野もそう。

私自身、最近、多少考え始めたな、
と思っていたのが恥ずかしくなるくらい、

「なるほど、、、汗」
「全く知らなかった、、、」

という気付きの連続でした。



例えば、少しだけ、
昨日学んだ知識をご共有させていただくと、

「景気を予測する方法」の一つとして、

『米国における、毎月の「非農業部門の雇用の増減数」』

なんてものがある、という話。

米国は、毎月平均20万人くらいずつ、
「非農業部門(農業以外)の雇用」が増えています。

面白いことに、
この「非農業分野の雇用」が20万人より大きく上振れると、

”景気は上昇傾向であるサイン”

と読みとけるのだそうです。
逆に下振れると景気不調のサインとなる。



そして、それはなぜか。

それは、毎月の米国における、
「移民による人口増加の数(毎月平均20万人)」
が関わっている、とのこと。

外から来た人が、非農業部門に従事する。
それは、農業以外の産業(IT、製造など)で人を必要としているということ。

すなわち、「企業が雇用したがっている」ということになり、
それは、需要が増え、景気が回復している傾向ではないか、

、、、と読み解く。

あくまでも一要因。

しかし、そのような”兆候”をいくつも複合して、

「経済環境を分析」していく。

そんなお話を聞いたのでした。


■なるほどなあ、、、考えもしなかった。

そう、私自身、驚きとともに、
自分の無知を省みました。

そして、この時、
ふと頭によぎった”思い”がありました。

それが、


『知らないということは、「存在しないこと」と同義である』


のだな、ということ。


新聞に乗っている、数字の羅列。

意味がある人にとっては、意味があるものになります。

それを、仕事の判断に活かしたりする人もいる。
未来を予測する、一助にする人もいる。


知っている人は知っている。そして、
活用している人は、活用しているのです。

無目的にそこにあるものは実はなくて、
意味があってそこに、その「数字」を始めとした、
何かがあるもの。


それが「新聞の数字」であれ、
「絵画」であれ、
「文学の作品」であれ、
「金融の知識」であれ、

自分の心に響かないのであれば、
それは、自分が「知らない」ということ。


【「知らない」=「存在しない」】

となるから、素通りしてしまっているだけ。

知り得ることがなければ、
自分の世界には存在しないも同義です。

しかし、現実には、
「知っている人は、知っていてやっている」
のです。

ゆえに、
”知っている者と、知っていない者”の格差は、
どんどん開いていく。

この「学びの格差」「知識の格差」というのは、
本当に恐ろしいものだよな、、、

と改めて強く、感じたのでした。


■これは、あらゆることでそうであり、
自分自身の人生の直結するテーマです。


「経済環境」ということでイベントの後半には、


『”自分自身の資産”をいかに守るのか』


というような話をテーマに皆で話をしました。

その時に、

・NISAをやっている人はどれくらいいるか

・資産を海外や国内など分けて、
 ポートフォリオを組んでいる人はどれくらいいるか

・不動産を持っている人はどれくらいいるか

、、、

など、聞いてみたのですが、
これも、結構バラけるのです。

これらの「お金に関する知識」についても、
先述の話と、全く同じなのです。


”知っている人は知っている。
そして、やっている人は、やっている”


のです。

誰もが、

「あえて口に出して言わないだけ」

であり、実は、自分が知らないところで、

自分が知らないことを実行し、
結果を出していたりする、

その事実を、忘れてはいけないのだろう、
そう、思うのです。


■研修でよく聞くランキングTOP5に入る言葉に、

「あと10年前に、知っておけばよかった」

という話があります。


学び、知識について、
「知っていてマイナスになる」
という話は、ありません。

学び、知識は活用してこそ価値を成しますが、
「学ぶこと」「知ること」を増やし続ける習慣も
大変重要である、そのように思います。


【時代を先取りし、サバイバルし続けるためには、
「自分が知らないだけで、知っている人は知り、やっている人はやっている」
 という事実を忘れないこと】


です。

ゆえに、貪欲に、前のめりに、
あらゆることを学び続けていきたいものだ、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今週も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

誰もが自分自身の視野の限界を、
世界の限界だと思い込んでいる。

ショペンハウアー

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