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968号 2016年10月8日

「相手の立場になる」ことはできない。でも…

(本日のお話/1653文字 読了時間2分)
■こんばんは。紀藤です。

昨日金曜日は、愛知へ出張。

研修企画について企業様との打ち合わせ、
並びに新人研修のご相談などでした。

また本日から世の中では三連休。
が、私は朝から英語塾などなど。

最近、これらの活動が、
自己投資なのか、娯楽なのか、
よくわからなくなってきましたが、
”学ぶこと”は、視野が拡がる、
知的な遊びのように感じます。

もっと世の中のことを知りたく、
またそれを語れるようになりたいと思う、今日この頃。



さて、本日のお話です。

しばしばコミュニケーションの原則として、
「相手の立場に立て」
と言われることがあります。


そんな中、この言葉に関して、
先月から通っている学びの場”サムライ塾”なる場所にて、
考えさせられることがありました。

今日は、その話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


テーマは、

「相手の立場になることはできなくとも…」。


それでは、どうぞ。

■「相手の立場になろう」。


小学校でも、
きっと教えられているであろう、
コミュニケーションの原則かつ、
否定のしようがない考えです。


しかし、先日、
私が通っているとある私塾の参加者から、
こんな意見が出ました。


「よく”相手の立場になれ”と言う。

 しかし、それは無理だと思う。


 現実には、相手の置かれた環境、経験、

 価値観などがわからなければ、

 本当の意味で、”相手の立場になる”ことは、できないと思う。」
と。


この何気ない質問ですが、
確かに言われてみたらそうだよな、

と、なるほどなと思ったのでした。



■しかし、この既成概念に対する疑問符に対して、
「サムライ塾」の塾長がコメントされたことに、
更に、はっとさせられました。


それは、


「厳密に言えば、人は”相手の立場になること”はできない。

 でも、”壁を低くすること”はできるはず。

 それが大事ではないか。」



そんなコメントでした。



■そして、この話を聞いた時に、
ふと思い出す出来事がありました。


それは、
「ドラッカ―塾」で学んだこと。

その中の一つに、
「組織において成果を上げる」上で大切なことに、

”上司や仕事の関係者の期待を知る”

という話がありました。


そして、その中のワークで、


『上司や、仕事の関係者の考えを想像する。』


というものがありました。

すなわち、

「彼/彼女らの成果は、何か?」
「彼/彼女らは、どんなことを自分に期待しているのか?」

を想像して、紙に書いてみるのです。


そしてその時に、
気がつくことがありました。


それは、

「自分が◯◯さんだったら、何がほしいんだろう?」

と深く、深く考えることは、
意外となかったのではないか、

ということなのでした。


すなわち、
”相手の立場になる”ことはできずとも、


『相手の状況を想像して、できるだけなりきろう』

とすることが、いかに難しく、
そして普段できていないか、ということ。

そのことにはっとさせられたのです。



■人は、誰もが、
大切にする価値観も違えば、
得てきた経験も違う。

それが夫婦や、親しい友人の間でも、
きっとそうなのだと思います。

だから厳密に言えば、
「相手の立場になる」というのは、
言うは易し行うは難し、の行為かもしれません。



しかしながら、
難しいといえども、


『相手の立場に”なろう”と、チャレンジする』

『相手の置かれている状況を、細かく書き出しイメージする』


そういった、”姿勢”が、
実は最も重要なことではないか、

そんなことを感じました。



■細かい文字面の違い、といえばそうですが、

「実現すること」を目的とするのか、
「実現しようとする”姿勢を持つこと”」を目的とするのか、

は小さなようで、
大きな違いのように思います。


「7つの習慣」においても、

『第4の習慣 Win-Winを考える』

という原則があります。

これも、

「Win-Winに”なる”」はなく、

『in-Winを”考える”』というところがミソなのです。



「相手の立場にはなれずとも、

 相手の立場に”なろう”と追求し

 相手との”壁を低くすること”」


この言葉から、相手の状況を想像し、
協働する大切さに想いを馳せた次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 たとえ今すぐに相違点を克服できないにしても、
少なくとも多様性を認められるような世界を
作る努力はできるはずだ。

ジョン・F・ケネディ

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