メールマガジン バックナンバー

3484号 2023年9月8日

アートとサイエンスの融合したアセスメント

(本日のお話 2127字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は引き続き、先日より受講している
リーダーシップアセスメントに関する
4日間の研修の最終日でした。



さて、本日のお話です。

今回、4日間の研修を受けて、
これまで学び、実践してきた、

システムコーチング

そして、大学院で学んだ

リーダーシップの理論
キャリアの理論
統計分析

が一つに統合されたと思わされる
素晴らしいツールを学んだと感じました。

という個人的な高揚感を胸に、
このツールは改めて多くの方に知っていただきたい!
と思いましたので、

改めて本日は

『リーダーシップ・サークル・プロファイル』

のツールの魅力について
書いてみたいと思います。

タイトルは

【アートとサイエンスの融合したアセスメントはすごい】

それではどうぞ。

■私の尊敬する友人のお一人が
先日こんなお話をしてくれました。

「自社の利益の最大化。
そして、お役様の満足度。

一見、相反しそうなものを

”お客様の喜ぶ最大価格で売れ”

と両立させたところが
稲盛さんのすごいところですよね」

京セラにご縁が深い方とのことで
稲盛さんのお話を引用しつつ、

「一見、相反するものを
一つに統合する」

ことの深み、凄さを考えさせられたのでした。

■この「統合」は
様々な側面で必要とされます。

例えば、

「リーダーシップ」

という事象も、まさにそう。

PM理論(三隅,1966)は

リーダーに必要な要素は
「目標達成の機能(Performance)」と
「集団維持の機能(Maintenance)」の2つであるとし、

この両機能を、高いレベルで
バランスする事が必要としました。

達成すること、稼ぐことも大事で、
思いやりがあり、協調することも大事。

この2つを実現するのは
言うは易し行うは難しです。

相反するとはいわずとも、質の違うものを
統合していくことの難しさは、
いわずもがな、です。

■あるいは人の内面においてもそう。

人には、

”クリエイティブな側面”
(チームで共に進む、結果を出す、
優しいながら勇気を持って口に出す)

もあれば、一方
完全な人間はいませんから、

”リアクティブな側面”
(承認されたいと思う、
強く言いすぎてしまう等)

取り扱いが難しく
自分でも受け入れが難しい感情や欲求もあります。

こうした、優れた部分、
一方不完全な部分を含めて

それでも自分は自分であるという
アイデンティティを持つことも
”統合すること”の一つでしょう。

■あるいは、

人材開発や組織開発の領域でもそうです。
本領域で成果を出すには、

目で見えて、数字で測れるデータ
(=サイエンスの部分)

を元に課題を特定すること、
評価をすることは大事です。

一方、「人と組織」とは
数字では測れない人間の営みです。

そこには感情や感性のゆらぎ、
スピリチュアリティなども存在します。
(=アートの部分)

アートだけによると、
怪しく説得力がない。

しかし、サイエンスだけだと
数字のみで無機質で人の営みが見えない。

「アートとサイエンス」の”統合”も
難しく、しかし大事なものです。

■そして、更に言うならば
上記の統合は二次元的なもの。

しかし、例えば
1人のリーダーがいたときに、
そのリーダーの中野

・目標達成と集団維持機能

・リアクティブな側面と
クリエイティブな側面

・アートとサイエンス

それぞれの領域を
ミルフィーユのように重ねて
三次元的としてみたときに、

それらの”統合”の難易度は
複雑に、より高まっていきます。

しかし、私達はそのような
複雑な”統合”を経るからこそ、
成長していくとも感じます。

■、、、と、

”統合”することの必要性
そして難しさについて語ってみましたが、

『リーダーシップ・サークル・プロファイル』
https://leadershipcircle.com/ja/

の魅力はそれらの、

・目標達成と集団維持機能
・リアクティブな側面とクリエイティブな側面
・アートとサイエンス

について、

全体を統合して見ることができる
アセスメントであることです。

(おそらく、この複雑性を包含したところ
かつそれを数字で示したことが

”マッキンゼーが世界最高のアセスメントツール”

と評した理由ではないか、と勝手ながら思いました。
おそらくもっと精緻な分析をしているのでしょうが)

■本アセスメントは、

信頼度と妥当性に対する数字的な説得力は
極めて優れています。

アセスメントのスコアと
業績への相関も認められており、
実用に直結するものです。

各コンピテンシー間の相関係数も
分析によって明らかにされており、

理論的な側面から説明することが
可能になっているものです。

一方、無私やバランス、
持続可能な生産性など
より広い社会とのつながりも測定し、

傲慢、操作、受け身など
その人のエッジ(抵抗感)などの
一見曖昧な部分も見えるようにしています。

また繰り返しになりますが、
それらの領域と業績の相関も明らかにしているのです。

本当に、美しくできています。

■とはいえ、

ツールは手段の一つでしかありませんし、
完璧なものでもありません。

それでも、

「このツールを後世に残したいと思ったので
日本でもこのコースを作った」

という主催者のお話が胸に残っていますし、
コースを終えて、その言葉にもより強く
共感した次第です。

ということで、ご興味がある方は、
ぜひ以下アセスメントを試してみてくださいね。
(何ももらっていませんのでご安心ください笑)

※リーダーシップ・サークル・プロファイル
セルフアセスメント(無料)の受検URL
https://self-assessment.theleadershipcircle.com/ja-JP

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

=========================
<本日の名言>

自信と劣等感とは、矛盾したパワー、エネルギーです。
しかし、この両方を一人の心の中にバランスよく持ち続けていくということは、
漫画のみならず、作品を描く人間にとって、とても大切なことだと思うのです

藤子・F・不二雄
==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す