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708号 2016年1月22日

天使と妖精を殺さないために

(今日のお話 1706文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

ならびに、夕方には、
営業研修の導入検討のために、
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」に
ご参加いただいた人事ご担当者様にご挨拶。

「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」は、

”お客様の真の課題を見つけ、解決すること”を目的とし、

”そのことによって、長期的なWin-Winの関係が築ける
 イコール、営業としても成果を上げ続けられる”

こんな状態を実現するために、
どのようにしたらよいのか体系的にまとめたプログラム。

「ソリューションセールスの入り口から出口」
までを、学ぶことができます。

ちなみに具体的には、

 1、お客様と関係を築く「信頼の構築」

 2、お客様の真の課題を発見する「ニーズの発掘」

が主なテーマになっています。

自分が感覚的にやっていた”暗黙知”が、
言語化され、整理される感覚を覚えることができる内容で、
私も、営業・コンサルの立場として、
非常に役に立っている研修です。



さて、本日のお話です。

先日読んだ本、

『人前に出る仕事の人に。』(著:加藤昌史)

に、印象的で、かつ共感する小話がありましたので、
皆さまに共有させて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■こんな言葉があります。

『ため息をひとつつくと、天使や妖精がひとり死ぬ』。

「ネガティブ思考はよくないよね」
ということを、表した一文ですね。

他にも諸説ありますが、

「怒っているときに吐いた息には、
 虫が死ぬくらいの毒素が含まれている」
とか、

「ため息ばかりついて下を向いていると、
 靴底のヘリがやたら早い」
とか、
どうやって確かめたのかは不明ながらも、

”「ネガティブ思考」「マイナス思考」は良くない”

というのは、どこかで
多くの人が思っていることなのでしょう。

だから、そんな話も囁かれるのだと思います。

私の大好きな日本の大哲人「中村天風氏」の直弟子である
尾身幸次氏も同じことを言っています。
(第513号 毒まんじゅうを食べない)


■とはいうものの、

「ネガティブが良くないのはわかる。
 とは言ったって、ため息くらいつきたくなるよ」

という声なき声も聞こえてきそうです。
(いや、わかります、そうですよね)

そんな時に、冒頭に紹介した著書の、
加藤昌史氏はこんな提案をしています。


~~~~

「はぁ、」とため息が出そうになったときは、

一つ間を置いて、
「すぅ」とため息の直前に息を吸ってみてはどうでしょう。

するとあら不思議。

「すぅ、はぁ、」

これで、”ため息”が”深呼吸”になりましたね(笑)

~~~~


何をくだらない、と思うかもしれませんが、
ネガティブな気持ちを吐き出して、
それに毒されて、ますます暗い気持ちになって、
天使と妖精を死なせるくらいなら、

こういった小さな工夫も
有効ではないかと思うのです。


■「7つの習慣」では、
”私たち人間には選択の自由がある”と言います。

ため息がでそう、ああ、出てしまう。

でも、そこでぐっと我慢して
別の選択をすることもできる。

そのまま「はあ、」と、
ネガティブな意識を行動にしてしまうこともできれば、

ちょっと間をおいて「すぅ、はぁ、」
と深呼吸に変えることもできる。
(ちなみに、このことを「7つの習慣」では
 『刺激と反応の間にスペースを空ける』(第一の習慣)といいます)

言葉とか行動は侮れないものです。

いつも使っている言葉や行動で、
知らず知らずに自己暗示にかかってしまうということは、
脳科学的にも証明されているそうです。

天使と妖精を殺さず、大切にしましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 世の中には幸福も不幸もない。
ただ幸福だと感じた人が幸福で、
不幸だと思った人が不幸なのだ。

ウィリアム・シェイクスピア

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