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3287号 2023年2月22日

生産性を高める「仕事の仕組み化」のポイント

(本日のお話 2783字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、2件のアポイント。
また夜は大学時代からの付き合いの
先輩経営者と会食でした。



さて、本日のお話です。

今週実施する「生産性向上研修」なるものがありますが、
その中の参考情報を集める上で

”仕事の「仕組み化」”

について改めて調べたり、
整理をしておりました。

今日はその中での学びについて、
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは、早速まいりましょう!

タイトルは

【生産性を高める「仕事の仕組み化」のポイント】

それでは、どうぞ。

■きっと、このメルマガをお読み頂いている
皆様の多くは

「知的労働者」

と呼ばれる方かと思います。

個別のパソコンを持ち、
それぞれが自分の頭で働きます。

そして、それぞれの
「やり方」で仕事を行っているかと思います。

ここでいう「やり方」とは

・時間管理の方法
・メールの返信のルール
・パワーポイントの作り方
・ミーティングの進め方
・資料の整理の仕方

などなどの、

”やることは大まかに決まっているが
細かい進め方・やり方は本人に任せられている”

ものです。

■これらのものは
「ブラックボックス」です。

他者から
パソコンの中身をチェックされたり
時間管理の仕方を細かく指導されることは
あまり、ありません。

それは本人のやりやすさや
他のルールとのバランスもあり、
明確な答えがあるわけではないからです。

ゆえに、本人の中で完結され
周りから見えず、また指摘されることもない、

となりがちです。

■その結果、

・様々なことを
上手に仕組み化・効率化し
生産性高くに働いている人

も生まれれば、

・仕組み化・効率化の方法がわからず
ファイルを探し続けたり、
同じ作業で何度も躓いたり
メールを返すことにひたすら時間を使っている人

も生まれて、

そこに大きな「生産性の差」が
生まれているのが
実態であろうと思われます。

■たまにオンライン会議などで
パソコン画面の共有をされるとき、

”デスクトップが
フォルダやファイルで
ものすごく散らかっている人”

をみたり、

「あれ、あのファイルどこいったかな・・・」

とひたすら探している人をみると
これは普段からこうなのかも、、、

と思えることもあるかと思います。

■、、と自分のことを
棚に上げて語っていますが、

かくいう私も数年前、
外資系コンサル会社で働いている聡明な友人の前で
何気なくパソコンを開く機会がありました。

その時に友人が

「うわっ・・・
その整理の仕方はないっしょ。

10秒以内に必要な資料を見つける
ことができないとアウトだよ」

と言われ、その際に
友人から指導を受けました。

そして、

・フォルダの整理の仕方
(名前のルール、フォルダの分け方のルール)

などを教えてもらい、
たったそれだけですが、

仕事がものすごく
効率化されたのでした。

その後も、

・パワーポイントの作成ルール

なども決めたり、様々なことを
仕組み化することで日常業務は
だいぶ極小化されたように思います。

■では、実際に、
どのようなポイントを抑えれば

”日常業務を効率化し
生産性を高めることができる”

のでしょうか?

そのポイントについて書籍、

『最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術』
(著/泉正人)
https://amzn.asia/d/eu5eptU

にて、いくつか書かれていましたので
内容を引用させていただきつつ
ご紹介できればと思います。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<「仕事の仕組みづくり」のためのポイント>

■考え方の前提:

・目の前の仕事に手一杯になっていては、
自己投資の時間もできず、将来の成長は難しい。

・しかし日常業務に追われて時間がないことが多い。

・そのため、まず「仕組み」を作り
日常業務(作業系の仕事)を徹底的に効率化し、
可処分時間を増やすことが重要である。

・仕組みをつくるポイントは
「意志の力」「記憶力」に頼らないで
自動的にできるルールを作ること。

(※考えたり記憶すると疲れるので、
そこにエネルギーを使わない)

***

■「日常作業を徹底的に仕事を効率化」すべし

:一度行った作業を改めて思い出したり、
確認する無駄を省くための方法。
チェックシートとマニュアル作成がポイント。

○(お勧めアクション1)チェックシートをつくる

・日常業務でいつもやる行動を
思い出したり考えなくてよくするために
「チェックシート」としてリスト化する。

(例:社内提出書類のチェックシート
月末作業のチェックシート
掃除のチェックシート
朝出社したときに行うチェックシート
出張準備チェックシート)

○(お勧めアクション2)マニュアルをつくる

・ミーティングや部下との1on1、
半期面談、お客様との商談の流れなど
「うまくいく流れ」について、言語化し、
マニュアル化することで再現性を高める。

(例:ミーティング議事進行表
半期の目標設定面談の流れ
お客様との商談のヒアリングリストなど)

***

■「あらゆるタスクを一元管理」すべし

:資料を探すときに、どこにあるのかわからない・・・
となると、探したり確かめる時間がかかります。
時間や手間はコストであり、無駄であるため
それを極小化します。

○(お勧めアクション3)データはクラウド化で一元管理する

・STEP1:デスクトップPC、ノートPC、スマートフォンなど情報をとにかく集約する
(例:全てのデバイスにおいて
メール= Gメール
スケジュール= Googleカレンダー
フォルダ= Dropox(Google Drive) など統一し集約する)

・STEP2:「そこに何でも放り込む」こと。
(そこにある、とわかれば頭で記憶しなくてすむ)

・STEP3:フォルダは細かく分けすぎない
(細かすぎると、どこに何を入れるか迷ってしまう)

・STEP4:「フォルダ名にルール」をつくる。
(フォルダは大雑把でよいが、フォルダ名は細かくルールを作る。
そうすることで、検索性が高まり、一覧もみやすくなる)
(例:230222_研修スライド_生産性向上研修_○○株式会社_ver1.2 など)

・STEP5:「その他」「old」フォルダをつくる
(分類わけがしやすいように、その他フォルダをつくる
また古いものと新しいものがまざらないように「old」フォルダをつくる)

※参考:『最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術』(著/泉正人)
を引用、一部著者にて編集・追加

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。

■おそらく、

「こんなの当たり前だよね」

と思われる方、すでにやっている人も
たくさんいると思います。

ただ、こうしたテクニックを知らず
探すことや確認することに
ものすごく時間がかかっている人もまた、
たくさんいると思います。

些細な工夫ではありますが、

こうしたことを知ることで
日常業務が効率化され、
脳のエネルギーを浪費せずに済みます。

その分、より創造的なことや
自己投資にも時間を使うことが
できるようにもなるはず。

私自身も
まだまだ仕組み化できていないことがあるなあ、
と書籍を見ながら思ったので、

このあたりに時間を使っていきたいと
改めて思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

長い議論も短い議論も目指す目的は同じだということを、
よく理解すべきである。

エピクロス
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