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466号 2015年2月4日

3大続かない行動習慣

■おはようございます。紀藤です。

昨日はお客様とのご面談。

弊社社内ファシリテーターになられた方と打ち合わせ。

熱意を持たれているご担当者様をお話すると、
人材育成の仕事の魅力をひしひしと感じます。

今日は静岡に行ってまいります!

■さて、早速ですが今日のお話です。

フランクリン・コヴィーには、
行動定着化プログラム「7つの習慣habitizer」というものがあり、
研修効果を定着させることが目的のシステムです。

これを共に開発した1万人の行動習慣化を手伝っている
㈱ネットマン 永谷氏の著書『絶対に達成する技術』で、

「3大続かない行動習慣」

というものが紹介されていました。

今日はそのお話をご紹介いたします。


■ちなみに、3大続かない行動習慣とは何なのでしょうか?

それは、

1、ミスをしない (自分を律する行動)
2、勉強する   (勉強関係の行動)
3、信頼を得る  (立派な言葉の行動)

だそうです。

「勉強する」「ミスをしない」…
言われてみたら、確かに…と思い当たる人もいるのではないでしょうか。
(私は経験上、全力で納得してしまいました苦笑)

誰もが、”何かを続ければ一定の成果が出る”というのは、
知っている当たり前のことであると思います。

しかしながら、
わかっていてもできない。

続けられない。

だから苦しいし、変われないというのが、
「習慣化」の一番悩ましいところです。


■では、どうすればよいのか。

どうすれば「習慣化」できるのでしょうか。

色々ありますが、その工夫の一つに、

【何故できないかを知る】

という事がポイントである、
と著者の永谷氏は言います。

例えば、上記の3大続かない行動習慣の、
「1、ミスをしない」が失敗する理由を考えてみましょう。

「ミスをしない」という目標は、
言葉の通り、否定形のネガティブな行動です。

そして心理学的に、
人はネガティブなことを避けたがり、
自分のダメな部分を見つめるのを嫌がる傾向があるそうです

ダメな部分を見つけることはキツイです。

そして「キツイ」ことは続きません。
だから、「ミスをしない」のような
「〇〇をしない」という否定形の行動は続かない、
ということになります。


■であるならば、行動習慣の成功確率を高めるためには、
「〇〇をしない」という否定形ではなく、
逆を考えて、

【「〇〇をする」という肯定形の言葉に置きかえる】

ことがポイントになるそうです。

ピーマンが嫌いな子に対して、
× 「好き嫌いをなくしなさい!」 ではなく、
〇 「ピーマンを食べると大きくなれるよ」といってみるとイメージが変わるように、
小さなことですが、表現の仕方というのも、
私たちの心に少なくない影響を与えています。


■「7つの習慣」のコヴィー博士も
「習慣化のためには知識・スキルが必要である」
といいます。

何かを続けるためには意志・やる気が大切です。

しかし、それだけに頼ることなく、
”続けるためのコツ(知識・スキル)”なども同様に学んでいくと、
より精度高く自分の習慣を変え、
結果を変える確率が高まるのかもしれません。

今日は、「習慣化のヒント」という事で、
【「ネガティブな否定形の目標」を「ポジティブな肯定形の目標」に変えましょう】
というお話でした。

他の続かない行動の対策については、
また別の機会にご紹介いたしますね。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは行為ではなく、習慣なのだ。

            アリストテレス

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