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1238号 2017年7月5日

とりあえず、「元気ハツラツ」を心がける

(今日のお話 1157字/読了時間1分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は台風があっという間に通り過ぎてきましたね。

季節のためか、体調を崩してしまい、
夕方、病院にいってまいりました。

この季節(気圧が変わりやすい時期)というのは、
不思議なもので、なぜか多くなるそう。

皆様も、十分にお気をつけくださいませ。



さて、体の調子が悪くなると、
つい心も億劫になってしまいがちですが、

本日は自戒の念も踏まえて、
私の好きな哲学者「中村天風氏」の言葉を借りつつ、

”とりあえず「元気ハツラツ」を心がける”

というテーマで、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■中村天風氏。

彼は、稲盛和夫氏、
松下幸之助氏など、
有名な経営者が「師」と仰いだと言われる、
有名な哲学者です。


彼の著書より、
こんなお話がありますので、
一部ご紹介させていただきます。


(以下、引用)

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「元気ハツラツ」

日頃私が「元気か」というと、
中には「元気です」と言う人もあれば、
「ハイ」と答える人もあるが、
時には「元気だと言いたいが、元気と言える状態でないから俺は言わない」
というような顔をしている人もあるが、
健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間である。

今後はこの真理を絶対に貴重な悟りとして、
たとえ我が身に何事が生じようと、
またいかなる事態に会おうとも、
完全に生きるための根本基礎となる心の状態を、
断然消極的にしてはならない。

いつも「清く、尊く、強く、正しく」という
積極的態度で終始しなければならない。

そうすれば、自分でも不思議なほど、
元気というものが湧き出してくる。


(引用:『ほんとうの心の力』中村添付」

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■いかがでしょうか。

この話で、すごいなあと思うのが、

”健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間”

と言い切ってしまうことでしょうか。

気持ちを元気にしていれば、
健康や運命は関係なく「元気でいられるのが人間」である。


この信念は学ぶべきことが多いのでは、
と感じます。


■天風氏の逸話で、


「体と心は別物。だから体が良い状態じゃなくとも、
 それで、心が影響されることはない。

 今から親知らずを自分で抜くから、見てろ。」

と歯科医師の前で、
歯科医師でも手こずるような
「親知らずの抜歯」を、自らの手で、
ペンチを持って行った、

というような話がありました。


■そこまで行くのは、
なかなか常人では難しいでしょう。

しかしながら、

「(体が)元気がないから、
 (心も)元気がなくなる」

というような考えは、
常識的な考えと思われるけれども、
必ずしもそうではないのではないか?

と思えたほうが、

より健やかで、
よりたくましく
より幸福度の高い人生に近づくのではなかろうか、

そんなことを感じた次第です。

ということで、
どんな状態であろうとも、

”とりあえず「元気ハツラツ」を心がける”

こと。

体は元気でなくとも、
心は元気でいたいものですね。

【本日の名言】 やれ運命がつまらないの、
人生がつまらないのって人は、
その考え方がつまらない

中村天風”

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