天使と妖精を殺さないために
(今日のお話 1706文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
ならびに、夕方には、
営業研修の導入検討のために、
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」に
ご参加いただいた人事ご担当者様にご挨拶。
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」は、
”お客様の真の課題を見つけ、解決すること”を目的とし、
”そのことによって、長期的なWin-Winの関係が築ける
イコール、営業としても成果を上げ続けられる”
こんな状態を実現するために、
どのようにしたらよいのか体系的にまとめたプログラム。
「ソリューションセールスの入り口から出口」
までを、学ぶことができます。
ちなみに具体的には、
1、お客様と関係を築く「信頼の構築」
2、お客様の真の課題を発見する「ニーズの発掘」
が主なテーマになっています。
自分が感覚的にやっていた”暗黙知”が、
言語化され、整理される感覚を覚えることができる内容で、
私も、営業・コンサルの立場として、
非常に役に立っている研修です。
*
さて、本日のお話です。
先日読んだ本、
『人前に出る仕事の人に。』(著:加藤昌史)
に、印象的で、かつ共感する小話がありましたので、
皆さまに共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■こんな言葉があります。
『ため息をひとつつくと、天使や妖精がひとり死ぬ』。
「ネガティブ思考はよくないよね」
ということを、表した一文ですね。
他にも諸説ありますが、
「怒っているときに吐いた息には、
虫が死ぬくらいの毒素が含まれている」
とか、
「ため息ばかりついて下を向いていると、
靴底のヘリがやたら早い」
とか、
どうやって確かめたのかは不明ながらも、
”「ネガティブ思考」「マイナス思考」は良くない”
というのは、どこかで
多くの人が思っていることなのでしょう。
だから、そんな話も囁かれるのだと思います。
私の大好きな日本の大哲人「中村天風氏」の直弟子である
尾身幸次氏も同じことを言っています。
(第513号 毒まんじゅうを食べない)
■とはいうものの、
「ネガティブが良くないのはわかる。
とは言ったって、ため息くらいつきたくなるよ」
という声なき声も聞こえてきそうです。
(いや、わかります、そうですよね)
そんな時に、冒頭に紹介した著書の、
加藤昌史氏はこんな提案をしています。
~~~~
「はぁ、」とため息が出そうになったときは、
一つ間を置いて、
「すぅ」とため息の直前に息を吸ってみてはどうでしょう。
するとあら不思議。
「すぅ、はぁ、」
これで、”ため息”が”深呼吸”になりましたね(笑)
~~~~
何をくだらない、と思うかもしれませんが、
ネガティブな気持ちを吐き出して、
それに毒されて、ますます暗い気持ちになって、
天使と妖精を死なせるくらいなら、
こういった小さな工夫も
有効ではないかと思うのです。
■「7つの習慣」では、
”私たち人間には選択の自由がある”と言います。
ため息がでそう、ああ、出てしまう。
でも、そこでぐっと我慢して
別の選択をすることもできる。
そのまま「はあ、」と、
ネガティブな意識を行動にしてしまうこともできれば、
ちょっと間をおいて「すぅ、はぁ、」
と深呼吸に変えることもできる。
(ちなみに、このことを「7つの習慣」では
『刺激と反応の間にスペースを空ける』(第一の習慣)といいます)
言葉とか行動は侮れないものです。
いつも使っている言葉や行動で、
知らず知らずに自己暗示にかかってしまうということは、
脳科学的にも証明されているそうです。
天使と妖精を殺さず、大切にしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。