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2161号 2020年1月21日

「自分のべしゃり」を文字起こしすると、しくじりパターンが見えてくる

(本日のお話 1258字/読了時間1分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日月曜日は3件のアポイント。
ならびに夜はコーチング(受ける方)でした。



さて、本日のお話です。

今日のお話は、

「自分を客観的に見つめることの効力」について、
学びと気づきを、皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「自分のべしゃり」を文字起こしすると、しくじりパターンが見えてくる】


それでは、どうぞ。



■さて、私事ですが、現在、

「コーチングの国際資格」

を申請するため、
”とある作業”に時間をつかっております。


■ちなみに、”とある作業”とは、

「30分間 自分のコーチングを録音」し、

1,自分のコーチングの音声を聴く
2,内容を全部書き起こして、
  良かったところ、出来ていないところを見る

ということです。

これを、私のコーチの先生とともに行っております。


■まあ、この作業、
なんともこそばゆいこと、こそばゆいこと。

やったことがある方は、
よ-くおわかりかと思いますが、

「自分の喋っている映像や音声」

というのは、何だかこそばゆく、
キモチ悪い感じがするものです。


■でも、気づきも多いのです。

私も改めて「録音」&「書き起こし」を見て、
1つ1つ添削していくと、

・私:クライアント = 2:8の割合で話をしているつもりが、
 実際は、5:5 になっていた。

・「なんかちょっと、~っていう感じですかね」という
 曖昧な表現がやや多め。

・沈黙の時間を意図的にとっているつもりが、
 ほぼ、間がない。

、、、他

多すぎて書きませんが、
色々見えてきました。


しかし、それこそが、

「周りから見えている自分の姿」

です。


■しばしば耳にする話で、
こんなお話があります。

「メンバーに質問をして、
 話を引き出すことを意識しているんです」
と本人は言っているけれど、

実際周りから見ると、
いつもその人ばっかり話をしている、

という「”つもり”でしくじり系」のお話。


■でもこれ、笑い事ではなくて、
自分も当てはまるのでしょう。

本人は、思い切り、
「相手のことを聞いているつもり」。
でも実際は違う。

あるいは、
「自分はしっかり伝えているつもり」
「わかりやすく言い切っているつもり」
でも、そうは見えていない。


■そして、なぜその「つもり」を打破出来ないかというと、
その1つの理由に、

『自分の姿を客観的に見ていない』
(=物理的に、映像や音声で自分をみていない)

ことにある。

実際に自分で自分を物理的にみていないと、
いくら他人に言われても、
「いや、そんなつもりないんだけどな、、、」
の水掛け論で、おしまい。

バンっと、目の前に、
自分の姿と、声と、
喋った内容の書き起こしを突きつけると、
逃げることができません。

だから、イイのです。


■他人からのフィードバックは効果的です。
でも、ただフィードバックがあるだけでなく、

『自分の姿を見て、自分でも確かにそうだ、、、と思える』

ことに勝るものはありません。

その上で、
「他者から、私はこう感じた」が重なり合い、
深い気付きが生まれ、

これまでとは違うやり方へと、
新たなる挑戦歩みが始まるのでしょう。


■ということで、

ぜひもしご自身のコミュニケーション手法含め、
より向上させていきたい方は、

「映像をとる」
「録音する」
「書き起こしをしてみる」

ことをしてみてはいかがでしょうか。

自分の話し方、聞き方、
プレゼンの仕方、場の仕切り方、、、

『自分がどう見えているのかを記録し、見てみる』

ことは、己を向上させる上で、
大変有用な手段であろうと思います。

ちょっとこそばゆいですが、
すぐに慣れます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

忠告はめったに歓迎されない。
しかも、それを最も必要とする人が、
常にそれを敬遠する。

チェスターフィールド(イギリスの政治家/1694-1773)

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