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557号 2015年6月18日

「真の目的」は何か

(今日のお話 2197文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、JTBさんと一緒に開発した、
「7つの習慣Outdoor」の説明会。

約40名の方にお越し頂きました。

7つの習慣Outdoorの
施設でもある”森と湖の楽園”代表の
タレントの清水国明さんと共に、
7つの習慣Outdoorについてお話をさせて頂きました。
(お越し頂けた皆さま、事例登壇頂いた、
 F社のT様、M様、ありがとうございました!)
 
キャンプが楽しい時期です。
チームビルディングを強化したいというお客様、
「7つの習慣Outdoor」、お勧めです。

■さて、本日のお話です。

先週の話になるのですが、
お世話になっている人事の数名と、
とある人材開発に関わる「ボードゲーム」をやりました。

それが非常に面白かったので、
本日はそこからの学びを共有したいと思います。


■皆さま、

「アチーバス」

というボードゲーム、ご存知でしょうか。

これはアメリカで開発されたゲームで、
自己啓発書の祖とも言われ、
世界で7000万部売り上げた
『思考は現実化する』という本の内容を、
ゲームで学びながら体感しましょう、
というコンセプトのものです。

アチーバス。

すなわち、achieve(達成する)+ us (私達)

”私たち皆で達成する”

という意味が込められたタイトルです。

成功哲学について日々浸かっていると、
逆に客観的に見られるようになるもの。

ですので、

「紀藤さん、アチーバス、絶対面白いですよ!」

と薦められ、参加したときも、
少し冷静にゲームを見ていたのですが、
客観的に見ても、非常に面白く、
良くできているなあ、と唸らされるゲームでした。


■このゲームの面白さは、
海外の日本食を食べたことがない人に、
「刺身がおいしい」と説明するのが難しいように、
なかなか説明しづらいのです。
(もしご興味がある方は、ぜひ一緒にやりましょう!)

とはいえ、一つ、
面白いルールがあるのです。

そしてそれが「人を育てる原則」のようにも
感じられました。

ちなみにそのルールとは、

【自分の”気付き”を、人に教えない】

というもの。

先ほどお伝えしたように、
ゲームではたくさんの気付きが起こります。

大雑把に言うと、

”自分のことだけ考えていると、
目的達成できない仕組みになっている”

という事実に、ゲームを進めるうちに、
じわりじわりと気が付くような構成になっているのです。


■すると、気付いた人は、

「あっ!そういうことだったのか!」

という気付きがおこります。

いわゆる、【アハ体験】とでもいいましょうか。

すると、これをすぐにでも言いたい!

声高に伝えて、気付いていない人に、
「そうじゃないんだよ!」
と伝えてあげたい。

特に経験者の人は、よりそう思う傾向があります。

でも、これは、
しかるべき時が来るまでは自粛するように、
ゲームが始まる前に伝えられるのです。


■そして、ゲームのクリアが遠のくのに、
なぜ自粛する必要があるのか。

その理由は、

「相手の”気付きのチャンス”を奪わないため」

であるとのことでした。

皆様も一度はあるかと思いますが、

”人から教わったことは覚えていない。
でも、自分で「そうか!」と気付いたことは心に残る”

という経験はないでしょうか。

”学び”とはまさしくその通りで、

「いかに自分で気が付くか」

をどう促せるか、という1点に尽きると思うのです。


■先日、「凄腕上司の人材育成術」のような記事が
雑誌で載っていたのですが、
「人を育てるプロ」と呼ばれる、
とある部長さんは、

・必ず大失敗するプロジェクト
・どんな失敗が起るか、事前に計算をしておく
・そして、お客様に迷惑をかけないような後工程を整えておく

ということを準備した上で、
新人にその仕事を任せるそうです。

そして、激しく「大失敗」させる。

半泣きになるほど、大ダメージを負った後に、
「なぜそうなったのか」を自分で語らせるそうです。

そして、そのストーリーになることは、
全部、上司は判っており、掌の上で行われている。

失敗すると判っているけど、
敢えて経験させる。

それが自分の育て方だ、と語っていました。


■よく言われることかもしれません。

しかし、先ほどのボードゲームでも、
人材育成においても、
ぜひ教訓として胸に留めておきたいのは、

【”何を目的としているのか”を見失ってはならない】

ことではないか、
と強く思うのです。

アチーバスも、その真の目的は、

『ゲームを楽しみながら、
 ”思いやり”など成功哲学の価値を体感する』

が根底にありました。

その過程にゲームがあるわけですから、
相手が”気付きを体感する”邪魔をしてはいけない、

という話でした。

人材育成も、その真の目的は、
何かを「ただ教える」のではなく、

『自ら気付かせ、学びを活用できるようにする』

ことであるはず。

しかしながら、
ただ「教えたから、わかっただろう」ばりに、
言って終わり、伝えて終わり、になってしまっていることが、
実は非常に多いのではないか、
そう思うのです。


■「7つの習慣」でも、
”第二の習慣 終わりを思い描くことから始める”において、

「目的(終わり)を常に考えてから、行動をしましょう。
 そうでないと、真に望んでいるものは手に入らない」

というようなお話を伝えています。

何かをするときは、
ただ「やった」で終わらないように、

「真の目的はなにか?」
「そのために、適切な行動をできているか?」

これを常に問い続ける姿勢が大事ではないか、
そのように感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 真の意味で僕を豊かにしてくれたのは、
僕が受け取ったものよりも多くのものを与えた場合でした。

               サン・テグジュベリ

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