メールマガジン バックナンバー

2682号 2021年6月25日

「誰の助けが必要ですか?」なる問い

(本日のお話 1349字/読了時間1分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日、コーチングを
共に学んでいる仲間とともに
1時間の対話をしていました。

その時、最近
携わらせていただいている
いくつかのお仕事の案件について

「これだ!という答えが見えずに
迷いがある」

というような話を
私(紀藤)の口からしておりました。

その際に、何気なく

「誰の助けがあると良さそうですか?」

と何気なく聞かれたのですが、
その”問い”に、少しハッとさせられたのでした。

ということで本日は、

そんな”大切な問い”について
気づきと学びを、皆様にご共有させて
いただければと思います。

タイトルは、

【「誰の助けが必要ですか?」なる問い】

それでは、どうぞ。

■コーチングに携わっていて、
しばしば登場する質問。

それが、

『誰の助けが必要ですか?』

なる質問です。

■これは、質問されてみると
感じるのですが、

「選択肢が広がる」

という感覚を持つ問いです。

責任感があればあるほど、
あるいはそうではなくとも、

「(大人なんだし)何とかして
自分でやらなければいけない」

という思いに囚われがちになること
あると思うのです。

■しかし、新しいことに
チャレンジをしようとすると、

それがどんな粒度であれ、
当人にとっては目の前に立ち現れた
”新しいチャレンジ課題”です。

そのチャレンジについて

「今までの自分」だけ
「今の自分のリソース」だけ

で向き合おうとしても、

レベル不足感があり、
上手くいく明確なイメージが湧かないこと、

、、、確かにあるわけです。

(それは私だけでなく、
きっと皆様もそうかと)

■しかし考えたいのは、

あくまでも、

・(今の自分の中に)答えが浮かばない
・(今の自分の中に) 道筋が見つからない

ということ。

つまり、

自分の外、
自分以外の誰か、
自分以外の何か、

があれば、
その課題も解決しうることが可能、
ということがポイントなのです。

同じ課題があったとき、
意外と別の人にはアイデアが
あったりするもの。

つまり、必要な事は
「思考を広げること」なのでしょう。

■そして、その時に役立つ
シンプルかつ、効果的な問い。

それが、

『誰の助けが必要ですか?』

『何があれば助けになるのだろうか?』

です。

そう考えてみると、自分の思考が
広がる感じがするのです。

■私も昨日、この質問を受けてみて、

今直面している、
人材開発・組織開発で
ご相談を頂いている案件でも、

これまでの経験と知識では
「これで絶対いける!」と確信しきれない、
そんな案件はままあります。

しかしながら、
少しでもその成功率を上げたい。

どうすればいいかと道筋を定めたい、
というときに、同業の先輩や仲間に
知恵を求めたりすることがあるのです。

その時に、自分の中で見えなかった答えや
道筋が見えることがあるよなあ、

、、、と思ったのでした。

■つい、

「何事も自分がやらなければ」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、
武器は自分以外にもある。

今の自分の中だけではなく、
外にもある。

そして、意外と求めれば
喜んで相談に乗ってくれたり、
提供してくれる人と出会えることもある。

そう思えることは、
自分を少しラクにしてくれるし、

新たな可能性を開くための
大切な姿勢でもある、

そのように思います。

まだまだ発展途上の自分を認めつつ、

誰かに助けを求める
どんな助けがあればよいか考えてみる。

こんなことも重要だろうな、
と思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

==========================
<本日の名言>

人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。
一緒に栽培して、ともに収穫するのです。

ロマン・ロラン(フランスの作家/1866-1944)

==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す