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2043号 2019年9月24日

「自分の大切な価値観を言葉にする」ことは、「自分の人生を守ること」に繋がる

(本日のお話 2132字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

皆さまは三連休、いかがお過ごしでしたか。

私は昨日は、研修の企画。
また夜はコーチングの練習会でした。

起業してからというもの、平日は人と会う。
休みは何かを企画したり、勉強会に参加する時間、、、
となっております。

まだまだ修行の期間。
こういった時間こそ大切と言うことで、
今しばし駆け抜けたいと思います。

(決算が11月末なので、まずはそこまで!がんばります)




さて、本日のお話です。

研修企画をする中で、

「ミッションや価値観を明確にすることは、なぜ重要なのか」

について改めて考えておりました。

ミッション、ビジョンが大事。
今更感もあるこの話ではありますが、

改めて大切なことだよなと思いましたので、
皆様に気づきをご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「自分の大切な価値観を言葉にする」事は、「自分の人生を守ること」に繋がる】


それでは、どうぞ。


■自分の「ミッション」を明確にしましょう。

自分の「ビジョン」をありありと描きましょう。

自分の「目標」を書き記しましょう。


、、、なんていうと、
多くの本で言われており、

かつ、

声高に語るとあまりにも「自己啓発」っぽすぎて、
声を大にして語るのが躊躇してしまうほどです(汗)

それくらい、聞く人からすると、
当たり前すぎる話でしょう。


■しかしながら、

世界3000万部のベストセラー『7つの習慣』でも、

「第二の習慣 終わり思い描くことから始める」

ことが人生において重要といいますし、


マネジメントの父・ピータードラッカーも有名な『5つの質問』で

”「われわれの使命は何か」を問うことが
 成功企業に重要である”

と語りますし、

組織でも個人でも
「ミッション・ビジョン」と、
言葉の粒感は違えど、

「どこへ向かっているのか?」
「何を大切にしているのか?」

を明確にすることは、
やっぱり重要な要素のようです。


■「ミッション」なんていうと、
少々高尚な感じがしてしまいます。

しかし、もっと素朴な話として、
「自分が大切にしていることを明確にする」
とても重要な意義があると思います。

それが『自分の人生を守る』という意義です。


■しばしば聞くのが、

「自分なんて大したことないし、
 大それたことをやりたいと思わない。
 日々、同じ毎日が続けば良い。平和な毎日が一番」

と思っている方です。

「高らかなミッション、ビジョン」など思いつかない。
だからと言って、否定するものでもないし、
ただ個人の一つの価値観、選択にしかすぎません。


ただ、そんな方だからこそ、

「自分が大切にしていることは何か」
「これだけは自分の人生で譲れないものは何か」

すなわち「ミッション」や「価値観」を明確にすることは、
『自分の人生を守る』意味でとても重要だと思うのです。


■少し私の体験談からお話させてください。

私が20代前半の新卒頃、某飲食店に入社しました。

「成長したい!」と思い、
ひたすら働き続けていたのですが、

ある時、働きすぎて心身を壊して、
プツリと張り詰めていた糸が切れたように働けなくなり、
結果、会社を辞めることになりました。

その後は鬱々とした毎日の中で、

「盲目的に、成長したいと言っていたけれども、
 そもそも成長って何なんだ」

「こんなに楽しくない毎日が続いていて、
 これを成長と呼ぶのであれば成長などいらない」

「自分にとって何が1番大事なのか」

、、、

そんなことを、膝を抱えながら、
考える日々が1年ほど続きました。

そしてその時に、
何かにすがりたくて色々と本を読んでいたのですが、
その時に出会った本の中に、

「自分の大切なことを明確にしましょう」
(=ミッションを明確にせよ)

という話が書かれていました。


■その時に見つけた「自分が大事にしたいこと」とは、
「人を幸せにする」のような高尚なものではなくて、


『健康である』
『自尊心を持つ』(自分に価値があると思えている)


ことでした。


「心身の健康」こそが、
仕事よりも何よりも、第一である。

そして、

「自分なんて…」と思わないことが、
日々生きる上で辛くない条件である、

と気づきました。


■わざわざ言葉にするまでもないほど、
当たり前のことのようです。

でも、気づかなかったのです。

だから、無理をして、自分を壊すまで、
ひたすら突き進んでしまった。

、、、

「自分の価値観を明確に言葉にする」まで
自分で自分を、認識できなかったのです。



■「自分の大切な価値観を書く」というのは、

『自分が大事にしていることを自己認識する』

ことです。

それが明確になると、
意識的に、大切にできるようになります。
(意識的に、がポイントです)


かつ思いを明確に言葉にすることは、
”思考を結晶化”することです。

言葉にすることで、
その思いは質量を持ち、実体化します。

思い出しやすくなるし、言葉により、
思考が引っ張られていくのです。

まるでその価値観に引力が発生し、
自分がますます引きつけられていくように。


■自分がこれだけは譲れない、
という価値観を言葉にすると、ブレなくなります。

他人にコントロールされることも、少なくなるし、
軸ができて、揺るぎない感覚ができます。

これは「心の平安」にも繋がり得るものです。

そんなわけで、

【「自分の大切な価値観を言葉にする」事は、
 「自分の人生を守ること」にも繋がる】

と思いますし、
言葉にすること、やっぱり大事だな、
改めてそのように思う次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

自分自身であることに、
人間の偉大なる誇りがある。

ウォルト・ホイットマン(米国の詩人/1819-1892)
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