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3293号 2023年2月28日

筋肉(人)は厳しさで生まれ変わる ー峠走から学ぶことー

(本日のお話 1853字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は終日、
外部顧問先の会社様へのコーチングなど。
その後、皆でお食事でございました。
(C社の皆様、ありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

週末に走った
往復23キロの「峠走」の
筋肉痛が1日遅れでやってきております。

そんな中、今月のある雑誌にて、
図らずも「峠走の魅力」が特集されており、

その記事から、

峠走の意味、そして
自分を追い込むことの意味などを
考えさせられたのでした。

本日はその記事のご紹介を含めて、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。

(ランニングにご興味がない方、
ご容赦くださいませ、、、汗)

それではまいりましょう!

タイトルは

【 筋肉(人)は厳しさで生まれ変わる ー峠走から学ぶことー 】

それでは、どうぞ。

■関東に、
ランナーが集まる

「峠」

がいくつかあります。

それはランナーが
自らを鍛えるメッカのような存在です。



私が知る限りですが、
一つは、神奈川県山北町にある

『足柄峠』(往復23キロ、高低差650メートル)

です。

そしてもう一つが
神奈川県秦野市にある

『ヤビツ峠』(往復23キロ、高低差670メートル)

です。

どちらも、
距離や高低差は同じくらいの、
比較的小さな峠。

■しかし、これを
自分の足で走って登ると、
当然ですが

”めっちゃしんどい”

のです

この峠走について
ランニングの雑誌『ランナーズ』の
今月号にこんな風に説明されていました。

以下、引用いたします。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

”(峠走は)例えるなら、
鉄を打ち付けて刀を鍛錬するように、

あえて厳しいコースで自分自身を
”いじめる”ことで足を鋼のように
強く鍛えるイメージです。

(中略)

”フルマラソンでサブスリー=平均4分15秒より
速いスピードで42.195kmを走り抜くには、
あらゆる部位の筋肉が動員できる状態に
なっていることが必要だと思っています。

こっちの筋肉が疲れても
あっちの筋肉が動いてくれる状態です。

峠走では、上りでは
大殿筋、ハムストリングス、アキレス腱まわり、
ふくらはぎなど体の後ろ側の筋肉に刺激が入り、

下りでは、着地衝撃によって
体の表側の筋肉、大腿四頭筋やヒザ周りの
筋肉を鍛えることができるんです。

あらゆる筋肉を強化することができるんです。”

※引用『ランナーズ』2023年4月号 P.29
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。

■なるほど。。。

これ、体験してみると
まさにその通りだと感じる記事です。

峠を駆け上ったり
駆け下りたりすると、

”足の筋肉が短時間で
極限まで追い込まれる”

感覚を覚えるのです。

平坦な道では
動員されなかった筋肉が出動して、

結果的に、足の全筋肉で
使い倒すようなイメージ。

■一つの筋肉を
”使い切る”からこそ、
その筋肉が破壊され成長するし

限界値を超えるから

はじめて別の筋肉を使って
走ろうと身体が機能する。

そのように

「厳しい環境だからこそ
自分の可能性が発現する」

とも体感させられるのです。

■これは
ランニングもそうですが、

他のことでも(仕事でも勉強でも)
同じようなことが言えるのではなかろうか、

とこの記事を読みつつ、
また自分の筋肉痛の肉体を振り返り、
感じていたのでした。

■例えば、

「論文を書く」でも

「仕事を頑張る」でも、

そこそこの厳しさで
「既存の筋肉」だけ使って

やりくりする負荷では、
そこに成長は生まれません。

まるで峠走のように
あえて厳しい道を選び

自分が持っているものを
全部出し尽くさざるを得ない状況にするから

その先に、
新しい筋肉の動員

”仲間からの支援”
(という新しい筋肉の動員)

とか

”これまでやってこなかった
新しい進め方”
(という新しい筋肉の動員)

があるのかもしれません。

■そして、
その経験を通じて、

”生まれ変わった自分”
(または筋肉)

との出会いがあり、

それが振り返ったとき
峠の厳しい練習に意味を
見出すことになるのかもしれない、

そんなことを思ったのでした。

ゆえに、

『人(筋肉)は厳しさで生まれ変わる』

峠走はそんなメタファーとして
ぴったりだな、、、

そんなこと思ったのでした。

■余談ですが、

大学院の修了合格が
本日10:00に発表されます。

おもえば、論文を書くのも、
大変だったなあ、、、

と思いつつ、

論文をメルマガにしたりするのは
まさに”新しい筋肉を動員する”という
行為であったと振り返り思います。

改めて、ちょくちょく

「峠走」

を楽しく自分に課していきたい、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

船荷のない船は不安定でまっすぐ進まない。
一定量の心配や苦痛は、いつも、だれにも必要である。

ショーペンハウアー

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