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4199号 2025年8月24日

今週の一冊『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』

(本日のお話 1954字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、朝から8kmのランニング。
また、システムコーチングの勉強会。
夜は大学院の仲間と「高円寺阿波踊り」へいきました。
夏祭り気分を味わって、エモい夜でした。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は最近読んだ本の中から1冊をご紹介する「今週の1冊」のコーナーです。
今週の1冊はこちらです。

大学の授業をサボりたかったという理由で生成AI(ChatGPT)を使い始めた大学生が、興味本位で「100日連続でアプリを作成し、Xに投稿していく」という、その名の通り100日チャレンジの軌跡を記した書籍です。

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『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』

大塚あみ(著)
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読んでみた感想ですが、一言で言うと、「めちゃくちゃよかった」です。

「よかった」とだけ言うと、大味すぎる感想ですが、もう少し言うと、
物語として面白かった、著者の成長譚として勇気をもらえた、個人的に共感した(自分も「論文100本ノック」「毎日メルマガ更新」などやってきたため)などでしょうか。

アウトプットをし続けること。コツコツと取り組むことが、
いかに人生を変えてくれるかを多少なりとも理解していることが共感につながったのだと思います。

ということで、その中身と感想について書いてみたいと思います。

■本書の概要と目次

大学4年生だった著者・大塚あみさんが、ChatGPTとの出会いをきっかけに、好奇心だけで「100日連続で毎日アプリを作り、それをX(旧Twitter)に投稿する」というチャレンジを始めた記録です。
結果的に教授から評価され、国際学会での発表につながり、ソフトウェアエンジニアとして就職するまでの道のりが描かれています。

以下、本文構成です。

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ステップ0 プロローグ
ステップ1(Day1~6) チャレンジ開始
ステップ2(Day7~23) チャレンジの意義
ステップ3(Day24~31) 作品は私次第
ステップ4(Day32~Day50) 私と誰かの未来
ステップ5(Day51~Day65) 理想と現実
ステップ6(Day66~Day100) 最適解を求めて
ステップ7 エピローグ
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■読んでみて印象的だったこと

以下、読んでみて特に印象的だったところです。

⑴ 著者のとがりまくりの成長譚

著者は、聡明ではっきりした方なんだろうな、と著書を通して感じる一方、
いわゆる「周りに合わせてうまくやる」という大企業などにはなじまないような感じ(ある意味偏りがある)、そうした世の中に迎合しない姿勢が感じられました。

いわゆる「やりがいを持ちましょう」「目標を立てましょう」といった自己啓発的な語りに対しても疑問を抱き、
「仕事のために自分をよく見せたり合わせたりすることに気持ち悪さを感じる」と率直に記しているのも印象的でした。(ちなみに、学業成績では0〜4の中で平均0.9という低い数値だったそう)

成績的にはアンバランスであった一方、強い価値観を持ち、世の中に迎合しません。1日10時間を開発に費やし、ChatGPTとやり取りしながら5万行ものコードを書き上げ、素人から短期間でエンジニアとして芽吹いていきます。
ある教授には「君は普通の人が5年かけてもできないことを、数十日で成し遂げている」コメントをもらっています。

「上手にバランスよくやる」のではなく、「自分の尖りを認め、興味が赴くままに没頭する」ことで、見えなかった種が一気に芽吹く人の可能性にしびれました。

⑵ 「プログラミング」もなんとなくわかる内容

ちなみに、本書はアプリ開発について書かれており、私はプログラミングに興味はあっても、これまで挑戦したことはありませんでした。

ゲームがどう動いているかすら知らなかったのですが、本書を読むことで素人だった著者が「オセロ」「ぷよぷよ」「ブロック崩し」といったゲームを作る過程を、実際のコードを交えながら分かりやすく紹介してくれます。
「なるほど、アプリやゲームはこうやってできていくのか」と全体像をつかむことができ、とても勉強になりました。

⑶ 「100日プロジェクト」という人生変革プロジェクト

思うのですが、「100日プロジェクト」は、著者に限ったことではない、と思いました。あらゆる人が、100日、何かを決めてやりきろうとすると、それはその前と後に、まるで違う世界の見え方になっているように思います。

私事ですが、「大学院受験プロジェクト」「強み論文100本ノック」とか「ラ・カンパネラを弾くプロジェクト」など100日を区切りとした集中的な努力をしましたが、それらの経験によって「人生が変わった」(視点が変わった、明らかな成長を感じた)と感じています。

たとえばそれが、英語学習でも、マラソンでも、プログラミングでも、絵でも、音楽でも構わないと思います。何か一つ決めて、それに没頭して100日を過ごす。そして毎日振り返りながら進めていく。これはまさに経験学習のサイクルをフルに回している状態であり、成長しないはずがありません。

この本を読みながら、改めて「何かに打ち込むことの大切さ」を強く思い出させてもらった次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。

<noteの記事はこちら>

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