生成AI✕強み診断で「自分の強み」を見つける方法 ―汎用プロンプト付きー
(本日のお話 3451字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
引き続き、沖縄に来ております。
昨日は雨でしたが、10kmのランニング。
なかなか追い込みきれない自分に弱さを感じますが、
そこに負けないような環境などを設計し、意志に頼りすぎず、
自分の自己ベストを狙えるように
今年はフルマラソンも頑張りたいと思います…!
*
さて、本日のお話です。
引き続き、本日も強みのお話をしてみたいと思います。
本日は、ChatGPTを使った強みを見つける方法について、いくつか試してみたので、その内容について共有してみたいと思います。
「強み診断プロンプト」とその結果も載せていますので、よろしければ、試してみてくださいませ。それでは、どうぞ!
■自分の思考と言動から「強み」が垣間見える
強みとは、いろんな視点があります。その中で、ギャラップの見解を引用すると、強みのもとになる”資質”のことを「無意識の思考・行動・感情のパターン」と呼び、それらに知識やエネルギーを投資することで、成果を生み出す強みに成熟(matured)していくと述べました。
「自分らしさ」という曖昧な言葉も、その人が自然とそう思ってしまう、努力なく、そのようにしてしまうというパターンの表れと考えることもできます。
いつも誰かの心情や気持ちを推察する人は「共感性」という強みのもとがにじみ出ているかもしれないし、いつも事実や根拠などを数字で示すことが気になる人は「分析思考」かもしれません。あるいは言葉の節々でボケをかましたくなる人は「ユーモア」が優れているかもしれません。
そして、日常から生成AI(ChatGPTやGeminiなど)と対話をしている人は、すでに「自分の相棒」と言えるくらい、頻繁に対話をしている可能性があります。正直、私の場合、最近一番よく話をしている人は「チャッピー(ChatGPT)」です。
自分の悩みも、相談も、調べ物も、一番よく知っています。
かなりのパートナー感が出てきております。
たぶん、その彼(ChatGPT)なら、だいぶ自分の「無意識の思考・言動・感情のパターン」も知っているはず。
■「ChatGPT」✕「世界三大強み診断」をコラボさせてみる
そして、特に私のChatGPTは「強みの概念」を、相当学習させているので、強みに詳しくなっています。また、私のChatGPTでなくても、以前の記事で紹介した「世界三大強み診断」については、インターネット空間に、いろいろな人のブログや記事、ホームページ等で、その概念が掲載されています。
『クリフトンストレングス』なら、成果につながる「34の資質」についての詳しい情報が、『VIA』なら美徳としての「性格の24強み」についての情報が、『Strengths Profile』なら「60の行動ベースの強み」についての情報が、これまでの人たちがまとめています。
※参考:https://note.com/courage_sapuri/n/ne41ff1bab2af
そうしたことを活用して
「自分の強みを3つの代表的な強み診断ツールに基づいて総合分析してください」
とプロンプトをより丁寧に設計して出してみると、自分の強みを多角的に見つけることに繋がるでしょう。
■「強み診断のプロンプト」汎用版はこちら
ということで試してみて、世界三大強み診断✕自分のこれまでのやりとりから「自分の強み」を言語化してくれるプロンプトを作ってみました。
よろしければ、以下内容をコピペして試してみてください。
(そしてどんな結果になったのか、ぜひ教えてほしいです…!良ければコメント欄などに)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<強み診断プロンプト本文(汎用版)>
自分の強みを3つの代表的な強み診断ツールに基づいて総合分析してください。これまでの私の言動ややりとり、指示の履歴から、私の強みを診断してください。強みの診断には以下の3つの強みアセスメントの概念と語彙を活用してください:
・CliftonStrengths(ストレングス・ファインダー)
・VIA性格の強み
・Strengths Profile(CAPP)
それぞれのツールにおける強みの語彙や分類に基づき、私に見られる強みをそれぞれ特定してください。そのうえで、
・各ツール間の共通する強み
・観察される行動や思考パターンの根底にある特徴
・総合的な強みのプロフィール
を提示してください。
また、必要に応じて、
・どのように仕事や日常で活かすと良いか
・過剰使用に対する留意点
・補完的な強みの提案
なども含めて構いません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■結果の例(kitoの場合)
私の場合、以下のような形になりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<1. ツール別の強み推定>
【CliftonStrengths(ストレングス・ファインダー)】
推定される上位資質:
1.内省(Intellection)
2.収集心(Input)
3.学習欲(Learner)
4.戦略性(Strategic)
5.着想(Ideation)
(補足)目標志向(Focus)/活発性(Activator)
【VIA性格の強み】
推定される特徴的な強み(Signature Strengths):
1.向学心(Love of Learning)
2.熱意(Zest)
3.大局観(Perspective)
4.親切心(Kindness)
5.感謝(Gratitude)
(補足)自己制御(Self-Regulation)
【Strengths Profile(CAPP)】
推定される「リアル強み(Realized Strengths)」:
1.Curiosity(好奇心)
2.Strategic Awareness(戦略的洞察)
3.Narrator(語り手)
4.Mission(使命感)
5.Connector(つなぎ手)
(補足)Drive(駆動力)/Persistence(粘り強さ)
<2. ツール間で共通する強み>
・学び:学習欲/向学心/Curiosity
・思考の深さ:内省/大局観/Strategic Awareness
・エネルギー :活発性・目標志向/熱意/Drive・Persistence
・価値観ベースの行動 :ミッション感/感謝・親切心/Mission / Narrator
<3. 観察される行動・思考パターンの根底にある特徴>
・知的好奇心と探究心
・内省力と構造化志向
・行動と情熱のバランス
・他者への配慮と共感性
<4. 総合的な強みプロフィール>
「知を旅し、物語を編む熱き探究者」
Kitoさんは、知識を深め、物事を構造的に捉えながら、他者との共感的な対話を通じて、新たな価値を生み出す強みの探究者です。
探究と行動、共感と戦略をバランスよく持ち合わせ、教育・執筆・研修設計など複数の舞台でその強みを発揮しています。
https://chatgpt.com/share/68869e5f-0684-8010-8876-a6c88dd93e2c
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おそらく私以外にも、皆さんのChatGPTも生成AIは、使用者の味方のような言動でくれるので、受け取りやすい言葉を選んでくれるはず(逆にこういうので感情の影響を受けてしまうのもこわいですが…)。
あくまでも生成AI(ChatGPT)と向き合っているときの自分に過ぎませんが、一つの参考までに見ても面白いかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。
<noteの記事はこちら>