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『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』

今週の一冊『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』

2726号 2021年8月8日

(本日のお話 1653字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は大学院の集中講義2日目。
また終了後はキックボクシングで
体を動かしてきました。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日はお勧めの一冊をご紹介する
今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は、

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『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』

門田 隆将(著)



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です。



■皆さまは、

『Fukushima50(フクシマフィフティ)』
https://www.fukushima50.jp/

という映画、ご存じでしょうか。


(ちなみに今、Amazonプライムに
 ある作品です)
 

タイトルからも分かる通り、
311での出来事を描いた作品です。



■そして、あの未曾有の事故の中、

被爆のリスクを理解しながらも、
その使命と郷土を守るため、
最後まで福島第一原発に残り続けた人を、

海外メディアは尊敬の念を込めて、

「Fukushima50」

と呼びました。


そして、

上記の映画の原作となった本が、
今回のご紹介の一冊です。



■映画も素晴らしい作品です。

引き込まれるストーリー。

主演の佐藤浩市と
渡辺謙も素晴らしい演技。

当時の緊迫感を持って
最後まで見通してしまいました。

ゆえに、評価も高い作品です。



しかし、映画はどうしても

その時間の関係で
行間を語りきれない側面があります。


その中で、ご紹介の一冊は

映画のより細かい部分を
解像度高く見せてくれます。



関係した70名のインタビューを含め
背景が描かれているため、
映画と合わせてみると、実に面白かったのです。



■例えば、

デフォルメして
悪役的に描かれている政府。
(特に首相…)

本社などの各登場人物などに、
後日談として聞いた話なども
記載されています。


例えば、管首相に、
 
「なぜ当時、福島第一原発に訪問したのか?」
「なぜ現場に対して介入をしたのか?」

などについてもインタビューをし、

「反論的な記述」もあり、

映画の背景が見えてくる部分が
実に興味深く見ていました。


(自分の考えとしては読んでも
 「うーん」と思うフシはありましたが…)
 


■あの事故は、誰もが知っています。

ただ実際、

そこで何があったのかは
詳しく知らない。

そういった方は、
(私を含めて)少なくないのでは、

と思います。


私も震災ボランティアなどにも
参加をしながらも、

福島第一原発の
最前線で戦っていた人たちのことは、
思い至らせることなく今に至っていました。


ただ、改めて当時、

最後まで自分の命を賭して
戦い抜いた人たちがいたということ、

そして舞台には描かれなかったけれど
それらを支えた数多くの人たちがいた事。


それらの大切なことを
教えてくれる映画であり、

一冊であると感じております。



■私は映画を見た後、
原作を読みましたが、おすすめです。


「映画」で
全体のイメージが視覚化され、
骨格が出来上がった後に、

「書籍」で
文字情報でより詳しいところを
補足してもらうことで、

イメージが豊かに広がり、
大いなる刺激になりました。


ということで以下、
書籍のご紹介です。


(ここから)
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2011年3月11日、福島第一原発事故。暴走する原子炉。

それは現場にいた人たちにとって、まさに「死の淵」だった。

それは自らの「死の淵」だけではなく、
故郷と日本という国の「死の淵」でもあった。

このままでは故郷は壊滅し、日本は「三分割」される。


使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いをつづけた男たちは、
なにを思って電源が喪失された暗闇の原発内部へと突入しつづけたのか。

また、政府の対応は……。


「死」を覚悟しなければならない極限の場面に表れる、
人間の弱さと強さ。

あの時、何が起き、何を思い、どう闘ったのか。

原発事故の真相がついに明らかになる。

菅直人、班目春樹、吉田昌郎をはじめとした東電関係者、
自衛隊、地元の人間など、70名以上の証言をもとに記した、
渾身のノンフィクション。


※Amazon本の紹介より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)


「きっとこうだろう」と想像していたことが、
いかに浅かったのかを考えさせられました。


この本も同時に、
ある一側面を描いていることを理解しつつ、

「読んでよかった」

と思った一冊でした。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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<今週の一冊>

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』
門田 隆将(著)



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