コーチングとは結局、"自分"と向き合うことである
								(本日のお話 1994字/読了時間3分)
 
 
 ■おはようございます。紀藤です。
 
 昨日日曜日は朝から昼まで
 限定でのオンラインでの
 コーチングワークショップの実施でした。
 
 その後、昼寝をしたり、
 ピアノを弾いたりしつつ、
 夜はもんじゃ焼きを食べにいきまいた。
 
 よい休日でございました。
 
 *
 
 さて、本日のお話です。
 
 先日よりお届けしております、
 コーチングシリーズについてのメルマガ。
 今日で一旦最後となります。
 
 (一部だけでもお目通し頂いた皆さま、
 本当にありがとうございます!)
 
 ということで最終回も、
 はりきってまいりましょう!
 
 
 タイトルは、
 
 
 【コーチングとは結局、"自分"と向き合うことである】
 
 
 それでは、どうぞ。
 
 
 
 ■コーチングで、
 相手に問いを投げかけると、
 自分の内側にも様々な感情が起こってきます。
 
 
 「この質問をして、
 相手は答えくれるだろうか?」
 
 「学んだコーチングスキルを
 上手に使えているだろうか?」
 
 「この質問で気付きを
 与えられるだろうか?」
 
 などなど。
 
 
 
 ■そして、それらの感情は、
 
 
 ”自分のありのままの姿を映し出している”
 
 
 ものです。
 
 
 先程の、例としてあげた
 様々な感情もそう。
 全部、自分の内面を表しています。
 
 
 「この質問をして、
 相手は答えくれるだろうか?」
 
 ↓
 
 ”相手には必ず、答えがある”
 ”相手には可能性がある”と
 自分は信じきれていないのかもしれない。
 
 
 または、
 
 「学んだコーチングスキルを
 上手に使えているだろうか?」
 
 ↓
 
 といつも考えているならば
 ”相手ではなく自分がどう見られるかが大事”
 とする自分がいる
 
 
 となるし、
 
 
 「この質問で気付きを
 与えられるだろうか?」
 
 と思うのであれば
 
 ”与えられるだろうか”という言葉の裏側から
 自分はクライアントと対等ではなく、
 相手よりやや上から見ているのではないか、
 共に作り上げる姿勢とは違うのではなかろうか
 
 、、、
 
 そんな自らの内面が
 見え隠れしてきます。
 
 
 
 ■あるいは別のコーチングのスキルを通じて、
 見えてくる自分の内面もあります。
 
 例えば、
 
 『承認』が大事だと
 コーチングを通じて知った。
 
 
 でも、自分はなぜだか
 「結果の承認」(相手の成果・結果を褒める)
 しかできない。
 
 相手のあり方や人格を承認する
 「存在の承認」、たとえば
 
 ・真面目に頑張る姿、
 ・誰かに対して思いやりがある
 ・勇気を持ってチャレンジすること
 
 など、どうしても違和感を感じて
 することができない…
 
 
 、、、となるのであれば、
 
 自分の中の「何か」が
 引っ掛かっている可能性もあるのです。
 
 それは、
 
 ・自分で、自分の「あり方」を
 認められていないのかも知れない。
 
 ・結果を出さないと価値がない、という価値観に
 自分は生きているのかもしれない。
 
 ・相手のことを本当は認めたくないのかもしれない
 認めると自分の価値が下がると感じているのかもしれない
 
 、、、そんな風に
 「自分の内面」に
 向き合わされるのです。
 
 
 
 
 ■他にも、「GROWモデル」の質問でもそうです。
 
 
 「あなたのビジョンはなんですか?」
 
 
 問いを投げるのは、簡単。
 
 でも、その問いは
 同時に自分にも返ってきます。
 
 もしその目の前の相手が、
 自分の近しい部下や友人、パートナーで、
 
 
 「◯◯さんのビジョンが何か、
 参考までに聞かせてもらえませんか?」
 
 
 とふいに聞かれた時に、
 自分はなんと答えることが
 できるのだろうか?
 
 もし全く答えられないとしたら、
 そんな自分からの問いに
 どれほどの重みと深みがあるのだろうか。
 
 そんな事も考えられるのではないか、
 と思うのです。
 
 
 
 
 ■コーチングには、
 色々なスキルがあります。
 
 ・傾聴
 ・ペーシング
 ・承認
 ・質問
 ・フィードバック
 ・GROWモデル
 
 などのスキルや型、
 どれもとても便利です。
 
  そして、使える「定型の質問」。 
 
 ・ゴールに対して10点だとすると、現状は何点ですか?
 ・いつまでに、どのような状態になればよいですか?
 ・この3ヶ月で、何に集中したいと思いますか?
 ・やりたいけど、やれていないことは何ですか?
 ・ここまで話してみて、どうですか?
 
 これも確かに有効。
 
 でも、スキルが
 本当の意味で機能するかどうかは、
 コーチのあり方に帰結する、
 
 そのように思えてなりません。
 
 
 
 ■コーチングとは対話です。
 
 そして対話をする
 目の前の相手(クライアント)も人間です。
 
 そして、向かいうお互いの人間としての
 深みや奥行きというのは見え隠れするもの。
 
 
 ゆえに、結局は、
 ”あらゆる問いは自分に返ってくる”
 ものであると思いますし、
 
 もし、クライアントの人生に、
 真剣に役に立とうと思うのであれば、
 
 それが部下であれ、友人であれ家族であれ、
 
 
 【コーチングとは結局、「自分」と向き合うことである】
 
 
 で言えるのではなかろうか…
 
 そんなことを未熟な自分ですが
 最近しみじみと感じております。
 
 
 
 ■誰かの役に立つには、
 自分の弱さ・恐れも含めて、
 向き合っていくことです。
 
 そこを避けて通っても、
 本当の価値を与えることはできない、
 と私は思います。
 
 結局は「自分」。
 
 このことを片時も忘れず、
 一歩一歩進んでいきたい、
 
 コーチングの締めくくりとして
 最後は自分に矢印を当てたい、
 
 そのように思っております。
 
 
 
 ■今日のお話はここまでとなります。
 
 そして、コーチングシリーズについても
 まだまだ書きたいことはある気がしますが、
 今日で一旦最終回となります。
 
 
 私自身、皆さまに
 「コーチングとはなにか?」を
 お届けしていまいりました。
 
 まだまだ発展途上の身ながら
 言語化をしていく過程で様々な気づきがありました。
 改めて読者の皆さまに、感謝申し上げます。
 
 お付き合いいただいた皆さま、
 本当にありがとうございました!
 
 また今後、より良い情報をお届けするために、
 よろしければ率直なご感想・メッセージを
 いただけますと大変嬉しく存じます。
 
 改めて、いつもありがとうございます。 
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 そして明日からも引き続き、
 何卒よろしくお願いいたします。
 
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
 
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 <本日の名言>
 
 人々が孤独なのは、
 橋を架ける代わりに壁を築いているからである。
 
 ジョセフ・フォート・ニュートン(米国の牧師/1876-1950)
 
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