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1680号 2018年9月22日

「言葉の幅」が、自分の知る「世界の幅」になる

(本日のお話 1456字/読了時間1分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
また個別コンサルティングの実施を1件。

夕方からは、本日実施をする、
「大学生向けストレングスファインダー」の企画準備など。

初めての大学生だけに対して、
ストレングスファインダーのワークショップを行いますが、
三連休の初日にわざわざ来る、可能性溢れる若者に対して、
交流が持てるのは本当に楽しみです。

全力を尽くしてまいります。



さて本日のお話です。

昨日、コーチング実施をしていて思ったこと。

それは、

”「言葉」を持っているか、持っていないかは、
 その人の視野、世界を大きく変えうるものなのだ”

という気づきでした。


シンプルな話なのですが、
とても大切なことだと思いましたので、
本日はその話を皆様にご共有できればと思います。


タイトルは


【「言葉の幅」が、自分の知る「世界の幅」になる】


それではどうぞ。


■先日ある大学の教授をしている友人と、
教育についての話をしていました。


その時に出た話題は、
「管理職の考え方」について、でした。


どんな話かというと、


”「エンパワーメント」という言葉を知っているかどうか”


が、管理職の教育方針に、
想像以上に大きな影響を与えている、

そんな話でした。


■この話題で特に重要なのが、


エンパワーメントという言葉を

『知っているかどうか』

という部分なのです。



「言葉」というのは、記号のようなものです。

考えや思い、感情という、
ふわふわとした概念を、結晶化させたもの、

それが「言葉」なのです。



ですから、

「言葉にして、すっきりした」
「言い得て妙だ」
「そう言われて、腹に落ちた」

というように、


”言語化することで悩みが晴れる”


ということが起こるのです。

悩みでもなんでも、

・モヤモヤした霧のようなものが、
 言葉として結晶化され、具現化される

ことで、

・問題がクリアになって「スッキリする」

という構造は、シンプルですが、
誰にでも当てはまる原則のようなもの、、、

私はそう考えています。



■つまり、それくらい

「言葉」

は大切である、ということ。


「言葉の幅」、
「ボキャブラリの広さ」

を持つことは、すなわちその人の

”思考の幅に比例する”

と言っても過言ではないのでしょう。


■例えば先述の「教育」ということを考えても
同じことが言えるでしょう。


今スポーツ界で様々な問題が起こっていますが
『教育』という大カテゴリーの中でも

「指導」
「しつけ」

という言葉しか知らない人は、

『教育』=「厳しくしつけるもの」

という内的世界しか持ちえないでしょう。

それは、即、行動に繋がります。


ですが、『教育』 

「指導」
「育成」
「しつけ」

に加えて、

「コーチング(導く))」
「エンパワーメント(解放する)」

みたいな「言葉」の概念を知り、
理解している人であれば、その人の

『教育』の仕方は、きっと前者とは変わってくるでしょう。



■「結果」を変えたいのであれば、「行動」を変えること。

「行動」を変えたいのであれば、「思考」を変えること。


そして「思考」を定義し、変えうるものは「言葉」です。


だからこそ、


”新たな「言葉」をインストールする”


ことは、内的な世界を拡げ、視野を拡げ、
行動を変え、今の結果を変えることに繋がる、、、

そのように思うのです。



■だからこそ、もし私たちが、
ある特定の分野において熟達しようと思うのであれば、

その「思考の幅」を広げる必要があるし、
そのためには、たくさんの言葉を知る必要がある、


【「言葉の幅」が、自分の知る「世界の幅」になる】


そのように思う次第です。

「言葉」は、世界を作ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

人が変わるためには、
自分についての意識を変えることが必要だ。

アブラハム・マズロー

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