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2602号 2021年4月5日

大学院の初授業での気づき。「染み入る学び」を大切にしよう

(本日のお話 3153文字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、読書。
またランニング10キロ。

また、ピアノの体験レッスンへ。

今月から2週間に1度、
自宅から徒歩5分のピアノ教室にて
ピアノを習うことにしました。

このお話はまた改めて。



さて、突然なのですが、皆さまに、
「講師募集」のお知らせがございます。

(私の会社ではないのですが…)

先日、友人のルバート松上社長とランチをした際、
「研修講師を募集している」とのお話を聞きました。

(ちなみに副業ではなく
フリーの方向けの募集でございます)

面白いお話ですし
よい機会にもなる方もいるかと思いましたので
以下、お伝えさせていただきます。

ちなみに
ルバート松上社長は、

『元外資コンサルによる「戦略的プレゼン資料作成講座」2日間集中講義

~外資コンサル流、会社では絶対に教えてもらえない、
早く、わかりやすい資料を作る技術~』

という研修を運営しています。

私も参加しましたが、
、、、本当に圧巻のレベル。

感動しすぎて、それから
松上社長と勝手に
親しくさせてもらっております(笑)

ちなみにこの研修の評価は、

・200人以上のレビュー中『4.82/5点満点』、

・某外資系企業の研修にて
尋常じゃないNPS(他の人に勧めたいかどうか)を獲得し、
海外のインドオフィスから「この異常に評価が高い研修はなんなのですか?」
と問い合わせがくる

というレベル。

私自身、数多の研修受講をする中で、

本当に良い!と言えるものは
実はあまりないのですが、

「感動レベルである」
「即効性もあるし長期的な投資にもなる」
「自分の生産性が圧倒的に高まった」

と自信を持ってお伝えできる研修です。

短期と長期、
即効性とOSレベルの変容、
どちらも実現できる、
誠に稀有な研修だと感じています。

昨年講師が数名入られましたが、

「引き合いが多くて
講師がすでに足りなくなりそうです(汗)」

とのことで募集を再開するそう。

こういった案内は
メルマガではしないのですが

この研修は、

「日本の生産性を上げるコンテンツである!」

と心よりオススメできるので
ご案内をさせていただきました。

こういう話は、
ほとんど世に出てこないですが

良いお話だと思いましたので、
共有させていただいた次第です。

(※ちなみに、報酬はここではお伝えできませんが、
月数回の稼働で、十二分すぎるほどの報酬となります)

募集要項その他は、
以下URLよりご確認いただき、

「いいかも!」と思われた方は
是非チャレンジしてみてくださいませ。

ちなみに私、
特に何かもらっているわけではないので
ご安心してご応募ください(笑)

https://www.rubato.co/recruitment?fbclid=IwAR3laTR-21DRDviLe7-HxmNM3DdpO4jVjSzWLiNyU4kMGr-CTBUlf_5lyPY



さて、前置きがだいぶ
長くなってしまいましたが
本日のお話です。

土曜日に大学院の入学式、

そして夕方から
第一回目の授業がありました。

その授業を聞きながら、
実に納得をしつつ、

「大切だなあ」

と思った話がありましたので、

今日はそのお話について、
皆さまに学びと気づきを、
ご共有させて頂ければと思います。

タイトルは、

【大学院の初授業での気づき。「染み入る学び」を大切にしよう】

それではどうぞ。

■4/3(土)夕方18:00。

立教大学大学院にて、
初めての授業がありました。

その名も、

”リーダーシップ・ウェルカムプロジェクト”。

、、、なんかこの日を皮切りに
色々やるみたいでございます。

■ちなみに私自身、
当大学院を受ける前から

立教大学の教授であり、
人材開発、リーダーシップの第一人者である、
中原淳教授、石川淳教授からの

初の授業ということで、

オンラインで見ていたけど
生でアイドルを目にしたみたいな、

ミーハーな気持ちも携えつつ、
授業を受けておりました。

そして、勝手に気持ちが
上がっておりました。

(オンライン時代だからこその
あるあるですね)

■ちなみに、

立教大学大学院 経営学専攻
リーダーシップ開発コースとは、

1学年20名程度で2年間
クラスメイトと共に歩んでいきます。

定員が少ないため、
小学校・中学校の1クラスのような

学習コミュニティで
かなり濃密な関係が出来るのが特徴です。

■ゆえに、

”研修やセミナーのように
偉い先生や理論やケースから
何をするかを伝える”

というようなことはしない、

つまり、

「答えを渡さない」

と明確に語られていたところが
印象的でした。

■なぜ答えを渡さないのか?

そのことについて教授が
こんな風に表現していたのが
印象に残っています。

それは、

【研修は「”打ち込む”学び」であり、

大学院は「”染み入る”学び」だから】

である、とのこと。

■研修のように、

日程や時間に制約がある場合、

3時間、1日、2日など
限りがある場合は、

やはり「オチ」が必要です。

「オチ」というのは、
比喩的な表現ですが、要は

『今日の学びで伝えたいことは”◯◯”です』

『そのために明日から”□□”をしてください』

と、

具体的な答えを伝える、
活用出来るツールを渡す、
アクションプランを指し示す。

それらを参加者に対して

”打ち込む”のが研修です。

■ただ、これは
感覚的にわかるかと思いますが、

”人に教えられた答え”
(打ち込まれた教え)

よりも、

”自分で四苦八苦しながら
試行錯誤しながら見つけた答え”

のほうが、
自分の中に残るものです。

迷いながら、葛藤しながら、

言葉にできない気持ち悪さを抱え、
答えがわからない、

悶々とした霧の中を歩むような
理論と実践の往還を経て、

一筋の光、自分なりの答えが
自分の体験から紡げたときに

誰からから聞いたイイハナシではなく、
自分自身の血肉になった答えが見つかる。

、、、

こうやって
理論と持論が結びついた時に、

宝物のような学びになることは
きっと皆様も体験があるのではないかと思います。

そして、それこそが

「”染み入る”学び」

である、と。

■しかし、そのためには
相応の時間と労力が必要です。

加えて、染み入らせ方を、
より深く、広くしていくためには、

共に語りあったり、
率直にフィードバックし合う
仲間が必要になってくる。

そしてそれを可能にするのが、
大学院という場なのだ、

、、、そんなお話なのでした。

■その話を聞いて、

実に納得するとともに、
改めて思いました。

「これは何も大学院だけではない。

”染み入る学び”を得ていく姿勢こそが

続く人生の中で重要なことであろう」

と。

思うに、仕事もそうだし、
新しいチャレンジの多くは、

答えがわからず、悶々とします。

研修のように
「こうしましょう」という

明確な答えを教えてもらえたらいいのですが、
誰も明確な答えを持っていない。

結局、自分でやるしかなく、
書いては捨ててを繰り返す、

複雑な方程式のようなものだと思います。

■その時に、

「答えは何か?」と

安易に効率を求めるのではなく、

自分しかわからない状況を
自分独自の今を受け入れて、

ああでもない、こうでもないと
試行錯誤をしながら、

時に人とぶつかりながら
進めていくプロセスを大切にすると、

覚悟をすること。

それこそ、まさに

『染み入る学び』

といえるのだろう、
と思うのです。

■私も研修を
講師として行わせていただく機会が
ままあります。

しかし、いくら
理論を知っていても、

あるいは

このときはこうすべき、という
”解”らしきものがあっても、

自分が経験していないことを
いくらそれっぽく語ったところで
相手に伝わることはないのです。

”打ち込む学び”は意味がない
とは全く思いませんが、
(むしろそれがあるから視野がひろがる)

本当に自分のものにするためには、
”染み入る学び”を大切にする姿勢は、

絶対に必要であろう、

と思ったのでした。

専門的に言えば、

『経験学習』

とも言えるでしょう。

自ら体験し、内省し、概念化していく
地味なプロセス。

それこそ最も力強い学びである
そんなことを感じております。

※参考:バックナンバー2515号
『学習心理学から「王道の学び方」を学ぶ ー学習転移モデルと経験学習モデルー』
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9742/

■一生懸命やって、

その中で得た失敗も成功も、
自分のものにしていく。

そんな学びのプロセスを
大切にしていきたいものだ、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

静かに横たわって、のんびりして、待っていること、辛抱すること。
だが、それこそ、考えるということではないか!

フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者/1844-1900)

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