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2813号 2021年11月3日

「気力を保つセイフティネット」を用意する

(本日のお話 2633字/読了時間3分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は滋賀県にて、
コーチングの実践トレーニングでした。



さて、本日のお話です。

個人的な話ですが、
2~3週間ほど前から

「なんだか気力が出ない期」

が続いておりました。

昨日、出張から帰ってきたときも

「最近元気ないよね。溜息多いし」
と妻からも一言。

そして、

「なぜ気力が下がっているのか」

について自分なりに考えてみました。

ということで、今日は

「心を良い状態に保ち、
気力を充実させる」

ために、改めて整理して思ったことを
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、

【「気力を保つセイフティネット」を用意する】

それでは、どうぞ。

■人には
バイオリズムがあります。

・元気なときもあれば
・元気ではないとき

もあります。

季節の変わり目だから
体調崩しやすい、

職場の人間関係が変わって
急にストレスが増えた、

仕事が年末で忙しくなって
余裕がなくなった、

…生きていると
色々ありますよね。

本当に根っから明るく
どんなときもポジティブな人もいますが、

基本、多くの人は、
大なり小なり”気力の波”のようなものが
あるのではないか…

と思います。

■ちなみに、思うにですが

”気力の波”というのは、
何となく訪れるのではなく、

「なにかのスイッチ」

が入ったときに、
訪れやすくなる、と感じております。

そして、そのスイッチをきっかけに

”ネガティブなパターンにハマり、
しばらく抜け出せなくなる”

ということもあろうかと
思うわけです。

■そして、私(紀藤)もそうです。

基本元気だと思っていますが、
最近は明らかに元気不足でした。

なぜか?と考えた時、

”気分の波が下降していくとき”

は特定の条件が整ったときに、
発生すると感じています。



例えば、私の場合はこんな感じ。

<気分が下降する条件>

条件1,同時に複数の
「挑戦度の高いタスク」が発生している

条件2,「締切」が迫り、仕事に追われ始める

条件3,「自分の強み」が発揮しづらい環境にいる

そうして、

息抜きができず、
孤軍奮闘感を感じ、

机にかじりつくものの、
気分に重たさを感じて
なかなか仕事がはかどらず、

どんどん締切が近づき
そして苦しくなってくる…

というパターン。

■こんなことを書くと
私の愚痴のようになってしまいそうですが、

最近新しい仕事で

・研修プロジェクト5つ(いずれも新規開発)
・大学院の宿題3つ

が入っています。

これらは私の強みの分野ではない
プログラム開発や

ロジカルに物事を探求、
じっくり紐解きをしていく、

という行為を伴うものですから、
結構しんどいわけです。

(もちろん、やりますけど)

加えて合計研修が10件あり、
大分カオスな感じになっております。

しかし、クライアントに対しては
最大限貢献できるようにせねば、

それこそ後悔しか残りませんので、
やるしかない、と思い、プレッシャー。

…みたいな感じでしょうか。

(本当にありがたいのです。
がゆえに大変さも感じるわけです)

■しかし、
やることがたくさんあっても

人間、心が健康で
気力が充実していないと

「バリバリやるぞー!」

ともなれないのも事実。

「やっていこうという
気力がみなぎっている」

からこそ、仕事だった何だって
前に進められるのです。

気分がふさぎ込んでいたら、
いくら時間があっても、

鬱々と考え込み、ふさぎ込み、

やるべきこと
も前に進められないものでしょう。

■と、考えると、

「気力を保つ工夫」

を自分の生活に組み込むことが
とても重要だと思います。

そして、それを幾重にも
張り巡らせることで、

常に100点とはいかずとも、
60点以下にはならない、

平均80点くらいの気力は保てる、

としたら、それは望ましいことだ、
と思うわけです。

■そして、以下、
私(紀藤)の場合の、

”気力を保つための行動習慣”

いわば、セイフティネットについて
考えてみました。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<気力を保つためのセイフティネット(紀藤の事例)>

1,「内省系メルマガ」を書く

→内側の感情を吐露し
未来に繋がる学びとして言語化することで、
日々リセットし、ポジティブな気持ちになることができる
(「論文まとめ系メルマガ」では、書いてもポジティブにはならない)

2,「運動」を週2回する

→頭がスッキリする。怠惰な自分に打ち克てている気がして、
自己効力感が高まる。たるんだお腹の肉を減らせている感覚も良い。

3,「今日成し遂げたこと日記」を書く

→どんな小さなことでも、
”今日成し遂げたこと、あるいは感謝したいこと”を3つ書く。
自尊心を高めるための実証されたやり方であり、これを続けると
「なんだかんだ頑張ったよね」と思える

4,出来る限り「前倒し」で活動する

→仕事で追われていても、
なんとかその日のうちに1つでも2つでも粘って進めると、
少しだけ重荷が減る感覚がする。先送りは自分を痛めつける

5,妻とコミュニケーションする

→孤軍奮闘感、孤立感があると、どんどん気持ちが追い込まれていく。
私と妻、お互いにコーチングを勉強しているので、
内面を語り合い、スッキリさせ合う

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

、、、こんな感じでしょうか。

■その他にもありそうですが、

大体上記の内容ができていたら、

”基本、80点以上は保てる”

と感じます。

波はありますが、
その波が抑えられる感じです。

逆に、忙しい条件が整って
それに追われて1~5ができなくなってくると、

どんどん気力の平均点が下がっていき、
そして溜息が増えていくのです。

ちなみに、それらが
最近はできていなかったので

”セイフティネットやぶれかけ”

状態でした。

■と、一例としての、

「気力の波が下がっていく条件」そして、

「気力を保つためのセイフティネット」

をご紹介させていただきました。



ただ思うに、このように
言語化をしてみると、

”自分がネガティブなパターンに
ハマっているときに「自覚的」になれる”

ものです。

加えて、

”リカバリー方法も言語化をすることで
意識して避けられる”

メリットもあります。

それは私のパターンだけではなく、
皆様も同じようなことが言えるのでしょう。

■もちろん、それ以外にも

体調とか、
周囲の環境とか
人間関係の諸々、

色々と抗えない波もありますが、

それでも、何かしらの工夫をして
「気力を充実させる」方向に持っていき、
健やかな毎日を過ごしたいもの。

■私も近日、

気力の波が下がっておりましたが、
改めて出来ていなかった5つのアクションを
抑えて、健やかに日々を過ごしていきたい、

と思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

飲食、睡眠、運動の時間に何も考えず快活なのは、
最良の長寿法のひとつである。

フランシス・ベーコン(イギリスの哲学者・神学者/1561-1626)

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