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1705号 2018年10月17日

早く出世する人は、人付き合いに特徴がある

(本日のお話 2012字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3件のアポイント。

ならびに、研修企画、
また夜は読書や英語学習などでした。

明日は某大学にて「キャリア論」の講演です。

とても楽しみです。



さて、早速ですが本日のお話です。

少し前に読んだ、

『世界のトップスクールだけで教えられている 最強の人脈術』(著:平野敦士カール)
https://goo.gl/AsP4Jw

という本があります。

その中で紹介されていた、

『出世する人の人付き合いの傾向』

というのが大変面白く、
学びになるものでした。

今日はそのお話について、
本文を引用させていただくと共に、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。

タイトルは、


【早く出世する人には、人付き合いに特徴があった】


それでは、どうぞ。


■「人生100年時代」と言われて久しい今。

この言葉の火付け役となった、
『ライフシフト 100年時代の人生戦略』という本では、
これから私達が、自分自身の人生を、
自分で切り開いて行くために必要なものは、

【無形資産】

であると語りました。

「無形資産」とは、読んで時のごとく、
”形がない資産”、のこと。

つまり、不動産やお金ではありません。

例えば、

・人のつながり(人脈)
・ポータブルスキル(自分の能力)
・健康資産(健康であり続けること)
・変身資産(変化することを恐れないこと)

などがそうである、と言い、
話題になりました。


■そして、上記でお伝えした
『最強の人脈術』が語るのは、この

「人のつながり(人脈)」

がもたらす価値について、なのです。

曰く、

「世界のトップスクール(ハーバード大学、スタンフォード大学等)では、
 ”人の繋がり”が生み出すインパクトを理解している。
 そのため、”人脈術”についての授業がある」

とのこと。 


■その本の中で、
私が非常に共感、納得する、
ある項目がありました。

それは、こんな内容です。

(一部引用いたします)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『ケース:早く出世するのはAさん? それともBさん?』

あなたはある会社で働くビジネスパーソン。
その会社には、AさんとBさんという先輩がいます。

どちらの先輩も大いに実績を上げていて、
あなたは双方を尊敬しています。

Aさんは新卒で入社以来、ずっと同じ会社で朝から晩まで働いている。
有給休暇もあまり取らず仕事優先で頑張っています。

一方でBさんは複数の会社を渡り歩いて来た優秀な人材で、
定時に退社して、その後社外の人との勉強会に参加しています。
有給休暇を取り、留学時代の友人に会ったり、
SNS やブログなどでも情報を発信したり交流を行っています。

では、Aさん、Bさん、どちらが早く出世するでしょうか?


{回答}

シカゴ大学ビジネススクールのロナルド・S・バードは、

『パーソナルネットワークに遠方の人を
 数を多く含んでいる管理職は昇進が早い』

という結論を、アメリカのある大手情報機器メーカーの
管理職284人を対象に行った調査から導き出したことを紹介しました。

ここで言う遠方とは、

”距離が物理的に離れている”という意味ではなく、
”社会的な距離が遠い”という意味でした。

そして、

「異なる部署の人、異なる職種の人、
 異なる年代の人、異なるの性別の人など、
 自分と違う属性を持ち、自分が日常的に活動している場所とは、
 違う場所で活動している人との関係を持つ人物は、
 管理職への昇進が早い」

「構造的空隙に富むネットワークを持つ管理職は、より早く昇進しより、
 早く高い地位に到達する可能性がある」

とバードは述べました。

よって、『Bさんのほうが早く出世する可能性が高い』のです。


※引用:『世界のトップスクールだけで教えられている 最強の人脈術』
(著:平野敦士カール)より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■、、、いかがでしょうか。

自分自身が、Aさん、Bさん、
どちらに当てはまるだろうか、

と考えてみても面白いかもしれません。

ただ、確かに実際に、
私の周りの優秀な人をみていても、

”幅広い世代・職種・業種の人ち繋がっていて、
 常に新しい情報を持っている”

と感じます。

よくよく思いますが、
「自分の知っている世界」というのは、
本当にごくごくわずかなのです。

上記にもあったように、
異なる世代、異なる職種、異なる立場など、
全く違う人と話すほど、

「そんな世界があったのか、、、」

と私自身も思わされる事が多く
身につまされます。


そして、本業以外ですと、
思わぬ情報、知見、経験からアドバイスを貰えるので
それが、本業をブレイクスルーさせるアイデアに繋がったり、

はたまた、何気ない話が、
そのままお仕事につながったり、、、

ということが、まま起こるのです。

イノベーションとは、距離が遠いほど、
そのギャップが大きいほど生まれやすい。

それは、こと「人のつながり」でも同じなのでしょう。


■人生100年時代です。

”自分のため”にも、
”自分が属する組織のため”にも。

【知らない人・世界と繋がりを持つ、持とうとする】

ことは、一つの価値です。

それは、結果的に、
自分の幅も拡げてくれます。

『早く出世する』ことにも繋がります。


■ということで、
ぜひアフターファイブ(?)は、

・SNSの勉強会 でも
・ストアカ(手軽に学べるアカデミー)でも
・料理教室、英語塾、でも

なんでもよいのですが、
自分自身が興味があり、かつ”繋がり”を作れる、
知らない世界に足を運ぶこと、

たくさんの「人のつながり」も作れるし、
自分の幅も広がり一石二鳥だろうと思います。

お勧めです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人というものは、自分自身より高く、
優れた物差しや手本を見つめる心がない限り、
決して、自分を変えようなんて思いもしない。

トライオン・エドワーズ
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