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2563号 2021年2月25日

「パーソナリティと国民文化」から自分の価値観を見つめてみる

(本日のお話 1668字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

何かとバタバタとしてしまい
メルマガの配信がこんなに
遅くなってしまいました(汗)



さて、早速ですが本日のお話です。

大学院受験の中で読んだ本の中で、
世界のビジネススクールで、

”組織行動学の教科書”と言われている

『組織行動のマネジメント』
(著:スティーブン・P・ロビンス)

という本があります。

この本の中で、

”異文化の価値観の違い”

について触れられている
項目があるのですが、

その箇所を読んでから、
自分が持つ価値観についても、

一歩引いて見られるような
そんな感覚を得たのでした。


、、、ということで
今日はそのお話について

学びと気づきをご共有させて
いただければと思います。

それでは早速まいりましょう。


タイトルは、


【「パーソナリティと国民文化」から自分の価値観を見つめてみる】



それでは、どうぞ。



■パーソナリティ。

外交的な人もいれば
内向的な人もいて、

直感的な人もいれば
論理的な人もいる。


”心理学における人格”。

これを「パーソナリティ」と呼ぶそうです。
(=ウィキペディア調べ)



■人は社会の中で生まれ、育ち、

そして価値観も多分に
社会の影響を受けていくものです。

ゆえに、この
”パーソナリティ”の研究分野も
文化との影響などが進んでおります。

この話がなかなかにおもしろい。



■そのパーソナリティ研究の一つに、

「タイプAパーソナリティ」

というものがあります。

何かというと、

”過度に競争心が強く、
常に時間に追われているように見える人”

”せっかちで、余暇時間の使い方が苦手。
 自分で自分を追い立てるような生活を
 作り出しているような人”
 
のことを指すパーソナリティの一つです。



■この「タイプAパーソナリティ」は、

・迅速な行動をとる

・質より量を重視

・長時間労働をいとわない

・意思決定を早急に行うので、
 まずい決断を下すことも少なくない
 
・量とスピード重視なので
 創造性に乏しいことが多い
 
などの特徴を持ちます。



■そして興味深いのが、

”北アメリカにかなり多い”

ことです。

というのも、

「北アメリカの文化では、
 こうした特徴が高く評価される」
 
から。


ある学説によると
北アメリカの国民の半数近くが
タイプAパーソナリティである、

とも言われています。


その理由は

・迅速な行動、意思決定のスピードは、
 野心や物質的な豊かさに繋がる
 プラスの特徴とみなされる”
 
という文化的特性からとのこと。

THE・資本主義ですね。

これがいい悪いではありませんが

最近はこの「資本主義」のあり方に
疑問符も投げかけられており、
非常に興味深いところ。


ただ資本主義の中心である
北アメリカの文化は、

今なおビジネスの世界で働く私達にも、
多分な影響を与えていると感じます。



■ですが「北アメリカの文化」から
一歩引いてみると、

これだけが正解でないことがわかります。

例えば、

スウェーデンやフランスのように
物質主義がそれほど重視されない文化。

そこではタイプAパーソナリティの割合は
少なくなる、と言われています。



■つまり、文化によって
正解や望ましさが違うということ。


◯アメリカ・カナダなど

= 時間管理効率性を非常に重視
  達成や金銭・物質の獲得に重きを置く
  
◯スウェーデンやフランスなど

= 物質主義より精神的な充足が美徳とされる
 
 
という違い。



■言われてみれば当然ですが

上記の国や文化ごとに
パーソナリティの傾向が違い、そこには

『望ましいとされていることが違う』

ことが影響しているのは
興味深いことです。


これらのことを見つめてみると、

達成すること、
物質的な豊かさ

が絶対的な正解でもないし、

精神的な充足

だけが正解でもないと
教えてくれているように思います。



■すなわち、


『国や文化によって
 望ましいとされるものは違っており、
 ただその中で私達は生きているだけ』


という、

少し冷めた、しかし距離をおいて
自分の価値観を見つめさせてくれる事実である、

と感じたのです。



■私達は意外と、

「こうならねばならない」

(例えば、
 
 物質的に豊かでなければ、
 より大きくならねば、
 多くのことを達成しなければよくない等)
 
に縛られていることも
しばしばあるものです。


でもそれは、文化的な影響も受けて
「望ましい」とされているにすぎない。

別の文化にいけば、
望ましいとされないこともある。


もしそう思えたとすると、
自分の感性にもっと正直にいられるのでは、

そんな事も思ったのでした。



■世界は広いし、
価値観も実に多様です。

改めて知ることは、
自分を自由にしてくれるものだ、

そんなことをこの本を読みながら
思った次第です。

いろんな正解を知ること、

自分の「正しい」の価値観は、
どこからやってきているのかを見つめてみること。

そうするともっと自由を
感じられるかもしれませんね。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

暇な時間は、かけがえのない財産である。

ソクラテス(古代ギリシャの哲学者/BC469-399)

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