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2737号 2021年8月19日

「自分のスタイルは何か?」と問われて、考えたこと

(本日のお話 1856字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は5件のアポイント。
その他研修企画の準備など。



さて、早速ですが本日のお話です。

先日、コーチングの
ワークショップに参加した際

「自分自身のスタイルは何か?」

というお題について、
自分で考え、話をする機会がありました。

今日はその体験からの気付きと学びを、
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう。

タイトルは、

【「自分のスタイルは何か?」と問われて、考えたこと】

それでは、どうぞ。

■3ヶ月前から、

『オーセンティックリーダーシップ』で有名な
中竹竜二さんのコーチングの実践ワークショップに
参加をしておりました。

そして先日それが最終日を迎えたのですが、
諸々、気付きがございました。

■自分は「学び」が好きで
いろいろなところに誘われては、

「ハイかイエスか喜んで!」

と、顔を出しまくっています。

ただ、学びの環境にいると
「自己認識」というキーワードも
もうええわい!というくらい頻繁に出てきます。

振り返る機会も、
たくさん、たくさんあります。

このメルマガも、
日々の振り返りみたいなものですから

「自己認識も、振り返りも、お腹いっぱい。
ごちそうさま!」

となっている自分もいたのでした。

■、、、なんて言いつつ、

再び問うてみると、
なんだかんだ興味深い気付きが
繰り返しながら訪れるのが不思議です。

その気づきの一つが、
「言葉」に対する気づきでした。

具体的には、

『自分を定義した言葉に”縛られていた”』

という発見です。

■私のお話となり恐縮ですが、
少しお付き合いください。

私(紀藤)はしばしば

「自分自身がどんな人か?」
と周りに聞いてみると、

・毎日メルマガを更新している人
・ランニングとかしている人

という印象が伝わり、

「(割と)頑張っている人」

と認識されることが多いです。

そして、自分もなんだかんだ
暑苦しく頑張っている自分は嫌いではないため、

自分自身で自分のことを定義づけた際に、

「頑張って、成長を楽しむ人」

という表現をしていました。

■しかし、今回のコーチングで
こんなことを言われたのです。

それが

「成長を楽しむ、といいつつ、
やっさん(私のこと)からは、
なんとなく疲弊感を感じますね」

、、、と。

ちょっと、ギョッとしましたが、
同時にギクリとしました。

それはまさに図星だったから。

■そうなのです。

色々やっているけれども、
どこか疲れている自分がいる。

抑圧された自分の感情が
どこかにある気がして、

それを言い当てられたのが

”どこか疲弊感を感じる”

と言うコメントでした。

■振り返って思うと、
私のここ10年は、

「目標を決めて、自分を追い込む」
「仕組みを作って自分を律する」

と言葉や仕組みによって

自分の元来曲がった背骨を
矯正していこうとトライした旅路でした。

元々は(というか今もですが)

「何かしたい」という
純粋な想いは持ちつつも、

基本怠け者であり、
最後の粘りに欠け、

頑張っているが、
本当に頑張っている人ほどは頑張らない

という”適当さ”がある人間です。
(身近な人にはバレてますが)

それを

「頑張って、成長を楽しむ人」

という言葉で矯正してきたのが
今の自分の状態であったな、と。

■言葉というのは、

「大リーグ養成ギブス」

のようなもの、と私は思っています。
(巨人の星のアレ、ですね)

「自分がこうありたい像」を定義して、
それを言葉にして掲げる。

そのことで、現状とのギャップが見えて、
言葉で定義したありたい像に近づく、

という作用が起こります。

※詳しくはこちら↓↓
『未来に杭を打ち立てると、「クリエイティブ・テンション」が発生する』
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9086/

これは大変パワフルで、
自分を意図して作る上で、とても便利です。

■しかし一方、
反作用もあると思っています。

というのは,

『自分を定義した言葉に
”縛られてしまう』

ことも起こりうる、

ということ。

言葉で定義をする前の”素”の自分、
みたいなものがあるとしたとき

それを養成ギブスで固めても、
どこかに”自分らしくない感じ”が出てしまう、、、

そんなイメージ。

そんなものが本当にあるかはわかりませんが、
多分わずかながらでもあるようにも思います。

■その中で、コーチングのシーンで
続けてこんな言葉をもらって、

その気付きは今の自分にとっての
一つの確信になりました。

「ヤスさん(私のこと)は
思ったより「適当な感じ」ですね。

ちなみに「適当」というのは、いい意味で、です。
いいかげん=良い加減っていいますし。

もっと適当なほうが、
人にも愛されるんじゃないかな」

、、、そして、
そう言われたことにより、

”素の自分を受け入れつつ
いい具合で自分を律する”

というバランスが取れたように
ふと感じたのでした。

自分自身に”あそび”をもたせられる言葉で、
自分自身を再定義してみる。

例えば、

「いいかげん(良い加減)に頑張る」

というように。

すると、自分のことを受け止められる
自分らしい言葉の定義になったような
そんな感覚を得たのでした。

■言葉はパワフルです。

「言葉は自分に翼を与えるもの」

であると同時に、

「言葉は、自分を律し、時に縛るもの」
とも感じます。

そして自分の人生は自分のものですから、

自分が自分をより好きになれる、
大切にできて、認められる自分にするために、

言葉で自分を限定せず、
適切に言葉を操っていきたい、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

他人の期待に耳を傾けないことだ。
あなたはあなた自身の人生を生き、
自分自身の期待に応えるべきである。

タイガー・ウッズ(米国のプロゴルファー/1975-)

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