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1729号 2018年11月11日

今週の一冊『才能の正体』

(本日のお話 2102字/読了時間2分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、朝から埼玉県狭山市にて、
「酵素ジュースづくり」へ行きました。

国産の果物、旬の野菜などを10キロひたすらカット。

果物が持つ「酵素」を、酵素のもとと砂糖を混ぜ育て、増やし、
「酵素ジュース」にするという作業です。

”酵素”というのは、一説によると
体に良いと言われていますので、ご興味がある方は、
ぜひチャレンジしてもよいかもしれませんね。

(ネットで調べると作り方が出てきます。
 結構簡単ですね)

また、夜からは、

『野火』

という映画を鑑賞。

戦争小説の有名作を映画化した話ですが、
人間存在について、諸々考えさせられました。

かなり重たい話ですが、
知っておくべきお話でもあるな、思った次第です。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『才能の正体』(著:坪田 信貴)



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でございます。


■この著者の、坪田氏。

一時期、本や映画で話題になった、

『ビリギャル』

のモデルとなった生徒を育てた先生です。

彼は、1300人の生徒と向き合い、

「偏差値を40以上上げて、慶應義塾大学に合格する」

というような生徒を、
「ビリギャル」の主人公以外にも、
幾人も育てているのです。


そんな彼が、

・「才能」とは何か?
・「才能」を伸ばすために、必要な考え方とは?
・「できる人」になるために必要な行動とは?
・「人を育てる」ための秘訣は?

、、、

について、ご自身の経験から得た

”人を育てる”
”自分を育てる”

根本的に大切なことを、
塾の先生らしい、わかりやすい
平易な言葉で伝えてくれている本が、
今週ご紹介の『才能の正体』です。


■私(紀藤)は、半年ほど前、
「ビリギャル」のモデルである、

”小林さやかさん”

の講演を聞く機会がありました。

その時に、小林さやかさんが言っていた話で、
印象的だったことがあります。

それは、こんな話でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最初に、自分が慶応大学に行くといったとき、

「絶対、お前が慶応に受かるはずがない」
「お前には、”才能”がないのだ」

みたいに、皆から口々に言われた。

でも、実際に慶応大学に受かった瞬間、

「やっぱり元々、”才能”があったんだね」

と”才能”のせいにして、片付けられた。

尋常じゃないほどの努力をしたからなのに、
出来たら「才能があるから」になり、
出来なかったら「やっぱり、ほら見たことか」になる。

本当に、勝手だと思った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そんな内容の話だったと記憶しています。

その話が、すごく感情がこもり、
怒っているようにも聞こえて、
今でも印象に残っていたのでした。


■そして、その先生であり、
『才能の正体』の著者でもある坪田氏も、
そのことについて、強く著書の中で語っていました。


・「才能がある」なんて話は、
  結果を出した人に対して、後付けで言われることだ

・「あの人は才能がある」と片付けるのは、
  自分が努力をしないことに対する言い訳でしかない

・それを言った瞬間、”思考停止”になるから
 絶対に「才能のせい」にしてはいけないのだ

、、、と。

人の能力などは、本当にそんなに大きな差はない。
努力、忍耐、知恵、工夫、、、

むしろ、日常の時間の使い方、
愚直に続けられるかどうかという気持ちの強さこそなのに、
そういったものすら、全部「才能」のせいにしてしまう。

歯を食いしばって成し遂げたのに、それを

「あの人には”才能”があったから」

で済ませてしまう。

それは実に、ラクである。
そう言えば、「(才能がないから)自分にはムリ」
と諦める口実ができるから。


■でも、実際に多くの生徒を見てきた坪田氏は、

”そんな「才能」についての考えの多くは、
 まやかしでしかない”

と断ずるのです。

その言葉に、本質を垣間見た気がしたのでした。

全ての問題を簡単に「才能」で片付けるのは、
自分の可能性に対する裏切りである、
そのようにも思わされます。

きっと誰しもが、
まだまだ可能性を持っているものだし、
その可能性を花開かせたいものでしょう。


そんな、”可能性の種”を、
たくさん花咲かせた先駆者が語る本が、

『才能の正体』

である、そのようにと感じます。

だからこそ、

・人を育てる立場の方、
・自分をもっと育てたい方、
・お子さんをお持ちの方、

などにとっては、
参考になる話がたくさんあると思っています。

以下、本の内容の紹介です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<内容紹介>

「ビリギャル」が偏差値40アップ&難関大学合格できたのは、
もともと才能があったから? ――「地アタマ信仰」をただちにヤメよう!

「自分には才能がない」は、努力をしない人の言い訳です。

すべての人に“才能の芽"はあります。
その“芽"を、どうすれば見つけ、花開かせることができるか?

やるべきは、今ある状況の「認知」、
目的へ向かうための「動機づけ」、
そして「正しい努力」です。

自分自身も、子どもも変わります!

部下が変わり、組織がみるみるエネルギーに満ちてきます!

「ダメな人」の能力をみるみる開花させ、成功に導いてきた著者が教える
どんな人でも“自分の才能で輝ける"ようになるための、驚異のメソッド。

※引用:AmazonBOOKデータベースより
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

よろしければぜひ。

きっと、前向きな気持ちになれるはずです。


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<今週の一冊>

『才能の正体』(著:坪田 信貴)


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