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2039号 2019年9月20日

「いつも腹が立ってしまう、自分と合わない人」に対応する3つの工夫

(本日のお話 2132字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件の個別コーチング。
並びに1件のアポイント。

夜は、空手の稽古でした。

3ヶ月前の指の脱臼がようやく治りつつありますが、
また別の怪我をしそうで、いつも緊張しながら参加しております(汗)

ムエタイジムで、もっと練習しようと思います。



さて、本日のお話です。

先日、知人と話をしていた時に、
「腹が立ってしまう人にどう対応するか」
という話で盛り上がりました。


その時に私が思った、
”自分の心のコントロール方法”について、
有用かと思った考え方がありましたので、
本日はその話を皆様にご共有させていただければと思います。


タイトルは、


【「いつも腹が立ってしまう、自分と合わない人」に対応する3つの工夫】


それでは、どうぞ。


■誰にでも、

「合う人、合わない人」

というのはいると思います。

「合う合わない」というのは、
ある種、価値観の組み合わせのようなもの。

自分が大切にしている考え方が「まずやってみる」で、
相手が大切にしている考え方が「リスクを最小化する」であれば、

何か物事に決定をする際の判断軸も違ってきますし、
ある意味「信念」が違うわけですから、

お互いに、

「なんで、そこでそれ、するかなあ」

と、相手に腹を立てたり、
時に衝突し合うということも起こり得ます。

価値観のズレが「腹立たしさ」を生むパターンです。


■または、そういった価値観の違い云々でなく、
理由もわからず腹が立ってしまう、

というパターンもあります。


・嫌味っぽい、対応が冷たい、

・ネガティブ、人のせいにする、

・相手を見下しているような態度にイラッとしてしまう

、、、

というような話です。

人によって違うと思いますが、

「この人のここは腹が立って仕方ない」

という事は、やっぱりある程度、
あるものなのでしょう。



■では、そんな時にどうすれば良いのか。

どのように気持ちを鎮め、
相手に対応することが良いのか。


これは、いくつか方法があると思いますが、
私が自分の内面で工夫しているのは、以下の3点です。


1,相手を変えることなどできない、
  相手のキャラクターであると「あきらめる(=明らかに認める)」。

2,ストレングスファインダーの結果を思い出し、
  この人は「〇〇の資質が強いんだな」と、
  自分との違いを「資質」のせいにして、自分を納得させる
  (相手の人格のせいにしない)

3,その人の親や、家族がいる。
  歩んできた幼少期が有り、今があるというように、
  その人の「人生の軌跡」に思いを馳せる


というような工夫です。


■思うに、なぜ腹が立ってしまうかと言うと、
色々なケースがあるものの、


『自分が正しく、相手が間違っている』


この立場にいることが、
「怒り」を生みだします。

でも、そういった時は、
大体相手も同じように思っていたりします。

そして意地を張り合い、一向に歩み寄れなかったりする。


そして、腹を立てているときは、


『相手のことを、「人」として見ていない』


こともあります。

「アイツは一体何なんだ」

と怒りに囚われているとき
その人の一部分しか見ていない、
ことがありえます。

その人が持つ、

肉体的な悩み、人間関係の悩み、
家族がいて、趣味もあり、
今気がかりなこともある、

これらのことを考えられなくなる、
ということもあるのかもしれません。


■もちろん、
道徳的、倫理的に許せないと言うこともありますし、
怒って当然、ということもありますが、


日常で腹が立ってしまうシーンの多くに、

『自分が正しく、相手が間違っている』
『相手のことを、「人」として見ていない』

と、知らず知らずに思ってしまう事、
意外に多いのかもしれません。


■その時に、上記でご紹介したような3つの工夫、


1,相手を変えることなどできない、
  相手のキャラクターであると「あきらめる(=明らかに認める)」。

2,ストレングスファインダーの結果を思い出し、
  この人は「〇〇の資質が強いんだな」と、
  自分との違いを「資質」のせいにして、自分を納得させる
  (相手の人格のせいにしない)

3,その人の親や、家族がいる。
  歩んできた幼少期が有り、今があるというように、
  その人の「人生の軌跡」に思いを馳せる


と、少なくとも私は、

自分が腹を立てている相手も、
自分と同じように喜怒哀楽があり、
大事にしていることがある1人の人間であると、

リアルに想像できるとともに、
少しだけ「優しくなれる」と感じています。


■世界的名著『7つの習慣』では、

「第一の習慣 主体的である」

において、”主体的な人”とは、


『刺激と反応の間にスペースを空ける』


ことができる、と定義しています。

例えば、何か自分に好ましくないことが起こったとき、
正しく誰かの何かのアクションで腹が立った時などに、

「感情に流されて腹を立て相手に怒り散らす、ではなく、
 一時停止をして、最適な反応を選ぶことができる」

これが、『刺激と反応の間にスペースをあける』ということです。


■怒りなどの感情に任せて、
それを放出させても、実は自分にとっても、
相手にとっても何のいいこともありません。

合わない、腹が立つ、
それは誰にでも起こりうることですが、
誰かを非難、批判するよりも、


「腹を立てない自分、立ててもうまく対処できる自分を作ること」


を目指す方が、より近道なんだろう、

そのように思う次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

自分が正しいと信じることをすればよい。
しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。
いずれにせよ批判を免れることはできないのだから。

エレノア・ルーズベルト(婦人運動家・米国大統領婦人/1884-1962)
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