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2028号 2019年9月9日

(イベント案内あり)「活躍している、優秀な人事マン」に共通する素養とは、一体なにか

(本日のお話 2543字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から
『現役人事役員と学ぶ人事勉強会「人事の☓☓」』
の開催でした。

並びに午後からは「個別コーチング」の実施、
ならびに読書など。



さて、本日のお話です。

昨日、朝8:30~11:30にて
『現役人事役員と学ぶ人事勉強会』を開催しましたが
主催者側ながらも、「たくさんの気づき」を得たのでした。

今日は勉強会を通じての学びを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【(イベント案内あり)「活躍している、優秀な人事マン」に共通する素養とは、一体なにか】


それでは、どうぞ。


■グローバル5000人の人事役員で、
私が「長老」と尊敬している方がいます。
(勝手に、ですが笑)

その方は、私が月1で主催する人事交流会に
よく参加者としてもお越しいただきますが、
毎回、その発言の鋭さに唸らせられます。


・効果測定が見えづらい、とか
・どうやって社内を巻き込むか、とか
・社長との人事の目線の合わせ方、とか
・いろんな部署が好きなことを言ってくる

、、、などなど、
「人事ゆえの難しい悩み」について、

何が本質で、何を大切に考え、
行動すればよいのか。

そんな悩ましい中で、
一筋の光を差し込ませるような重要な発想・考え方を、
ポツリと発言していただき、
そして皆が、ハッとさせられる。

■そんな「長老」の如き、
”知恵の泉”の現役人事役員をゲスト講師として招き、

その方の体験談を呼び水にして、
それぞれの考えを対話し合う。

そんな場が、
『現役人事役員と学ぶ人事勉強会「人事の☓☓」』
のコンセプトなのでした。


■昨日は第一回目で、参加者の皆様と、
対話が盛り上がったのですが、

その中で話題に上がった話の中で、
そうだよなあ、と納得した話がありました。

それが、参加者からの質問、

『Q、これまでいろいろな人事を見てきて、
 優秀であり、活躍している人に共通する素養はあるのでしょうか?』

についての話。


ゲストの現役人事役員の方曰く、
「一概には言えないのですが、、、」と前置きを置きつつ、
こう語られました。


【少なくとも、『性善説』で考えられる人、
 ここはとても大事な点だと思っています】

と。

「ルールで縛ることが人事の仕事、と言う人もいると思いますが、
 ”悪いことをしているから取り締まる”という前提だと、
 人の能力を発揮させる人材育成、という文脈では機能しないし、
 本人も辛くなるのではないでしょうか」


■、、、確かに、言われてみればそう。
人は悪いことをする。
だからルールで縛らなければならない。
それも一つあるかもしれない。

しかし、

「組織の細胞である”個人の能力”を解放してこそ、
 ”組織全体の成長”もある」

とすると、
細胞の統制(=人の管理)だけで、
機能するとはいえないはず。

当たり前といえば、当たり前。
でも、意外と、「人の可能性に目を向けられない」ということ、
人事だけではなくあるのではないか、と思わされます。


■また、こんなことも続けられました。

【あと、人事は『勉強する』ことですね】

と。

そして、続けます。

「だってそうじゃないですか。
 社員の人には「勉強しましょう」と言いますよね。
 でも言っている当の本人、人事がそれをしていなかったら、
 とてもじゃないですが言えませんよね」

確かに…。

言われてみたら本当にごく普通なことですが、
自分が普段そうなのか、ということを考えると
「棚上げ」してはいまいか、と思うわけです。


■そしてこの事は、「人事」だけではなく、
管理職、マネージャーにも言えるはず。

そもそもメンバーを育てるときに、
”悪いことをしたら取り締まる”と言う発想で、
メンバーがのびのびと新しいチャレンジができるかと言うと、
やっぱり難しいし(性善説が大事)、

あるいは、メンバーに成長求めながら、
自分自身が勉強していない。自らを磨いて、
新しい能力を身につけようとしていないのであれば、
その下にいるメンバーに自分を磨け、というのは、
甚だ難しいのではなかろうか、と思うわけです。


■立場や経験、もともとの才能が違って、
できることはそれぞれ違うもの。

ただ『その人のあり方』から伝わる影響は、
間違いなく大きいと思うのです。


『7つの習慣』では、

”インサイドアウト”
(自分が変わることで、周りが変わる)

こそが、全ての根源である、といいます。

誰かに変わることを求めるより、
自分が変わることから始める。

本当に、これがないと何も始まらないのです。


”過去と他人は変えられない。
 変えられるのは自分と未来である”
(カナダの精神科医エリック・バーン)

という名言がありますが、
本当にそう。

やっぱり、何か変えたいのであれば、
「自分から変わるしかない」のです。


■そしてその一つとして、

・性善説で人の可能性を見る。
・自ら学ぶ。

これは、人事だけでなく、
人と関わるあらゆる人にとって大切なことだと、
改めて思ったのでした。

そしてこれらのことは、
「対話」があるからこそ、
改めて思い馳せることができたことだと、
噛み締めたのでした。


■そんなわけで、次回、
「現役人事役員と学ぶ人事勉強会「人事の☓☓」(第二回)』を、
10/12(土)朝に、行なうことが決定いたしました。

次回は「企業を変革する」というテーマで
語り合う予定です。

人事役員のエピソードをもとに学びつつ、
皆様で対話する少人数、双方向の場です。

2回目からの参加も大歓迎です。

以下、詳細お送りいたしますので、
ご興味がある方はぜひお待ちしております。

(以下ご案内です↓↓)
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【特別イベント】 現役人事役員と学ぶ「人事の“✖✖”」~会社では聞けない人事の話~
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■イベントの趣旨:

「人事」とは誠に奥深く、簡単ではありません。

人事関連のセミナーもたくさんあり、
人事制度や評価制度、最近では働き方改革や1on1コミュニケーションなど
それぞれのテーマに沿った情報が行われます。

そして、豊富な知識やトレンドを聞くことはできるのですが、
職場に戻ると「具体的にはどうしようか?」と、
困ってしまうこともあるのではないでしょうか。

実際に、「1on1だけ」を取り入れたからといって、
組織は簡単に変わるほど、単純ではないからです。


人事の仕事は、何か一つのテーマだけを進めているわけではなく、
自社の経営や業績やほかの仕組みなどとの関係で、
多面的に考え、かつ多くのステークホルダーを巻き込まなければならないからです。

まことに、人事とは奥深い、と思います。



今回のゲストの講師(某現役人事役員)は、
このような皆様のお悩みにきっと答えていただける方です。

人事の大ベテランですが、
日本の有名企業での人事経験を積み、、出向先会社の存続の危機にも
直面したという試練を乗り越えられた方。

現在は人事担当役員として、
グローバル5,000人企業の人事改革を陣頭指揮しておられます。

歴史のある伝統的な会社で、
風土や組織改革を行い、かつ会社を前向きな方向にドライブし、
渦を巻き、現場最前線で戦っている方。

かつ、博識かつ、表面ではなく本質的な「人事の在り方」「組織のあり方」を問い、
短期間に「当社初」という今までやってこなかった施策を次々と成し遂げています。
(具体事例は勉強会でお聞きになれます)



今回はそんな方とともに、『現役人事役員と学ぶ人事の✕✕』というテーマで、
6ヶ月に渡って、少人数&双方向性で”人事”を追求してまいります。
(今回は第二回目となります)

「人事」という題材を元に、
共に組織を、ひいては日本を良くしていく仲間を作っていきたい、
そのように考えております。

きっと、古代ギリシャの「対話」のような、
そのような知的な場になるかと思います。

ぜひ皆様、奮ってご参加くださいませ。


■日時: 第二回 2019年10月12日(土)8:30-11:30
   (※初めての方も参加も大歓迎です)
   (※毎月1回、基本同一メンバーで進めていく予定です)
■場所: 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5階
■費用:5,000円
■進行役:  株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤 康行
ゲスト講師:5000名規模のグローバル企業人事役員
■対象:人事で働く方/人材育成に関わる方
■定員:10名
■お申し込み:https://forms.gle/Lq7hgzgyiiTRRYHCA

【備考】
・応募多数の場合は、主催者との審査の上、申し込みの可否を検討させていただく場合がございます。
・イベント詳細の案内は、【開催1週間前】までにお送りいたします。
 (お待たせして恐れ入りますが、お待ちいただければ幸いです)

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最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

君の魂の中にある英雄を放棄してはならぬ。

フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者/1884~1900)
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