フィードバックの技術(1) ~フィードバックってそもそもなんだ?~
(本日のお話 1706字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は午前中、2年半前に
「ストレングス・ファインダー」の
コーチの資格を取得したときの仲間と共に、
”ストレングス・ファインダーの勉強会”
の主催をしておりました。
約3年前なのに、
参加したメンバー同士で
縁が繋がり続けていることに
嬉しさを覚えた次第です。
ストレングス・ファインダーも、
まだまだ活用できる場がありそうです。
その他、午後からは1件の打ち合わせと、
研修の企画開発など。
*
さて、本日のお話です。
先日より「コーチングの技術」を
テーマに皆様に届けしておりますが、
本日も続けてまいります。
これまで
・傾聴
・ペーシング
・承認
とコーチングの代表的なスキルを
紹介してまいりましたが、
今日は
『フィードバック』
について、皆様に
お届けしてまいりたいと思います。
それでは早速まいりましょう。
タイトルは、
【フィードバックの技術(1) ~フィードバックってそもそもなんだ?~】
それでは、どうぞ。
■「フィードバック」、
という言葉がありますね。
・上司からメンバーへの
四半期に一度のフィードバック面談
・先日のプレゼンのフィードバック
、、、
などビジネスシーンでも使われる
割とポピュラーな言葉ではないか、
と思われます。
■しかし、この言葉、
そもそもどういう意味なのか?
、、、と考えてみると、
あまり考えたことがないのでは、
とも思うのです。
ちなみに、
ウィキペディアさんに聞いてみると、
このように記述されていました。
(一部引用)
”フィードバック(feedback)とは、
もともと「帰還」と訳され、
ある系の出力(結果)を入力(原因)側に戻す操作のこと。”
だそうです。
、、、さっぱりわかりませんね(汗)
元々は
電子工学(エレクトロニクス)の分野で
使われていたのが、
「フィードバック」
という単語の由来なのです。
なのでやたら小難しい。
■上記の話を理解する上で、
こんな話があります。
「フィードバック」は、
電子工学の分野(例えばNASAの宇宙船)などで
使われていた。
宇宙船のパイロットが
例えば、月のA地点に着陸しようと
宇宙船を操作する、というシーン。
どうやら、直前は
自動操縦が効かないのが、
宇宙船の操縦だそうです。
その際に、
宇宙船のパイロットは当然、
A地点めがけて船を操作します(=入力する)。
そしてピンポイントの着陸を狙います。
しかし、実際
NASAの管制塔からみていると、
「目標のA地点に対して2度ほど、
進行方向がずれている」
ことがわかった。
つまり、
”パイロットの操作(入力)に対して、
結果(出力)が望ましい状態に
なっていないという事実”
がわかったわけです
そしてそれを、
NASAの管制塔から宇宙船に
こう、伝えるわけです。
「管制塔より、伝える。
貴船は、A目標地点への進路に対して、
右方向に2度ずれている」
、、、と。
(そんな風に言うのかわかりませんが)
そして、この行為を、
『フィードバック』
と呼ぶのだそう。
”「入力(操作)」と「その出力(結果)」の
事実・状態をありのまま伝える”
ということですね。
なので、
フィードバックとは、
”事実を伝える”
ここにポイントがあるわけです。
■この言葉から、
コーチングの用語でも、
(クライアントの目標や成長に対して)
”「今クライアントがどのような状態にあるのか?」の事実を伝える”
という技術として、
定義をされるようになりました。
■自分のことは、
自分でわからないのです。
自分の状態を俯瞰してみることは、
極めて難しいのです。
ゆえに、
・今の状態を「フィードバック」として
事実を受けることで
・クライアントは、
目標に対してのズレを
自ら客観視する機会となり、
・自ら行動を修正することに繋がる
わけです。
ゆえに
【フィードバックとは、事実・状態を伝えること】
これがまず前提となるわけです。
そして、そのフィードバックには、
1)”状態”を客観的事実として伝えるフィードバック
2)”言動”から自分が感じた主体的事実を伝えるフィードバック
の2種類があります。
加えて、何でもかんでも事実・状態を伝えればよい
というわけでもなく、フィードバックにも
機能させるための注意点があるのです。
このお話については、私の失敗談を含めて
また明日の続けたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
常にオープンで正直であれ。
コミュニケーションを怠らずに。
友人に電話し、同僚の助言を聞き、憧れの人には声をかけろ。
マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者/1984-)
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