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2551号 2021年2月13日

世のマネジメントに関わる人に「組織行動論」をお勧めしたい理由

(本日のお話 2032字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、3件のアポイント。
ならびに夕方から読書。

大学院受験まであと6日。

できることは限られていますが
後悔なきよう過ごしたいと思います。



さて、本日のお話です。
人や組織について学びながら
組織で働く人々の行動や態度の理由を

理論として理解することは、
実に重要なことだと改めて感じています。


ちなみに、

”組織で働いている人々の
行動や態度の理由を解き明かす学問”
 
=「組織行動論」

と言われております。



とはいいつつ、
「それが仕事の何の役に立つのさ?」という
ツッコミも想像できますので、

今日は特にマネジメントに関わる人が、

”経営視点から見た時に
『組織行動論』を学ぶべき理由”
 
についての学びと気付きを、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


それでは早速まいりましょう!


タイトルは、



【世のマネジメントに関わる人に「組織行動論」をお勧めしたい理由】



それでは、どうぞ。



■上記でもお伝えいたしましたが、
人と組織に関わる理論の有名なものの一つに


『組織行動論』


があります。


これは何かというと、

・心理学
・社会学
・社会心理学
・人類学
・政治科学

などを基礎理論として広がる、

「組織内で人々が示す行動や態度についての
 体系的な学問体系」
 
を意味します。


つまり、

「なんであの人、最近
 やる気がなくなっているんだろう?」

「他の部署との交渉でうまくいく場合と
 上手く行かない場合、何が違うのだろう?」
「リモートワークになってから
 皆のモチベーションが下がった(上がった)けど
 それは、なぜなのだろう?」
 
というような、
人の「行動や態度」の理由を解き明かす
学問であるのです。

これには上述の通り、
心理学とか、政治学が絡む
非常に幅広い分野になっています。


■この『組織行動論』を学ぶと、
嬉しいメリットがいくつかあります。

それは大きく3点。

「組織の中で起こる様々な現象」について、

 1)説明できる
 2)予測できる
 3)行動を統制できる
 
というメリットがあるのです。

「なんでかなあ」に説明がつくと、
日々のモヤっと感もスッキリするというもの。


■さて、そんな文脈で語ると
上記の「組織行動論」について
”知っておいたほうがよい”というのは
否定はされないと思うのですが、

「経営・マネジメントに関わる人が
 ”知っておくべき”」
 
とまで言える、言いたい理由も、
やっぱりあるのです。


そのことを、ある本を参照に、
少しお伝えしたいと思います。

(ちなみに参考図書はこんな本です ↓
 参考図書1:『企業組織とグローバル化』(編:鈴木秀一)
 参考図書2:『組織行動のマネジメント』 (著:スティーブン・P・ロビンス)



■まず、私たちが働く以上、

そしてこの資本主義という仕組みの上で
経済活動をしている限り、

会社を存続させ、利益を生み出し、
「経営」を継続させないといけません。

そのためには、よく言われる

「ヒト・モノ・カネ」

をどうやって働かせるかが
重要なポイントになります。


その中でも、昨今特に重要と言われるのは

「”ヒト”のモチベーションとスキル」

になってきます。

そう、「人」なのです。


、、、というのも、

たとえ物凄く競争優位性のある製品があって、
どれだけオペレーションや優れていて
生産・販売プロセスが自動化されていても、

ヒトが弱ければすぐに陳腐化して、
競合に負けてしまうから。

(これも想像に難くありませんよね)


■そして、その「ヒト」「人々」という
観点に着目しているのが

「組織行動論」

であり、この立場から経営を考えた時に
企業組織のあるべき姿とは、
以下のようになります。


1,働いている人の”生産性”を
  できるだけ高める組織であること

2,働いている人々の”職場生活の質や幸せ”を
  できるだけ高める組織であること

となります。

(決して、
・オペレーションを仕組み化して利益をあげる
・市場の追い風がある製品をローンチして差別化する
 ではないわけです)



■経営学(MBA)で学ぶ項目とは、

・経営戦略
・マーケティング
・アカウンティング
・ファイナンス
・人・組織
・オペレーション

の6項目が基礎になります。


確かに経営をする上で、

「経営戦略」も大事であるし、
「マーケティング」も大事だし
「生産管理」「財務管理」なども

やっぱり大事ではあります。


ただ、それらが完璧に整っていて
かつ、極めて優秀なスペシャリスト集団が
組織に揃っていたからと言って、

経営がうまくいくかと言うと
必ずしもそういうわけではありません。


よくある、

”スター選手だけ集めても
 試合に勝てるわけではない”
 
という話です。



■結局、それらを動かしていくのは

「ヒト」であるし、人と集団が
やる気にならないとその能力も発揮されない。
ゆえに、その多様な人がやる気になり
能力を発揮するための、リーダーシップスタイルも
やっぱり考える必要があるわけです。



■そんな中で、
私達は人とか関わりながら

これまで生きてきて、
そして仕事をしてきています。

ゆえに、自分なりの持論もあるものです。

しかし、その「持論」だけだと
対応できる範囲に限りがあることもまた事実。


そんな時に、世界中のマネジャーや
組織を実証研究として集めた、

”人と集団の行動や態度についての理論”
(傾向と対策)を知ること、

すなわち『組織行動論』を学ぶことで、

ヒト・モノ・カネ

の「ヒト」を上手く動かすための
ヒントが得られるということになります。



■この分野は非常に広いですので
私も目下勉強中。

ただそんな学習中でも、
様々な現象が解き明かされていく感じがして
実に面白いです。

現に、

『組織行動』(著:鈴木竜太・服部泰宏)

『組織行動のマネジメント』(著:スティーブン・P・ロビンス)

この2冊をじっくり読んだだけで
ものすごく視点が拡がりました。

なので、改めて

【世のマネジメントに関わる人に「組織行動論」をお勧めしたい理由 】

ということでお伝えさせて
いただいた次第。


、、、ということで、まとめると今日のお話は、


・経営とはヒト・モノ・カネを
 上手く活かしつつ成果を出すことである。
 
・その中でも、すぐにサービスや
 オペレーションが陳腐化してしまう今、
 鍵は「ヒトのスキルやモチベーション」である。
 
・ヒトが出来るだけ高い生産性をあげるため、
 また従業員の幸せや質を高めることに資するのが
 「組織行動論」的な経営のアプローチである。
 
・組織の中の人々の行動や態度について理解するために、
 自分の持論に加えて、体系だった「組織行動論」を学ぶことで
 人々のやる気やモチベーションを意図して引き出しうる。
  
 
という内容でした。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

法と支配者と、自分より懸命な人に従うことは、
節度のあることである。

ストバイオス(ギリシャの作家・編者/5世紀頃)

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