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2259号 2020年4月27日

大変化の時は、「何もないセロベース」で行動してみる

(本日のお話 1744字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、8キロのランニング。
また、読書と研修の企画など。

ちなみに、家のリビングの机に、
花瓶と小さな花を飾ってみましたが、
なんとなく癒やされる気がします。

植物、いいものですね。



さて、本日のお話です。

週末に、
「コロナがもたらす7つの大津波」という
未来を予測するセミナーに参加しました。

そして、
「コロナを受けてどういうスタンスでいるべきか」について、
考えてみたのでした。

今日はそのお話とともに、
「変化の中でのあり方について、
思うところを皆さまにご共有させていただければと思います。


タイトルは、



【大変化の時は、「何もないセロベース」で行動してみる】



それでは、どうぞ。





■週末に、あるオンラインセミナーに
半ば勢いで参加をいたしました。

20代の頃、影響を受けた本で

『ユダヤ人大富豪の教え』(著:本田健)

という書籍があります。



長らくその著者の方の名前も
思い出すことはありませんでしたが、
SNSのニュースか何かで、

「コロナで訪れる7つの大津波」
(by本田健)

というような興味深いイベントのタイトルを見てしまい
時間が空いていたこともあり、
ついクリックで、参加をしてみました。



■4時間のセミナーだったのですが、
結果、「未来を考えさせられる内容」という印象でした。

詳細は控えさせていただきますが、
個人的に「そうだな」と納得したことが、


・経済的な負のインパクトがあるとしたら、
 2020年の秋・冬くらいであると思われる。

・この状況が半年ほど続いたら、
 特に飲食、サービス、運輸、旅行など
 有名な大企業の資金がショートして
 倒産、統合等、インパクトの大きいニュースが流れてくる。

・すると、不安感が一気に高まり
 まさしく「不況」に突入していく。

・そこで、第二波として、感染があることも考えると
 2021年春までは厳しいと考えたほうがよいかもしれなお


という「望ましくないシナリオ」ですが、
起こり得る将来のシナリオを聞いたことでした。



■では、もしそんな
望ましくないシナリオと、
大変化が訪れたときに、
心構えとして、何が必要なのでしょうか?


その答えについて、先日のセミナーで
一つ、提案されていたことが、


【今持っているものに固執せず
「何もない」という前提でスタートしましょう】


という話がありました。



■人はつい、守りたくなります。

500万円お金があったら、
それをなんとか失わないようにしたい。

あるいは、これまで作り上げてきた
「経験・知見」があると、それを守りたい。

自分が積み重ねてきた立場・ポジションがあれば
その流れの中で安定していたい。

というように。


基本、人は

「変わらないといけない」と口では言いつつ、
実は変化をしたくない生き物であります。

ゆえに、

【今持っているものに固執せず
「何もない」という前提でスタートしましょう】

と「言葉で律する」必要があるのだと思います。



■私のような小舟系企業は、
社員を多数抱えていらっしゃる組織に比べては、
ずっとラクなものではあります。

それでも、立て続けに市場から
何発もダメージを受け、売上が立たなくなると、
当然不安も残ります。


■すると、今のうちに
「短期的な視点」として
売上が立たなくなったときのための、

・固定費の圧縮
(オフィス代、使っていない会員費の削減)

・売上の確保
(今出来る研修は出来る範囲で全力でやらせていただく)

という今出来ることはやることは当然一つ。


■同時に、「中長期的な視点」として、

”起業してから開発し、蓄えてきた、
集合研修のための知見・経験・ツール”

は無いものと考え、

”これからに向けての
オンライン研修プログラムの開発“

等に力を注ぐこと。それこそ

【今持っているものに固執せず
「何もない」という前提でスタートする】

という「ゼロベース」で考えることが、
とても重要なスタンスなのだろう、

と思い、言い聞かせております。
(ああ、大変だなあ、、、と思いつつ)



■上記は私の話でしたが、

「コロナが変える世界」は、
殆どの人たちの仕事のやり方も、
同時に変えることを迫るものかと思います。


・「営業」の方であれば、
 対面で会う→オンラインで会う になり、

・「商品開発」の方も、
 オンライン対応出来る製品づくりことが前提 になり、

・「総務」についても
 押印や申請方法が変わる 

・「マーケティング」も
 消費者の行動ががらりと変わる


みたいなことも、想定されます。



■そんなときに、

「以前はこうだったから」

「これまでこういったシステムを作ってきた。
 それをなんとか活かしたい」

「新しい事を考えるのは骨が折れるから
 なんとか変えずにやりすごしたい」

など、”変化の波”に対して、
ボートにしがみつくようにしていても、

結局は大きな波に流されていくのが
市場であり世の中なのです。


すると、自分一人取り残され、
手元に残しておいたはずのものも、
目減りしていく一方になるのでしょう。



■ゆえに、こういったときだからこそ、
基本的なスタンスとして、


【今持っているものに固執せず
「何もない」という前提でスタートする】


という攻めの姿勢のほうが、結果的に、

「変化に適応し生き残る確率も増える」

ということも、きっとあろうかとおもいます。



■もちろん、本当に厳しい、
誰も悪くないのに、どうしようもない状況になっている
各業界の皆さまの状況は、想像に難くありません。

ただ、今の現状は避けられないので、
大変痛みをともない、
骨が折れるチャレンジますが、

どうせ変わらないといけないのであれば
さっさと新たな航海に乗り出したほうが得策であろう、

と思う次第。

自戒を込めて。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

自らを助けようとしない者を救おうとしても無駄だ。
自分ではしごを登る意思のない者を
他人が押し上げることはできない。

アンドリュー・カーネギー(米国の事務家/1835-1919)

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