今週の一冊『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』
(本日のお話 2198字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、終日企業研修の実施。
『ストレングス・ファインダー』をお伝えいたしました。
ならびに、本日日曜日は、
朝から「シークレット勉強会」の開催と、
午後からは「営業研修」のモニター研修の実施でした。
今週末まで、色々と詰まっておりますが、
お盆前最後まで駆け抜けたいと思います。
*
さて、本日の話です。
毎週日曜日は、お勧めの1冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
========================================
『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』
(著:堀江貴文)
========================================
です。
■言わずと知れた「ホリエモン」こと堀江貴文氏。
今更解説をするまでもない超有名人ですね。
最近では、今年の5月、
民間で初めてのロケットの打ち上げに成功し、
ニュースにもなりました。
その堀江氏が語る
「今の若い人に伝えたい」というメッセージが、
この『ハッタリの流儀』で語られています。
そのメッセージは、実にシンプル。
30分で読める本なのですが、
そこに書かれているメッセージは、
「まず、できると言うこと」
(たとえできるかどうかわからずとも)
と語ります。
そしてそれを「ハッタリ」とわかりやすく言っていますが、
厳密に言えば、このハッタリとは、
”自分の言葉を裏切らないための覚悟”
と言い換えられる、実に誠実な言葉だと、
私は感じました。
■一たび「やります」と言った瞬間。
誠実であれば、
自分の言葉を裏切らないために
勉強し、リサーチし、できることをすべてやり、
その「ハッタリ」を現実のものとしていく必要があります。
彼は、大学時代から、
「ホームページを作ってほしい」
と言われれば、やり方はわからないけど、
「やります、やらせてください」と答え、
「こんな案件あるんだけど」
と難しそうな、全くわからない案件でも、
「ああ、そのことですね」と、とにかく受けてきたそう。
そしてその後、慌てて分かる人に相談したり、
自分で勉強したりして、依頼に応え、
期待に応えていった、、、
それが堀江氏のこれまでの戦い方であり、
派手に見える裏側で、地道にやり続けていた
「信用獲得の方法」である。
そんな事を語るのでした。
■「いやいや、それは彼だからできたんだよ」
そんな事を思う方もいるかもしれません。
しかし本を読んでいると、そういった話ではなく、
”「あり方」の話”であることを気づかされます。
当然ながら、私たちは誰しもが、
やったことがないことに関しては、
「できるかどうかわからない」のです。
それは堀江氏もそうだし、私達も同じ
ただ分かれてくるのは、
・「やったことがないからできない」と言って、
「それはちょっと難しいです」と断るのか
・(やったことがないけど)
「できます、任せてください」
というのか、ここが分岐点になるというのです。
「やったことがない」という事でも、
色々なレベルがあります。
「できるか全くどうかわからない」レベルなのか、
「できるかもしれないけど、できるかもしれない」と言うレベルなのか、
「できそうだけどちょっと懸念点がある」レベルなのか。
「できるのにやらない」レベルなのか。
もしかすると、ちょっと懸念点がある、
レベルで躊躇はしていまいか。
できるかもしれない、のにやろうとしていない、
ということはないか。
できないといって、そもそも諦めていないか。
、、、
そんなことを問われているようにも感じるのでした。
■いずれにせよ、
「できるかわからない」
要素があるとき行動をする人としない人では、
大きな違いが生まれるのは間違いがありません。
なおかつ、ビビりながらも、
何とか前に進もうとする姿勢は今の人たちにとっての
「心動かされるストーリー」になり、
共感とお金が集まり、そしてビジネスにすらなるといいます。
そのようなことを堀江氏は語り、
そうだよな、と納得すると同時に、
私も自分の胸に手を当てて考えてみたのでした。
ここで並べたように語るのは恐れ多いですが、
私自身も起業してから、
「できるかどうかわからないけれども、
とりあえずやってみよう」
ということを、かなりやってきたと思います。
一度「やる」といい、
誰かからのボールを受け取ったからには、
やり遂げるしかないのです。
それは、とてもストレスフルだし、
ドキドキするし、休みもなくなるかもしれない。
でも、そのプレッシャーによって、
”自分ができることの幅”
が広がってきたように感じていますし、
「生きている」という感覚を、
少なくとも私はこれまで以上に持つことができたように思います。
■私のウルトラマラソン仲間の合言葉は、
たとえ、177キロマラソンに誘われたとしても、
あるいは、263キロマラソンに誘われたとしても、
少しでも心に引っかかることがあったのであれば
【はいか、yesか、よろこんで】
で答えよ、という暗黙の了解になっています。
ですが、この言葉が
どれほど自分の可能性を広げてくれたのか、
図りしれないほどと思います。
そしてきっと、今回の『ハッタリの流儀』のメッセージも、
同じことに思います。
何かやってみたいけれども、躊躇してしまう方。
まずやってみることの価値を感じる上でも、
そして、やってみることそれ自体が、
価値になることを感じさせてくれる1冊かと思います。
ご興味がある方は、ぜひ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
========================================
<今週の一冊>
『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』
(著:堀江貴文)
========================================