「呼吸」をコントロールできれば、氷風呂にだって入れる ーアイスバス体験記ー
(本日のお話 2256字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日の祝日は朝から10kmのランニング。
その後、茅ヶ崎に移動し、「はじめての体験」をしてまいりました。
そのきっかけは、友人の一言。」
「ねえ、アイスバスって知ってる?」
数ヶ月前、友人と食事をしていたときに、おもむろにそんな問いが飛んできました。
聞いてみると「2℃くらいの氷風呂に浸かるワークショップ」だそう。
さらに言えば、「呼吸をコントロールすることで、極寒の氷風呂でも、誰でも耐えられるようになる」らしい。それを体験できるなんともレアな1日ワークショップです。
呼吸をコントロールして自律神経を操れるなんて、まるで「鬼滅の刃」の世界のよう。呼吸で出血を止めちゃう、みたいな。
…とはいえ、サウナの後の水風呂ですら、30秒くらいしか耐えられない自分としては、聞いているだけで寒い。寒いのは好きではありません。
ですが、やっぱりいつものパターンで、その場で申し込んでしまいました。
理由は「面白そうすぎるから」です。
そして先日、実際に体験をしてきたのですが、結論「最高」でした。
何より「呼吸のとてつもない可能性」を知り、本当に驚きました。
ということで、今日はそのお話をしてみたいと思います。
それでは、どうぞ!
■「アイスバス&呼吸法ワークショップ」とは?
瞑想、マインドフルネス、滝行…。
そうした身体性を伴うワークショップは、身体を限界に追い込んだり、あるいは呼吸に意識を集中させるという手法を取るものも少なくありません。
*こんなワークショップです↓↓
https://innerfreedom.jp/products/whm-20260429?srsltid=AfmBOor1jm_SULPVSK3g-WMnRB23q7JooHOQ1coFJtJGNeFbvgXnxZvj
それはなんとなく知っていましたが、「アイスバス」というのはこれまで聞いたことはありませんでした。
しかし、身体の可能性を最大限引き出すには、どうやら「冷水」がいいらしい。そんなことを最近読んだ本『ICEMAN』からも知りました。
そして、その本で書かれている、ウィム・ホフ・メソッドなるものを、オランダ出身のインストラククターのレンスさんが、その体験をガイドしてくれるという場があり、早速行ってまいりました。
■呼吸を変えたら、耳が聞こえなくなった
本ワークショップは、10時~16時30分なのですが、急にアイスバスに入るわけではありません。最初に「呼吸方法」について丁寧なレクチャーと実践があります。
吸う。とめる。はく。とめる。
基本的に呼吸はシンプルなもの。
ただ、その呼吸も、深さ ✕ 速さ ✕ 強さで、実に多様な表情を見せることになります。
速く強い呼吸であれば、ハッハッハッと走っているときのようになる。
スゥーっと深く深く、胸も腹も首まで膨らむくらい更に深く吸おうとすれば、通常の呼吸とはまるで違う体感覚になります。
おそらく、科学的には血中の二酸化炭素量とか、それに伴う脳内ホルモンが影響するのでしょうが、それらによって、身体に実に様々な変化が起こるのでしょう。
ガイド役のレンスさんの場作りで、座ったり、横になったり、音楽に合わせてリズムを変えたり、限界まで呼吸を追い込んだりする。すると、手が痺れてきたり、足先がこわばったようになったり、あるいは冷たく感じられたりする。…と思ったら、今度は急に熱くなって汗ばんできたりします。
頭の中には過去のこと、家族のことなどが浮かび、自分の内側に、深く深く潜っていく感じになります。その場にいる10数人とともに、独特の空気感になっていきます。
時間が進み、後半には、右耳が大きな音を聞いた直後のように、麻痺して、しばらくよく聞こえないような感覚になりました。呼吸って、こんなに身体感覚に影響を与えるのか…、と驚きます。
そして、気づくと1時間の呼吸のセッションが終わっており、呼吸法は「ただ呼吸に意識をする」だけではない、こうしたダイナミックな呼吸法と身体を連動させる方法があるのだと、心底驚いたのでした。
■呼吸を操れば、身体感覚も操ることができる?!
呼吸が大事、というのはなんとなく”聞いたこと”はありました。
ただ、ここまで如実に身体感覚に影響を与えること、そして、それに伴って時間感覚の変化や、内観的な作用がここまで強烈に働いたことに、衝撃のようなものを覚えました。
正直、呼吸を舐めていたな…と。
ランニングでも、ストライドの大きさ、ピッチ、心拍など、ランニングウォッチの「データ」で見られるものに注目しがちです。それは、物理的に観察できるため、わかりやすいものです。
でも、そのデータでは見えない「身体感覚」は間違いなくあります。
それが「呼吸」です。
呼吸が整うことで、リズムが良くなることで、「疲労度」も変わる。「モチベーション」にも影響する。そんなことを改めて突きつけられたような、そんな感覚がしたのでした。
■アイスバスは「諦め」が大事
実際に「アイスバス」に入ってみると、最初の1分は痛みで恐怖を覚えます。
火傷した時に氷水に手を入れるような冷たさに全身浸かるので、それなりの衝撃は想像通りです。とにかく,冷たい。
しかし、レンスさんがいいます。
「抵抗しないでください。呼吸にだけ集中して」と。
「あと、どれくらいだろう?」と考えると、その途端、今の状況を「耐えるもの」と捉え,苦痛に変わります。しかし、冷たいけれど、とにかく呼吸に集中する。すると、2℃の氷風呂にも少しずつ慣れてきて、気づけば時間経っていました。
呼吸とは、それ以外の思考を切り離すこと、スポットが当たりやすい、肉体の変化などから部分的に意識を逸らすような、そんな工夫なのかもしれない、そんなことも感じたのでした。
また、3週間後に野辺山ウルトラマラソン100キロがありますが、その時はいつも以上に「呼吸」に意識を向けて、自分と対話しながら進めてみたい,そんなことを思った次第です。
ということで、興味がある方は体験してみてください。きっと感動すると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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