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2631号 2021年5月4日

なわとび二重跳び対決から「大人の能力の高め方」を学んだ

(本日のお話 2130字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日より、諸々気をつけつつ、
茨城の実家に帰省でした。

なかなか動きづらい中ということもあり
子供が生まれてから一度も
義父に顔を合わせることができず、

今回は初めての対面とのことで
帰省をしております。



義父や甥っ子たちと、

バトミントンをしたりと
なわとびをしたりと、

ほのぼのとした時間を
過ごしておりましたが、

その中で「ミニなわとび大会」のごときものを
皆でやることになりました。

そんな中で、
なわとびのレベルアップのために、

先日読んだ「経営学」の本に
書かれていたことを思い出しました。

そして、

”大人の能力向上”

についての学びと気づきがあったのでした。

今日はそのお話について皆さまに
ご共有させて頂ければと思います。

それでは参りましょう!

タイトルは、

【なわとび二重跳び対決から、「大人の能力の高め方」を学んだ】

それでは、どうぞ。

■「二重跳び、今のところ
16回が最高記録だね」

、、、

実家での集まりの中で
親戚の義兄が、ふと言いました。

皆で3本あるなわとびを
代わる代わるとびながら、

親族一同(参加者3名)の中で、

”なわとび大会”的な
空気が醸し出されはじめ、

それぞれが跳びつつ
数え始めます。

■私もなわとびは小学生時代、
結構好きでした。

そして、こういうちょっとした
勝負は地味に燃えます。

ということで、なんだか
張り切ってしまいました。

、、、が久しぶりにやってみると、
なかなかできないもの。

イメージでは飛べているのですが、
実際、すぐ引っかかってしまって、
なかなか続きません。

やはり、体力が
落ちているからだろうか…

あるいは、当時よりも、
体重が重たくなっているからか…

コンクリートの上で
ジャンプをする着地の衝撃に、

膝が苦悶の声を上げるのを感じつつ、
考えておりました。

「はて、どうすれば
もっとたくさん飛べるのだろうか?」

と。

■そう考えた時に、
ふと思い出すものがありました。

それが大学院受験の際に読んだ

『新しい経営学』 三谷宏治 (著)
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9797/

という本。



この本には、

「モデリング手法」

と呼ばれる新人育成手法が
紹介されていました。

壁塗りの会社
「原田左官工業所」における事例です。

10年かかると言われているプロの職人の技。

それを、短い時間で育成する工夫をすることで
競合との差別化を図る、という戦略です。

ちなみに、どうするかというと

・新人には最初から壁塗りをさせる。

・その後プロの映像と比較をさせる。

・自分とプロの違いを考えさせ、修正する

という新人育成方法です。

■つまり、

1、フィードバック
(映像により自分の塗り方とプロの塗り方の違いを目でみる)

2,自己省察
(何が良くなかったか、どうすればよくなるか振り返る)

3,実践的行動
(次の行動に反映させる)

という3ステップを踏むというのが
「モデリング手法」です。

これにより、

半年かかる技術が1ヶ月で習得
(なんと6倍)

できるようになったのでした。

■そして、そのことを
なわとびをしながら思い出し、

近くで見ていた妻に、
こうお願いをしてみます。

「自分のなわとびの様子、
ビデオでとってみて」

そうやって撮影をして、

なわとびの様子を自分で
”振り返り”してみると、

自分のイメージと
違っていることがわかります。

自分の場合、

・ジャンプをするときに
体が曲がっておりバランスが悪い

・ジャンプが回を重ねるごとに
低くなっている

ことがわかりました。

■では、

修正ポイントはここだろう、
ということで、意識をして
跳ぶようにしました。

何度か回数を重ねて、
修正を繰り返してみました。

そうしたところ最終的に、

・二重跳び90回

・三重飛び10回

を跳べて、

小学生の体が軽かったときよりも、

圧倒的な短時間で、
早い成長スピードを感じることができ、

なわとび技術の向上が見られたことに、
私事ながら感銘を受けたのでした。

(別に何に役立わけではないですが、
なんだか嬉しかったのでした)

■そしてこの経験を通じて思ったこと。

それは、

『成長とは「振り返り」の質と量によって
もたらされる』

ということです。

小学生時代、
何度も何度も繰り返し
跳び続けたときでも、

三重跳びは4回くらいしか
できませんでした。

それはたしかに
回数を重ねていた。

しかし、

”何が良くて
何が悪かったのかという「振り返り」”

はしていませんでした。

ゆえに、回数を重ねても、
”修正”がされないので、

それは練習をしているようでしていない、
状態であったのでしょう。

考えない繰り返し練習より、

考える知恵を使った一回の練習のほうが、

場合によっては活きることもある。

■学びとは「振り返り」です。

そして、たしかに若いほうが、
特に身体的な面においては、
成長が見込めるでしょう。

しかし、大人には
「知恵」があります。

今回の「振り返りが大事」という
知識を学んだように、

大人になって知識を得たからこそ
限られた時間とエネルギーを

より効果的に使うこともできる。

■今回は”なわとび”から、

「振り返り」の大切さを感じましたが

これは他のことにも
同様に活きる考え方です。

あらゆる趣味
(料理・音楽・将棋・スポーツetc)
でもそうでしょうし、仕事でも同じ。

よって

『成長とは「振り返り」の質と量によって
もたらされる』

このことを、改めて
覚えておきたいものだ、

そんなことを感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

20歳だろうが80歳だろうが、
とにかく学ぶことをやめてしまったものは老人である。
学び続ける者は、みな若い。
人生において一番大切なことは、頭を若く保つことだ。

ヘンリー・フォード
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