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164号 2013年10月28日

「子供サッカー」のような人生を送らないために

■おはようございます。紀藤です。

土曜日に「11才のための7つの習慣」というイベントがあり、
私も参加してきました。

小学4年生~小学6年生の子供たちが、
「7つの習慣」を学ぶというイベントで20名程あつまり、
非常に盛況に終わりました。

子供の純粋さ、発想力、そして可能性は、
改めてすごいな、と感じると同時に、
年齢、時代も関係ない「7つの習慣」の影響力を改めて感じた一日でした。

先日、「まんがでわかる7つの習慣」も発刊されましたので、
ぜひこちらもどうぞ。

■さて、最近読んだある本に、

「自分で選択を選べる時代だからこそ、
 子供サッカーのような生き方はやめよう」

という考えを提案している本がありました。

面白い内容でしたので、
今日はそのお話について、お伝えしたいと思います。


■「子供サッカー」というと、
どのようなイメージを持たれるでしょうか。

そうです、いわゆる
「ボールに集まる」というサッカーですね。

これを仕事や人生に例えて考えると、

「これをやりなさい」「あなたの目標はこうだ」(=ボール)

という第三者の命令、指示、価値観に振り回され続ける、
と置き換えられます。

あれをやれ、と言われれば、あちらに飛んでいき、
これをやれ、と言われれば、こちらに飛んでいく。

そして自分の軸を持たずに無目的に走り続けて、
その挙句、体調を壊してしまった、そして退職へ・・・
などとなっては本末転倒です。


■子供サッカーから抜け出るためには、
次のステップを踏む必要があります。

1、「子供サッカー」をやめると自分で決める
2、そもそもの目的(試合に勝つ)を意識する
3、勝つための戦略、自分の動き方を選択する

これを持って、「子供サッカー」から
「戦略的な大人のサッカー」ができるようになります。


■これはそのまま私たちの人生にも当てはまります。

1、自分の人生は自分のものであると知り、決意する (=第一の習慣 主体的である)
2、自分の人生のゴール・目的を考える (=第二の習慣 終わりを思い描いてから始める)
3、自分の人生にとって大切なことを大切にする (=第三の習慣 重要事項を優先する)

この一連のマインドセットをすることで、
自分で自分の人生をコントロールしている、
という実感を得られるのでしょう。
(「7つの習慣」では、これを「私的成功」と呼びます)

逆に、もしこれを考えずに、
第三者の命令に従い続けたらどうなるでしょうか。

ナチス政権において、
ユダヤ人を数百万人の強制収容所を指揮した、
アドルフ・アイヒマンは、こう述べています。

「大変遺憾に思うが、自分は命令に従っただけである」
と。


■「周りに巻き込まれてばかりな気がする」
「自分は何がしたいんだろうか」
と悶々としているのであれば、もしかすると

「子供サッカー」(=第三者の判断、価値観に振り回されている)
をしているのかもしれません。

それに自分自身で決めた方が、
モチベーションも上がりますし、
結果的に生きやすくなるでしょう。

そのためにも、

第一の習慣 主体的である
第二の習慣 終わりを思い描いてから始める
第三の習慣 重要事項を優先する

を大切にして、
まずは自分自身の「私的成功」を目指したいものです。


■今日のお話は、

・誰かの価値観に身を委ねることは「子供サッカー」に似ている。

・本来の目的を見失い、ボールに飛びつくのでは、
 結果的に勝利は得られない。

・自分の人生も、ボールに飛びつくのではなく(第一の習慣)、
 自分の人生の目的を意識して(第二の習慣)、
 戦略的に大切なことを大切にする(第三の習慣)、
 以上の思考習慣が大切なのではないか。

という内容でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 神よ、
変えることのできないものを、
受け入れる心の平静さを、
変え得るもの変える勇気を、
そしてその両者の違いを知る知恵を
われらに授けたまえ。

             ラインホルト・ニーバー

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